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両家顔合わせの準備・進行はどうすればいい?準備・進行・マナーやNG行動について徹底解説

2人の間で結婚の意志が固まりお互いの両親への報告が終わったら、次はいよいよ両家の顔合わせですね。結婚は2人が夫婦になるだけでなく、2人の家族が結びつくことでもあります。両家が末永く良好な関係を続けるためには、最初のステップである顔合わせを成功させることが重要です。
顔合わせは結納ほど細かいルールはありませんが、当日の服装や挨拶などのマナーには注意が必要です。事前に調べておかないと恥をかいたり、相手の家族に対して失礼になってしまったりする恐れがあります。
ぬかりなく準備をして、スムーズに顔合わせが進むようにしたいものですね。
ぜひ、基本的なポイントを押さえておきましょう。

 

顔合わせ当日までに準備しておくこと

顔合わせを成功させるためには、まず事前準備をしっかり行うことが大切です。
当日までに決めておくべきことや準備しておくべきことを順番にご紹介します。ひとつずつ確認して当日に備えてください。

どんな顔合わせにしたいか両家の両親に確かめておく

顔合わせは婚約記念品を交換するなど結納に近い食事会もあれば、親睦を深めることに重きを置いた食事会もあり、目的や雰囲気はそれぞれです。
結納に近い形式にするなら婚約記念品や結納金などを用意するケースもあります。親睦を深めるのが1番の目的ならあまり堅苦しくならないように、会場の雰囲気や当日の服装などに気を配りましょう。
結婚に対する考え方は年代や地域、家庭によって違います。まずはお互いの両親の意見や希望を聞いて、どんな顔合わせにしたいかイメージを固めましょう。

顔合わせの日取りを決める

顔合わせのイメージが固まったら、次は両家の都合を聞いて日程を決めますしょう。顔合わせは2人が結婚を決めてから入籍するまでの間に行います。結婚式の日取りやスタイルなどを両親に相談する場でもありますので、結婚式の半年前までに済ませておくのが一般的です。
顔合わせの日取りを決める時は「六曜」の知識を持っていた方が安心です。結婚式の日程を考える時にも役立ちますので、ご存じない方はこの機会に勉強しておきましょう。
暦の上の日付は縁起の良し悪しによって6種類に分けられています。古くから結婚にまつわる行事は「大安」に行うのが好ましく、厄日である「仏滅」はお祝い事を避ける日とされてきました。
どちらかの親が六曜にこだわりを持っていた場合は、できるだけ良いお日柄を選んでください。

顔合わせの会場を予約する

顔合わせの日取りが決まったら、当日の会場を予約しておきます。
会場はできるだけ全員が集まりやすい場所から選びましょう。両家の居住地が離れている場合、中間地点にするか、男性側が女性側の地元に出向くのが一般的です。
会場は料亭やレストランの個室など、顔合わせのイメージに合わせた場所を選ぶといいですね。
結婚式場が決まっていたら、披露宴会場で行うのもひとつの手です。会場の下見や料理の試食も兼ねることができます。

顔合わせの費用分担を決めておく

どんな形式の顔合わせをするにしても、必ずかかる費用は参加者全員の食事代です。誰が負担するかは当日までに決めておいてください。
最近は結婚する2人が両親を招待する形で食事会を行い、2人で費用を出し合うケースが増えています。
どちらか一方の家族が遠方から出向く場合は、交通費や宿泊費も必要です。
お金のことはなかなか話題にしづらいかもしれませんが、揉め事に発展しやすい点でもあります。後々までしこりが残らないように、事前に誰が負担するのかをはっきりさせておきましょう。

手土産は用意するのか確認しておく

顔合わせでは「これからよろしくお願いします」の気持ちを込めて、手土産を贈り合うことがあります。ただし、手土産は必ず用意しなければならないものではありません。
事前に手土産を用意するのか、用意するなら予算はどれくらいにするのかなどを両家で揃えておいてください。
一方の家庭だけが手土産を持参していたり、明らかに値段の差が開いてたりすると、お互いに気まずくなってしまいます。
手土産を用意する場合は相手の好みや持ち運びしやすいかどうか、日持ちするかどうかなどにも気を配りましょう。

