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結婚指輪に人気のピンクゴールドとは?イエロー、ホワイトゴールドとの違いを徹底解説

ゴールドの結婚指輪は高級感があり、普段着にも合わせやすいので人気があります。イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドの3種類から好みに合わせて色味を選べるのも嬉しいですよね。

「ゴールドはちょっと派手かも」「定番のシルバー以外で指輪を探している」という方にはピンクゴールドがすすめです。肌馴染みが良く優しい雰囲気で、特に女性に人気があります。

今回はピンクゴールドの特徴やピンク色の秘密に迫ります。気になる耐久性やパーソナルカラー別の相性などもご紹介しますので、指輪選びの参考にしてくださいね。

ゴールドの色味は混ぜる金属によって変化する

ゴールドは加工がしやすい柔軟性が特徴ですが、純度が高いと強度が落ちてしまいます。結婚指輪など長期間身に着けるジュエリーには、耐久性を上げるために他の金属を混ぜ合わせた合金を使うのが一般的です。

純金や18金という言葉を聞いたことはありませんか?
金の純度は24分率で表すので、24金は純金のことです。18金は75%が金で残りの25%は他の金属が混ざっています。混ぜ合わせる金属は「割金」と呼び、主に銀・銅・パラジウムの3種類です。
割金の種類や含有量を変えることで色味が変化し、同じゴールドでも異なる色味を出せるようになっています。
まずはピンクゴールドの優しい色の正体とイエロー・ホワイトとの違いをご紹介します。

ピンクゴールドの特徴

ピンクゴールドは純金に銀と銅が配合されています。
イエローゴールドの割金も銀と銅ですが、ピンクゴールドは銅の割合が高いのが特徴です。
銅の比率が上がると赤みが増し、銀白色の銀と混ざることで優しいピンク色になります。金や割金の含有量によってもピンクの色合いが変化し、淡い色にも深みのある濃い色にもなるのです。

イエローゴールドの特徴

イエローゴールドは純金に銀と銅がほぼ同じ割合で配合されています。3種類のゴールドの中で最も黄色みが強く、華やかなカラーです。
金の比率が高いほど黄色みが強く、エネルギッシュな印象になります。金の比率が低いと優しい雰囲気の色合いに変化します。

ホワイトゴールドの特徴

ホワイトゴールドは純金に銀とパラジウムが配合されています。
ピンクゴールドとイエローゴールドには純金の黄色みが残っていますが、ホワイトゴールドはプラチナに近い銀白色です。銀とパラジウムはどちらも白い金属なので、白っぽい色味に変化します。さらに表面にロジウムコーティングを施すことで、
白く美しい輝きが生まれるのです。

意外と頑丈!ピンクゴールドの耐久性

ピンクゴールドは3種類のゴールドの中で最も柔らかい雰囲気が魅力ですが、見た目の印象から「耐久性は他のゴールドに劣るのでは」と思われがちです。結婚指輪の素材に選ぶなら、傷や変形に強い方がいいですよね。

意外にもピンクゴールドはイエロー・ホワイトよりも耐久性が高いカラーです。
先ほど純金に混ぜる割金についてご説明しましたが、割金に使われる主な金属を耐久性の高い順に並べると、1番目が銅、次いでパラジウム、銀の順になります。
ピンクゴールドは銅の含有率が高いのが特徴です。つまり、耐久性の高い割金が多く使われているため、他のゴールドに比べて傷や変形に強い金属であると言えます。

ピンクゴールドが変色する原因と使用上の注意

ピンクゴールドは長年使い続けていると変色してしまいます。
変色する原因と使用上の注意を知り、少しでも長く美しさを保てるようにしましょう。

変色するのは割金の化学反応が原因

純金は他の物質と反応しないため、長く使い続けても酸化やサビが起こりません。
しかし、ピンクゴールドの割金に使われている銀と銅は、硫黄・油分・酸素などと化学反応を起こしやすい金属です。特に銅は黒ずみやすいため、経年劣化によってピンクゴールドが茶色っぽく変化します。
油分は皮脂や化粧品、食べ物などによって指輪に付着します。硫黄は温泉や入浴剤に含まれていることがあるので注意が必要で、ピンクゴールドの指輪を着けたままお湯に浸かると、すぐに黒ずんでしまいます。
酸素は空気に含まれているので、だんだん酸化していくのは避けられません。ですが最近は酸化防止加工を施したジュエリーも増えていますので、以前よりは酸化が起こりにくくなっています。

「色が薄くなった」と感じるのは細かい傷が原因

化学反応による変色は茶色っぽくなりますが、「色が薄くなった」と感じた場合は細かい傷が原因の可能性が高いです。指輪の表面にたくさん傷がつくと光が乱反射し、色が薄くなったように見えます。
ピンクゴールドは耐久性に優れたゴールドですが、着用しているうちに細かい傷がつくのは避けられません。

一部だけ色が剥げるのはメッキの剥がれが原因

指輪の一部だけ色が剥げてしまった場合は、メッキの剥がれが原因です。
ピンクゴールドの中にはニッケルなどの金属を下地にし、上からメッキ加工を施している物もあります。表面のピンクゴールドが傷ついて剥がれると、下地の色が露出してしまうのです。

