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顔合わせの手土産にのしは必要?おすすめお菓子や渡し方のマナー

顔合わせや結納は結婚する2人の家族が初めて顔を合わせる場です。これから良い関係を築いていくためには第一印象が重要になります。少しでも良い印象を持ってもらえるように、マナーをしっかりチェックしておきましょう。今回は顔合わせや結納における手土産のマナーをご紹介します。手土産の必要性や選び方、避けるべき品物などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

顔合わせ・結納に手土産は持参するべき?

顔合わせや結納で相手のご家族と集まる際には、手土産を持参しましょう。特に男性側が女性宅に訪問して行う「正式結納」では必ず用意しなければなりません。
一方、顔合わせや料亭などで行う「略式結納」では、手土産は不要とする意見もあります。片方の家だけが手土産を用意してしまうと気まずい雰囲気になってしまうので、手土産を用意するかどうかは事前に相談しておきましょう。

顔合わせ・結納におすすめの手土産5選

顔合わせや結納は誰しも経験のないことですから、どんな手土産を持参すればいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、おすすめの手土産を5つご紹介しますので参考にしてください。

出身地の銘菓・名産品

2人の出身地が離れている場合は、お互いに地元の銘菓や名産品を持参するのがおすすめです。
顔合わせや結納はお互いに緊張しているものですから、始まってすぐは話題に困る場合があります。そんな時に地元の銘菓や名産品が役立つのです。地元の特色を表わす手土産を持参していれば、話のきっかけになります。生まれ育った土地の話は広げやすく、お互いに興味を持ちやすい話題です。地元ならではの品物を交換することで、お互いの故郷に対してより親しみを感じられるようになるでしょう。

どら焼きや最中(もなか)などの和菓子

相手が甘いもの好きで特に和菓子が好きなら、どら焼きや最中がおすすめです。少し地味な印象があるかもしれませんが、どちらも縁起が良いお菓子です。どら焼きと最中は2つの生地がぴったり重なり合う様子が夫婦円満を連想させるとして、顔合わせや結納の席で喜ばれます。

バウムクーヘンやポルボロンなどの洋菓子

相手が洋菓子派ならバウムクーヘンやポルボロンがおすすめです。
バウムクーヘンは断面が木の年輪に似ていることから、夫婦が年々幸せを重ねていくことをイメージさせてくれます。結婚式の引き菓子にもよく選ばれている定番の縁起物です。

ポルボロンはスペインの伝統的な焼き菓子で「幸せを呼ぶお菓子」と呼ばれています。口に入れるとすぐにほろほろと崩れるポルボロンが溶けてなくなる前に、「ポルボロン」と3回唱えると幸せが訪れると言われているそうです。素朴な味わいで食べやすいお菓子なので、年配の方にも喜ばれます。

コーヒーやお茶のギフト

甘いものをあまり食べないという方にはコーヒーやお茶のギフトがおすすめです。毎日家で飲む方も多く、来客の際にも振る舞えるものなので、いくらあっても困りません。普段自分では買わないような高級感のあるものを選ぶと喜ばれます。
ただし、コーヒーやお茶のギフトは用途が広いため、香典返しなどの弔事に使われるイメージを持っている方もいます。顔合わせや結納の手土産にする時は、おめでたい席にふさわしい華やかなパッケージを選びましょう。

地元のお酒

相手のご家族がお酒好きなら地元のお酒がおすすめです。先ほどご紹介した銘菓や名産品と同じく、自分の故郷を紹介するきっかけになります。
地酒はその土地でしか手に入らない貴重なものも多く、お酒好きの方には大変喜ばれるはずです。最近は日本酒だけでなく、地ビール(クラフトビール)も人気があります。相手が日本酒好きかビール好きかもリサーチしておきましょう。

顔合わせ・結納の手土産には避けるべき品物

顔合わせや結納の手土産を選ぶ際は、相手の好みに合っているかどうかはもちろん、縁起の良し悪しや持ち帰りやすさなども考えなければなりません。以下でご紹介する品物は、顔合わせ・結納の場には相応しくないといわれているので、避けるようにしましょう。

ようかんやカステラなど切り分けて食べるお菓子

ようかんやカステラは1本の長いお菓子なので「末永いお付き合いを」という意味になり、縁起が良いとする説もあります。一方で食べる時に切り分ける必要があるため、「縁が切れる」ことをイメージさせるとして嫌われる可能性もあるのです。
相手の大好物であるなど、どうしても持参する場合は最初から切り分けてある商品を選んでください。