当日の服装は両家で差が出ないように注意する

顔合わせ時の服装についても、両家でうまくバランスが取れるように、事前に話し合っておくとベストです。
特に差が生まれやすいのが女性の服装です。
顔合わせ食事会でも結婚する女性が振袖を着るケースはありますが、その場合は相手の家族も服装を揃える必要があります。母親の装いも洋装か和装かは統一しておいた方が無難です。

 

顔合わせにふさわしい服装やマナー

たとえカジュアルな食事会にすると決めたとしても、相手に失礼のないように最低限のマナーは押さえておきましょう。
服装については先ほど少し触れましたが、迷いやすい点ですのでもう少し掘り下げてご紹介します。

顔合わせにふさわしい服装~男性編~

男性はブラックスーツかダークスーツで参加するのが一般的です。いつも仕事で着ているものでも構いませんが、シワやタバコのにおいがついていないものを選んでください。
会場によっては靴を脱いで上がることもあるので、靴下の穴にも注意が必要です。
カジュアルな食事会でも、あまりにラフすぎると印象が悪くなる恐れがあります。ジャケットは羽織るようにし、スニーカーやサンダルで参加するのはやめてください。

顔合わせにふさわしい服装~女性編~

女性の服装はきれいめのワンピースかスーツが一般的です。色味は黒やグレーなどの落ち着いた色やビビッドカラーなど濃い目の色よりも、パステルカラーやベージュなどの柔らかい色味がおすすめです。大きな柄は派手に見える恐れがあるので、無地か細かい柄を選ぶと上品な印象になります。
スカート丈は座った時にも膝が隠れる程度の長さがあった方が安心です。胸元はお辞儀の時にも肌が見えないデザインを選んでください。
素足はマナー違反になりますので、夏場であってもストッキングを着用しましょう。
>> 顔合わせ食事会での服装選びのポイントはこちら

席順にもマナーがある

和風の料亭でも洋風のレストランでも、顔合わせは個室で行うのが一般的です。個室の中で着席する場合、より目上の人が座る「上座」と目下の人が座る「下座」があります。
顔合わせで上座に座るのは、男性側の父親です。その次に女性側の父親が座り、それぞれの母親は父親の隣に座ります。結婚する2人の席はもっとも入り口に近い下座です。

最低限のテーブルマナーを身につけておく

顔合わせは普段はあまり行かないような料亭や高級レストランで行うことが多いです。恥をかかないように最低限のテーブルマナーを身につけておきましょう。
知らずにやってしまいがちなNG行動をご紹介しますので、普段の食事デートの時からお互いにチェックし合ってみてください。

まずは食べ物を口に入れた状態でしゃべらないことです。相手のご両親に何か話しかけられたら「すぐに返事しなくては」と思いがちですが、ものを飲み込んでから落ち着いて答えましょう。
レストランではナプキンの取り扱いに注意してください。間違っても首からかけてはいけません。食事が運ばれてくる前に2つ折にして膝に置いてください。ナプキンは席を外す時には椅子の上に置き、食事が終わって帰る時はテーブルの上に置きます。いずれの場合もきっちり畳むのではなく、軽く畳むのがマナーです。
箸で食べる場合は当然、正しい箸使いができるようにしておきましょう。食事の途中で箸を置く時、茶碗やお皿の上に箸を乗せるのはNGです。必ず箸置きを使ってください。

 

