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妊娠をきっかけのひとつとして夫婦になることを「できちゃった婚」と呼ぶことがあります。「授かり婚」ともいわれていて、近年増えている結婚のきっかけのひとつです。
できちゃった婚の場合、出産までに入籍を済ませるカップルが多い傾向にあるようです。そのため、妊婦さんの体調を考慮しつつ両親への挨拶や職場への報告、入籍などをスピーディーに行わなくてはなりません。
そこで今回は、できちゃった婚のメリット・デメリットをはじめ、理想的なスケジュールと必要な手続き、両親への挨拶を成功させるポイントなどをご紹介します。
できちゃった婚を希望している方やすでに妊娠していて今後のスケジュールについて悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。
できちゃった婚とは、未婚の状態の2人が子どもを授かったことをきっかけに結婚することを指します。一般的な順序としては婚約・結婚を経て子どもを授かるものですが、子どもが先にできて結婚する流れになることから「できちゃった婚」と呼ばれています。「授かり婚」「おめでた婚」と呼ばれることもあるようです。
昔は「できちゃった婚」というと年配の方からの印象があまりよくない傾向にありましたが、最近は結婚のひとつのタイミングとして理解されるようになってきました。
令和3年度の「出生に関する統計」によると、「結婚期間が妊娠期間より短い出生」をできちゃった婚と考えた場合、調査を始めた平成7年からずっと20%超えが続いており、平成29年あたりから18〜19%になっています。このことから、約5組に1組のカップルができちゃった婚であることがわかります。
では、できちゃった婚にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
できちゃった婚はネガティブな印象を持たれることもありますが、以下のメリットが得られることを考えると、ネガティブなことばかりではないことがわかります。できちゃった婚のメリットは以下の通りです。
できちゃった婚では「出産までに入籍したい」というカップルが多いため、結婚までの期間が短くなるというメリットがあります。
妊娠していない場合、お互いに結婚の意思はあっても「タイミングが掴めず結婚の話が進まない……」ということも。しかし、できちゃった婚は出産までの期間が決まっているため、スピード感を持って入籍まで一気に済ませることができるのです。
結婚だけでも充分に幸せを感じますが、できちゃった婚なら子どもも生まれるためさらに幸せが増えることに。出産や子育てを経て家族としての絆が深まるだけでなく、さらなる幸せを感じることでしょう。
一方、できちゃった婚には以下のようなデメリットもあります。
結婚したら新婚旅行をしたり、2人でデートへ出かけたりしたいもの。しかし、できちゃった婚ではお腹の中の赤ちゃんを中心に考える必要があります。出産や子育てにかかる費用を考えると新婚旅行を諦めたり、体調によっては出かけるのが難しかったりすることもあるでしょう。なかには、金銭的な事情から婚約指輪や結婚指輪の購入を後回しにしなくてはいけないこともあるようです。
このように、「もっと2人の時間を過ごしたい」と考える方にとっては、デメリットといえるかもしれません。
昔から一定の割合でできちゃった婚のカップルがいるとはいえ、「順番が逆だ」とネガティブな意見があるのも事実です。2人が望んで子どもを授かったとしても、ネガティブな声があるかもしれません。しかし、2人の気持ちが通じ合っていれば、それほど周囲の声を気にする必要はないでしょう。
できちゃった婚であってもそうでなくても、「結婚して子どもが生まれる」ということは本来おめでたいものです。周囲に心配されることもありますが、2人が幸せそうにしていれば次第に祝福してくれるようになるでしょう。そのためにも、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
できちゃった婚であることに対して周囲からどれだけネガティブな言葉をかけられても、「家族が増える」「結婚する」というのはおめでたいことです。先述した通り、2人が幸せそうにしていれば周囲は認めてくれるようになる可能性があるので、とにかく前向きにとらえることが大切です。ネガティブなことは考えず、前向きに考えるようにしましょう。