おせんべい

おせんべいは日持ちがよく常温で保存できるため、お中元やお歳暮などでは定番のギフトです。しかし、結婚に関する行事では「2人の仲が割れる」というネガティブなイメージになります。おせんべいもようかんやカステラと同じく、相手の大好物である場合を除いて避けた方が無難です。

日持ちのしない食べ物

顔合わせや結納に限らず、賞味期限の短い手土産は避けましょう。日持ちのしない食べ物は急いで食べなければならず、相手に迷惑をかけてしまいます。最低でも1週間以上は賞味期限があるものを選んでください。

重い・かさばるもの

顔合わせや結納を相手の自宅で行う場合を除き、手土産は持ち帰りやすいかどうかも考えて選ぶことが大切です。あまりに重いものやかさばるものは持ち運びに苦労するため、当然相手に嫌がられてしまいます。

手土産の数にも決まりがある?

例えば、結婚式のご祝儀は3万円や5万円を用意するのが一般的です。偶数は「割れる数」であることから、慶事では避けるべきとされています。
顔合わせや結納の手土産を用意する時も、「割れない数」である奇数を意識してください。ただし、「9」は「苦」を連想させるのでNGです。

なお、偶数の中でも「8」は縁起の良い数と言われています。漢字で書くと「八」になり末広がりを表しているとして、おめでたい場にも使える吉数なのです。

手土産の相場は?

顔合わせや結納に持参する手土産の相場は、3000~5000円と言われています。用意する側の負担が少なく、もらう側も恐縮せずに受け取りやすい価格帯です。張り切って高価なものを用意すると、かえって相手に気を遣わせてしまうので注意しましょう。また、両家で手土産の価格に差が出ると気まずくなる可能性があるので、事前に打ち合わせしておくことも大切です。

手土産にはのしを付けるのがおすすめ

手土産にはのしを付けるのがおすすめ

顔合わせや結納は2人の家族が初めて正式に対面する席ですから、たとえカジュアルなスタイルで行う場合でも普段の食事会とは異なります。「正式な挨拶」という意味を込めて、手土産にはのしを付けるのがおすすめです。

ちなみに、のしとは品物の周りに付ける紙のことではなく、紙に付けられている小さな飾り(のし飾り)の中心にある黄色い部分のことです。のし飾りはあわびをのして干した「のしあわび」を紙で包んだものを模しています。のしあわびが不老長寿の妙薬として珍重されていたことから、お祝い事の贈り物に付けられます。つまり、のしを付けることは家族みんなが歓迎しているという気持ちを表すことにもつながるのです。

手土産に付けるべきのしの種類

手土産に付けるべきのしの種類

のし飾りが付いた紙には、紅白の水引が「蝶結び」になったものと「結び切り」になったものがあります。品物に付ける紙には紅白の水引だけのものもあるため、顔合わせや結納の手土産にはのし飾りが付いていることを確認して付けるようにします。

2種類ののし紙は、どんなお祝い事に使う品物かによって使い分けなければなりません。蝶結びは何度もほどいて結び直せるため、何度も繰り返してよいお祝い事に使います。
一方、結び切りは結び目が簡単にはほどけないため、1度きりにしたいお祝い事に用いられます。

顔合わせや結納の際に渡す手土産は「これからも何度も渡す可能性があるから蝶結びでは?」と思う方もいるかもしれません。一般的に両家の顔合わせや結納は結婚の承諾を得た上で行うものなので、1度きりにしたいお祝い事と考えます。そのため、のし紙は水引が紅白の結び切りになっているものを選びましょう。

のしの表書きは?

のしの表書きは?

顔合わせや結納の手土産に付けるのしの表書きは、どのような形で行うかによって異なります。顔合わせと結納を同時に行うのであれば、水引の上に「壽」や「寿」、下に苗字を書きます。単に両家が揃って食事をするだけであれば、「壽」や「寿」でなく「御挨拶」としても大丈夫です。
表書きは濃い色の墨を使ってはっきり書きます。もちろん、表書きが印刷であっても問題はありません。

まとめ

yuino

顔合わせの手土産は両家が打ち解けるきっかけにしたいものですが、品物やのしのマナーを守らないともめる原因になることもあります。たかが手土産とは思わず、細かいところまで気を配りましょう。
結婚は2人だけの問題では済まない部分があります。自分たちが結婚することで家同士の付き合いも始まるということをよく考え、お互いに好印象を抱けるような手土産を用意しましょう。

 

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