ピンクゴールドの使用上の注意

ピンクゴールドの変色や細かい傷を完全に防ぐことはできませんが、使用する時に少し気をつけるだけで劣化を抑えることができます。
まず注意していただきたいのが油分です。前述した通り、油分は銀や銅と化学反応を起こし変色の原因になります。指輪には気をつけていても手の皮脂や化粧品などが付着してしまうものですから、使用後は柔らかい布などで油分を拭き取る習慣をつけましょう。

硫黄によってすぐに変色してしまうため、お風呂や温泉に入る時は必ず指輪を外してください。うっかり外し忘れた場合は、入浴後すぐに水分を拭き取りましょう。
家事や仕事をする時に硬い物を扱ったり、重い物を持ち上げたりすることが多い場合は、指輪を外してください。他の物と接触が多いと傷の原因になります。

ピンクゴールドの輝きを取り戻す!お手入れとメンテナンス

ピンクゴールドの美しい色が失われてしまったら悲しいですよね。しかし、お手入れやメンテナンスによって輝きを取り戻すことができます。自宅で簡単にできる方法もご紹介しますので、変色してしまった時のために覚えておいてください。

変色は中性洗剤とぬるま湯で元通りになるかも

酸素や油分、硫黄などでピンクゴールドが黒ずんでしまった場合は、自宅での簡単なお手入れで元通りになる場合があります。黒ずみの正体は化学反応によって発生した酸化物ですが、中性洗剤とぬるま湯で落とすことができるのです。

中性洗剤と溶かしたぬるま湯にピンクゴールドの指輪を入れ、5~10分間浸け置きしてください。最後に柔らかい布で優しく拭き取れば、汚れの一種である酸化物を取り除くことができます。
ただし、指輪に宝石が埋め込まれている場合は注意が必要です。ダイヤモンドやルビーなどは問題ありませんが、トルコ石やエメラルドなど中性洗剤に弱い宝石もあります。

細かい傷やメッキの剥がれはプロにお任せ

細かい傷やメッキの剥がれはジュエリーショップか修理専門店にお任せしましょう。市販の研磨剤やクロスなどを使うと、かえって傷つけてしまう場合があります。
まずは指輪を購入したお店に相談してみてください。

金属アレルギーでもピンクゴールドの指輪は着けられる?

ピンクゴールドはアレルギーになりにくい金がメインで使用されていますが、人によってはアレルギー反応が出ることも。
ピンクゴールドの指輪で金属アレルギーが起こる原因を2つご紹介します。

ひとつは割金に使われている銅です。ピンクゴールドの優しい色は銅の含有率が高いことで生み出されますが、銅は金属アレルギーが起きる可能性があります。
赤みが強いほど銅の含有率が高いため、金属アレルギーの心配がある方はパッチテストなどをおすすめします。

もうひとつはニッケルです。メッキ加工が施された指輪は下地にニッケルが使われている場合があります。ニッケルは金属アレルギーが起こりやすい金属で、金属アレルギーの方向けに「ニッケルフリー」と表記されたジュエリーが販売されているほどです。メッキ加工の指輪を選ぶ場合はニッケルが使われていない物を選びましょう。

パーソナルカラー別ピンクゴールドとの相性

ピンクゴールドは肌馴染みの良いカラーと言われていますが、肌の色は人それぞれです。
自分の肌にピンクゴールドが似合うかどうか気になりますよね。
最後にパーソナルカラー別にピンクゴールドとの相性をご紹介します。

パーソナルカラーとは

パーソナルカラーは持って生まれた体の色と調和し魅力を引き出してくれる色、つまり似合う色のことです。服やコスメを購入する時の参考にする方が多いですが、ジュエリーを選ぶ時にも役立ちます。
肌や髪、瞳などの色は大きく2種類に分けられます。黄色みが強い方は「イエローベース」、青みが強い方は「ブルーベース」です。さらに彩度や明るさなどによって春・夏・秋・冬のタイプに分類され、イエローベースには春・秋、ブルーベースには夏・冬が含まれています。
パーソナルカラーはカラーサロンで診断してもらうほか、ネット上の無料診断で調べることもできます。この機会に自分のパーソナルカラーを把握しておきましょう。

ピンクゴールドが似合うのはブルーベース(夏・冬)

ブルーベースの方は肌にピンク色を持っているため、ピンクゴールドとの相性はバッチリです。赤みのあるピンクゴールドは肌の血色を良く見せる効果があるので、青みを帯びたブルーベースの肌を美しく見せてくれます。

イエローベース(春・秋)に似合うピンクゴールドもある

イエローベースの方もピンクゴールドが全く似合わないわけではありません。
ピンクゴールドはブランドや商品によって色合いが異なり、黄色みが強い物や淡い色の物などさまざまです。黄色みが強く明るい色合いのピンクゴールドなら、春タイプの黄色みを帯びた明るい肌と良く馴染みます。
深みのある濃いめのピンクゴールドであれば、秋タイプの黄色みが強い肌にもぴったりです。
ピンクゴールドの色合いによってしっくりくる物とそうでない物がありますので、店頭で試着して比べてみてください。

まとめ

ピンクは幸せや愛を象徴する色と言われ、身に着けていると気分を明るくしてくれます。
そんなピンク色をまとったピンクゴールドは、夫婦が永遠の愛を誓う結婚指輪にぴったりのカラーです。柔らかい雰囲気を持ちながら強度が高く、お手入れ次第で美しい輝きを保つことができます。
これから結婚指輪を選ぶ方はぜひ候補に入れてくださいね。

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