できちゃった婚は妊娠・結婚・出産と展開が早くなるため、お互いに不安な気持ちになることがあるようです。とくに女性は、妊娠によるホルモンバランスの変化で不安が大きくなりやすい傾向にあります。不安を溜め込むと体調に現れることもあるので、小さなことでも2人で話し合うことが大切です。
妊娠中はできないことや子どもが生まれるとできないことなどもありますが、できる範囲で2人の希望を叶えることも大切です。諦めると将来的に後悔することもあるため、妊婦さんの体調や金銭面を考慮しつつ、できるだけ叶える方向で考えるようにしましょう。
たとえば、新婚旅行に行けなかった場合は子どもが生まれて落ち着いたら3人で旅行へ行く、婚約指輪を購入できなかった場合は生活が落ち着いてから購入するというのも素敵です。
できちゃった婚で結婚式を挙げる場合は、お腹の赤ちゃんと妊婦さんの体に無理のないスケジュール作りが必要です。
妊娠中の体は非常にデリケートです。とくに妊娠初期は精神的に不安定になったり、つわりに苦しめられたりするケースは少なくありません。
結婚に向けてやるべき準備や必要な手続きをこなすために、理想的なスケジュールをご紹介します。
前述しましたが、まずは両親の承諾を得るためにもなるべく早い時期に挨拶へ伺いましょう。そして、妊婦さんの体調がよい日を選んで 両家の顔合わせを済ませてください。
顔合わせの場では、結婚式の有無や日取りなどについて両家の意見をすり合わせておきましょう。
さらに、出産をする産院を決めることも重要です。2人で相談してどこで産むのかを決めておきましょう。もし里帰り出産をする場合は、里帰りするまで通う産院と実際に産む産院を探して予約する必要があります。
なお、結納のやり方については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。
仕事をしている方は職場への報告も忘れてはいけません。
妊娠中の女性は体調を崩しやすく、控えたほうがよい作業もあります。産休や育休で仕事を離れる間、仕事の引き継ぎや割り振りを考える必要もあるので、直属の上司には早めに報告しましょう。
両親や職場への報告を済ませたら、婚姻届を提出しましょう。入籍の有無は母子手帳の交付手続きにも関係します。
母子手帳は役所や保健センターの窓口で妊娠届出書を提出すると交付されます。妊娠届出書は産婦人科で発行してもらう書類です。だいたい妊娠9週目の診察で胎児の心拍が確認されてから「母子手帳をもらってきてください」と渡されます。
母子手帳は入籍前でも新姓でもらえる場合が多いですが、自治体によっては旧姓を記入されることもあるようです。入籍後に書き替えても、修正の跡が残ってしまいます。
入籍は可能な限り母子手帳の交付前に済ませておくのがスムーズです。母子手帳は妊娠11週目頃には産婦人科の健診で必要になるため、あまり時間はありません。
このほか、婚姻届を提出して姓が変わる方は、運転免許証や銀行口座などの名義変更も行う必要があります。赤ちゃんが生まれるとしばらくは外出が難しくなるため、体調が落ち着いたら少しずつ名義変更手続きを行っていくとよいでしょう。
なお、できちゃった婚の入籍時期については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。
はやめの入籍が吉!授かり婚のベストな入籍時期と結婚準備中にやるべきこと
結婚式を挙げる場合はまず、出産前にするのか出産後にするのかを決めなければなりません。
出産前に結婚式を挙げる場合には、妊婦の体調を最優先に考えましょう。安定期と呼ばれる妊娠5カ月目から7カ月目くらいの妊娠中期に行うのがおすすめですが、結婚式まであまり時間がないため、顔合わせが終わったら迅速に式場を検討・決定し、予約をしておきましょう。
挙式時に交換する指輪も早めに探しておくことも大切です。ただし、妊娠中は指がむくみやすく指輪のサイズが変わってしまうことがあります。挙式で交換する指輪は結婚の記念用に購入し、産後に再度購入する方もいます。アフターサービスで指輪のサイズ直しができるお店もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
通常、結婚準備は女性が主体となって行う場合が多いですが、妊娠初期の女性は安静を心がける必要があります。女性があまり動けない分、男性が中心となって準備を進めるようにしてください。
なお、結婚指輪の前に知っておきたいことや婚約指輪を購入するタイミングなどについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。
授かり婚では指のむくみに要注意!結婚指輪購入前に知っておくべきこと
授かり婚(デキ婚)のとき婚約指輪は必要?購入のタイミングとは?
