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Diamond
ダイヤモンドのリングには刻印が付きものです。刻印には台座である金属の種類や質を表すもの以外に、宝石についての内容を記しているものもあります。エンゲージリングやマリッジリングのダイヤのクオリティだけでなく、信頼性も刻んでいる刻印の意味を知っておきましょう。
ダイヤモンドリングには、カラット刻印がされていることが多いです。カラットは重さの単位で、1カラットは0.2gです。カラットは、もともとはイナゴマメのことで、乾燥させると1粒1粒の重さが約0.2gとほぼ均等の重量になります。そこで、宝石の重さを計るのに使われていたという歴史があるのです。このカラット刻印は、リングの裏側など目立たないところに刻まれます。ダイヤの重さを表すだけでなく、イミテーションではない天然ものであるという意味も込められ、万一鑑定書をなくしたときにもダイヤのカラット数がわかるようになっているのです。
リングに付いている石はひとつとは限りません。いくつもの宝石で構成されているジュエリーもよくあります。宝石が複数ある場合、メインとなる石を中石、それ以外は脇石と呼びます。
カラット刻印で最初に刻まれているのは中石のカラット数で、その次が脇石のものとなります。中石部分はメイン石単独のカラット数が記載されますが、脇石部分は脇石すべての合計の重さが記されます。脇石が少なくても多くても、脇石のカラット数は合計重量のみとなるのです。また刻印は、カラット数以外の事柄を示していることもあります。宝石の種類が複数だと、ダイヤモンドならD、ルビーならRと、その頭文字をカラット数の頭に刻印していることもあります。
ダイヤモンドの刻印には、リングなどのジュエリーの金具に行う刻印のほかに、石自体に刻むレーザー刻印もあります。ガードルという、ダイヤを横から見て最も幅のある部分に鑑定書番号などを小さく刻みつけるのです。鑑定書番号はダイヤごとに個別のものが発行され、刻印にはその番号と一緒に鑑定した機関のロゴも入れられるため、刻印があるダイヤは価値への信頼度が厚くなります。また、ダイヤや鑑定書を複数持っていたとしても、取り違えて混乱するようなこともなくなります。レーザー刻印では鑑定番号以外に、メモリアルレターも刻めます。
ダイヤモンドに直接刻印を入れることで、石の価値が下がるのではないかと心配する人もいるかもしれません。刻印で影響を受けそうなのは、透明度についてのクラリティーグレードです。しかし、レーザー刻印でクラリティーグレードに問題が出ないことは、すでに世界の鑑定機関で認められています。そしてレーザー刻印は、望めば消すこともできます。ダイヤのガードルを軽く磨くだけで消去できるのです。デメリットとしては、その際にごくわずかに石の重量が減ることぐらいです。レーザー刻印されたダイヤは、刻まれた文字のために紛失や盗難に遭っても見つけやすくなります。刻印することで得られる石への信頼性も合わせて考えると、メリットのほうが大きいと言えるでしょう。
ダイヤモンドは宝石のなかでも価値が高いので、小さい石のジュエリーでもカラット刻印があるのが一般的です。しかし、特別なジュエリーであるエンゲージリングやマリッジリングには、さらにレーザー刻印を施してみるのも良いのではないでしょうか。レーザー刻印をしただけでも世界にひとつのダイヤとなりますが、クオリティ保証や紛失予防という実用面だけを目的にすることはありません。記念の言葉を刻んでおけば、見るたびにリングを作ったときの幸せな気持ちを思い出せるかもしれないのです。レーザー刻印に不安や疑問があるなら、近所にあるジュエリーショップを検索し、一度足を運んで尋ねてみるのがおすすめです。ひとつしかないリングには、ひとつしかないダイヤというのも嬉しいものですよ。
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