食事会当日の大まかな流れ

顔合わせ当日は親同士が先に出会って気まずくならないよう、早めに会場に到着しておくようにします。両親の土地勘がない場所で行う場合は駅前など分かりやすい場所で集合し、一緒に会場へ行くと安心です。
着席したら、男性本人か男性側の父親が開始の挨拶をします。
挨拶が終わったら、お互いの家族紹介です。まずは男性側、続いて女性側が自分の親をそれぞれ紹介します。仕事や趣味、ちょっとしたエピソードなども添えると、その後の話もはずみますよ。
食事に入る前にひとつイベントを用意しておくと、場が和みやすくなります。一般的なのは
婚約指輪のお披露目です。お酒が入る前に記念写真を撮っておくのも良いですね。
男性側の父親が乾杯の音頭をとり、会食をスタートします。
食事中の話題には結婚式のスタイルや日取りなどの相談も盛り込み、結婚に対する両家の意見をすり合わせておきましょう。
食事が済んだら男性または結婚する2人で締めの挨拶を行ってお開きです。

 

顔合わせの挨拶の文例と注意点

顔合わせ食事会の場で挨拶のタイミングは開会、乾杯、閉会の3回あります。それぞれどのように挨拶するのが良いか文例と注意点をご紹介しますので、参考にして練習しておいてください。

始めの挨拶

開始の挨拶はこの場に集まってもらったことへのお礼と顔合わせの主な目的を盛り込みます。あまり長々と話そうとせずに、シンプルに述べましょう。
例文)
本日は、私たちのためにお集まりいただきましてありがとうございます。
両家の親睦が深まる良い機会になればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

乾杯の音頭

乾杯の挨拶も長々と述べる必要はありません。
例文)
本日は、ゆっくりと食事を楽しんでください。
乾杯。

結びの挨拶

食事会の最後は、さわやかに挨拶をして終わりましょう。顔合わせは結婚準備のスタートでもあります。結婚式や新生活のスタートまでは何かと両親の力を借りる場面もありますので、今後も応援してもらえるように言葉を選んでみてください。
例文)
本日は、どうもありがとうございました。
両家の親睦を深めることができて、大変嬉しく思います。
まだまだ未熟者の2人でご迷惑をかけることもあるかと思いますが、今後もお力添えのほどよろしくお願い致します。

 

顔合わせでやってしまいがちなNG行動や失敗

顔合わせはこれから結婚する2人の家族が初めて対面する場です。しっかり準備したつもりでも、緊張で思わぬ失敗をしてしまうこともあります。
最後に顔合わせで起こりがちな失敗をご紹介しますので、同じ失敗を起こさないようにチェックしておいてください。

お酒を飲みすぎてしまった

顔合わせではお互いに酒を酌み交わすことで親睦を深めたい気持ちも分かりますが、お酒を飲みすぎて酔っ払ってしまわないように気をつけてください。勧められるままに飲んでまっすぐ歩けなくなった、という状態にならないよう自制する必要があります。
両親の酒癖がよくない場合も、事前にお酒を飲みすぎないように注意しておきましょう。

恋人のことをいつもの呼び方で呼んでしまった

どんなにカジュアルな顔合わせであっても、恋人をいつもと同じように呼び捨てで呼んだり、ニックネームで呼んだりするのはNGです。
普段呼び捨てやニックネームで呼び合っているカップルは、場がくだけてきた時にうっかり「〇〇ちゃん」と呼んでしまうかもしれません。相手のご両親の前では必ず「〇〇さん」と敬称をつけて呼ぶように、2人で練習しておきましょう。

会話が続かなくて気まずい空気になってしまった

顔合わせでは両家の両親は初対面で、全員が緊張しています。あまりに沈黙が続くと気まずくなってしまいますので、結婚する2人が積極的に場を盛り上げるように努力してください。
話題は幼少期の楽しい思い出や2人の馴れ初めなど、エピソードトークがおすすめです。2人の出身地が違う場合は、お互いの地元について紹介し合ってもいいですね。

 

まとめ

大切なわが子が結婚する相手とその家族がどんな人柄なのか、気になるのが親心というものです。お互いに良い印象を持てなければ、結婚を祝福する気持ちが薄れてしまうかもしれません。顔合わせでお互いに抱く第一印象は、2人の結婚を円滑に進めるために重要なポイントです。幸せな結婚生活への第一歩になるように、まずは顔合わせを成功させましょう。

 

 

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