ベビーリングは家族の愛のかたち!選び方・贈るタイミングを知ろう
前述しましたが、出産前に結婚式を挙げるなら安定期に入った5カ月目以降が安心です。妊娠初期に比べて流産のリスクが低くなり、ほとんどの方はつわりが治まっています。
お腹が大きくなってくると着られるドレスが限られてしまうので、7カ月目までに結婚式を挙げるのがおすすめです。
赤ちゃんが生まれてくる前に家族で一緒に暮らせる環境を整えましょう。
家選びは予算や立地などさまざまな条件を考慮しなければなりませんので、あまり焦って決めようとしてもうまくいきません。良い物件が見つからない場合は無理に決めようとせず、出産後落ち着いてから新居を探しましょう。
新居へ引越す場合は、女性の体に負担がかからないように男性がリードして準備を進めてください。
できちゃった婚を心から祝ってもらうためには、丁寧に手順を踏んで準備を進めていくことが大切です。2人の間で結婚の意思が固まったら、まずは両親へ挨拶に行きましょう。以下では、できちゃった婚の結婚挨拶を成功させるポイントをまとめました。
結婚前の妊娠は両親に報告しづらいかもしれませんが、ためらっている時間はありません。出産前に結婚式を挙げるつもりなら、時間はかなり限られます。妊娠中の女性がストレスを抱えすぎるのはよくないため、結婚を決めたら早めに両親にも報告しましょう。
両親への報告の順番としては、まずは女性の両親に挨拶し、次に男性の両親に報告をするのが一般的です。
年配の方ができちゃった婚にネガティブなイメージを抱く理由は、「子どもができたから仕方がなく結婚するのだ」と思う傾向にあるからです。結婚の意思もなく妊娠したと思われると、印象が悪くなってしまいます。
両親にできちゃった婚を報告する際は、もとから結婚の意思があったことを伝えるのがおすすめです。その上で、順番が逆になってしまったことを謝罪し、結婚に対する真剣な想いを伝えてください。
できちゃった婚の場合、両親から反対されることもあるでしょう。わが子を大切に思うからこそ、結婚前の妊娠は受け入れがたいという親御さんもいらっしゃるのです。
もし反対されてしまった場合は、その日は一度帰宅して、後日あらためて挨拶へ伺うのがおすすめです。決して感情的に反論したり、開き直ったりしてはいけません。
孫の誕生はご両親にとっても大きな喜びになるはずなので、いつかはきっと認めてもらえるはずです。
結婚の承諾が得られたら、両家の顔合わせついて相談しておきましょう。できちゃった婚であまり時間がない場合も、顔合わせは必ず行ってください。とくに出産前後は両親の手助けが必要な場面も多くなるため、両家の親睦を深めておくことが大切です。近々顔合わせの場を持ちたいことを伝えておき、早めにスケジュールを組みましょう。
なお、できちゃった婚を両親にうまく報告するコツや周囲への報告のポイントなどは、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。
授かり婚・できちゃった結婚を両親に上手く報告するコツとは?タイミングやポイントをご紹介
結婚が決まったら式を挙げて「親しい友人や家族、お世話になっている人たちから祝福してもらいたい」と願う方は少なくないことでしょう。しかし、結婚を決める前に妊娠が発覚した場合、結婚式を挙げるべきかどうか迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
できちゃった婚でも、結婚・妊娠・出産はおめでたいものです。世間体を気にして後悔するよりも、結婚式を挙げたい気持ちがあるかどうかを大切にするようにしましょう。
出産前なら2人の思い出を増やすことができますし、出産後なら赤ちゃんも含めて家族の思い出にすることができます。どちらもメリット・デメリットがあるため、出産までのスケジュールや費用面などを考慮して、2人で決めることが大切です。
まずは出産前に結婚式を挙げるメリットをご紹介します。
出産前に結婚式を挙げるメリットとして、「結婚式の準備が進めやすい」「結婚と一緒に妊娠も祝福してもらえる」「マタニティプランが利用できる」などが挙げられます。
出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなり、結婚式の準備が思うように進まないことも。出産前なら妊婦の体調を考慮しながらではありますが、比較的スムーズに結婚式の準備が進められるでしょう。また、結婚と併せて妊娠についても祝福してもらうことができます。
このほか、結婚式場によってはマタニティプランを用意しているところもあるので、お得に結婚式を挙げられる可能性もあるでしょう。
出産前に結婚式を挙げるデメリットとして、「準備期間が短い」「ドレスの選択肢が限られる」「挙式や披露宴の途中で体調が悪くなることもある」などが挙げられます。
通常は何カ月もかけて結婚式の準備を行いますが、できちゃった婚の場合は出産までの期間が限られているため、準備期間が短くなります。さらに、お腹を締め付けることができないため、ドレスの選択肢も少なくなる傾向にあります。もし結婚式まで順調に進められたとしても、挙式や披露宴の途中で体調が悪くなる可能性もあるでしょう。
出産前に結婚式を挙げる場合は、理想の結婚式にすることができなかったり、後悔が残ったりすることもあるということは覚えておきましょう。
結婚式を出産後に挙げるメリットは次のような点があります。
出産後に結婚式を挙げるメリットとして、「ドレスの選択肢が広がる」「赤ちゃんをお披露目できる」「準備期間に余裕ができる」などが挙げられます。
出産後ならお腹を締め付けても問題ないため、出産前よりもドレスの選択肢が広がり、理想のウェディングドレスを着ることができるでしょう。さらに、結婚式に来てくれたゲストに赤ちゃんをお披露目することもできます。
赤ちゃんのお世話をしながらの準備にはなりますが、準備期間に余裕ができるのもメリットのひとつです。
出産後に結婚式を挙げるデメリットとしては、「育児をしながらの準備になる」「当日に子どもが体調を崩すこともある」「産後の体型戻しが大変」などが挙げられます。
出産後は赤ちゃんのお世話をしながら準備を行うことになるため、大変だと感じることもあるでしょう。せっかく時間をかけて準備したものの、結婚式当日に子どもが体調を崩すことも考えられます。
さらに、ドレスを美しく着こなすために、育児や結婚式の準備を進めながら体型戻しをしたいという方もいるかもしれません。
しかし、出産後は育児をしながら結婚式の準備を行わなければいけないため、時間的・身体的に負担がかかることもあるということは、覚えておくとよいでしょう。
なお、できちゃった婚で結婚式を挙げたいとお考えの方は、ウエディング計画や費用についてご紹介している以下の記事も併せてご確認ください。
授かり婚で当面必要になる費用は?出産や結婚式、子育て費用などを調査
できちゃった婚は予期せぬ妊娠がきっかけになることも多く、最初は戸惑いや不安でいっぱいになるかもしれません。周りの方の反応もさまざまでしょう。
しかし、妊娠と結婚はどちらも喜ばしいことです。まずは両親や職場への報告など、やるべきことをひとつずつ丁寧に進めてください。そうすればきっと周りの方にも祝福してもらえるでしょう。
妊婦とお腹の中にいる赤ちゃんの健康を1番に考えながら、結婚・出産に向けて準備をすることで2人の絆はより固いものになるはずです。
なお、できちゃった婚のメリット・デメリットについては、以下の記事でご紹介しています。併せてご確認ください。
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