
CHER LUV
MARGUERITE -マーガレット-
¥75,000
ブライダルノート
Rings
彼女との結婚を決心したら、まず頭に浮かぶのはプロポーズの方法と婚約指輪(エンゲージリング)の購入ですよね。特に婚約指輪は贈り物の金額としては過去最高額になる方も多いです。そもそも男性は1人でジュエリーを買ったことがなく、選び方や価格相場がわからない方がほとんどではないでしょうか。贈られる側の女性としても、どのくらいの値段を平均的と受け止めればいいのかピンとこないという方も多いはずです。今回はこれから結婚する方の悩みのタネである婚約指輪の相場を年代別にご紹介します。予算別におすすめのデザインもご紹介しますので、参考にしてみてください。
婚約指輪は男性が愛する女性に結婚の申し込みとして贈る指輪です。多くの場合プロポーズの時に手渡し、女性が指輪を受け取ることが結婚の承諾となります。カップルが将来を誓い合った証でもあるので、「永遠の絆」などの石言葉を持つダイヤモンドをあしらったデザインが定番です。
数年前まで婚約指輪は男性が1人で買いに行くという風潮がありましたが、最近は女性と一緒に選びに行くケースも増えています。彼女の指のサイズや好みに合った指輪を確実に選ぶことができ、「はめてみたらサイズが合わなかった」という失敗もありません。
女性からするとサプライズで指輪をもらうのも嬉しいものですが、一生モノになるので自分で選びたいという気持ちもあります。
彼女がこだわりの強いタイプなら、サイズやデザイン、素材なども含めて2人で一緒に選んだ方が良いかもしれませんね。婚約指輪を選ぶ時間も忘れられない貴重な思い出になるはずです。
婚約指輪の歴史は古く、古代ローマ時代には男性に対する貞節の証として女性が指輪をはめる習慣があったと言われています。当時は男性に比べて女性の地位が圧倒的に低く、結婚は女性が男性の家に「買われる」という意味合いが強かったようです。指輪は現代のようなロマンチックな贈り物ではなく、契約が成立した証として贈られるものでした。
ちなみに、ローマ時代は現代のようにダイヤモンド付きではなく、鉄の指輪が使用されていたと言われています。
婚約指輪と結婚指輪はいずれも左手薬指にはめるのが一般的です。婚約指輪は男性からの贈り物として女性だけが身に着けるのに対し、結婚指輪は結婚式でお互いの指にはめペアで身に着けます。
結婚指輪は似たデザインや2つが対になるもの、組み合わせると文字が浮き出てくるような仕掛けがあるものも人気です。一般的には婚約指輪よりもシンプルで、普段使いに向いたデザインが好まれる傾向があります。
男性が1人で婚約指輪を選ぶ場合は、女性が日頃好んでいるファッションや髪型を思い浮かべ、着用シーンを想像しながら選ぶと失敗が少ないです。婚約指輪は大きなダイヤモンドがあしらわれたゴージャスなものや、装飾が少ないシンプルなものなどさまざまなデザインがあります。彼女が派手好きなら、華やかなデザインが喜ばれるでしょう。反対に落ち着いたファッションが好みなら、シンプルな指輪が似合うはずです。
どちらか迷った場合はシンプルなデザインを選びましょう。装飾が控えめな方が仕事や友人の結婚式、パーティーなどあらゆるシーンで着けられるのでおすすめです。
婚約指輪は非常に高価なイメージがありますが、平均的な購入価格はどれくらいなのでしょうか?
ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)によると、婚約の記念品として婚約指輪を選んだカップルは88.9%という結果が出ています。他にはネックレスを選んだ方が6.4%、時計が2.6%、ピアス・イヤリングが1%、その他の品物にした方が4%でした。指輪を選んだ方の割合が圧倒的に多いですね。結婚に対する価値観が多様化する現代でも、婚約の証には婚約指輪を選ぶのが定番と言えそうです。
指輪を婚約記念品に選んだ方のうち、新たに購入した方は94.3%、譲り受けたものをリフォームした方は2.4%いらっしゃいました。婚約は一生に一度のことですから、自分たちが気に入った指輪を購入して記念品にしたいと考える方が多いようです。
婚約指輪の購入金額は平均36.8万円で、2019年は過去5年間の中で最も低い金額となりました。50万円以上の婚約指輪を購入した方の割合を合わせると22.3%で、他の年に比べて1.4~4.5%減少しています。
価格帯別に見ると30~40万円未満の指輪を購入した方が28.1%で最も多いことがわかりました。次いで20~30万円未満が20.5%、10~20万円未満が9.6%、70~80万円未満が5.3%、10万円未満と60~70万円未満がいずれも4.1%、80~90万円未満が1.2%です。100万円以上の婚約指輪を購入した方も3.5%いらっしゃいました。
婚約指輪は給料の約1カ月分~1.5カ月分で購入する方が多いようです。
かつては「婚約指輪は給料の3カ月分」と言われていた時代もありましたが、現代はその半分程度が相場になっています。婚約の証として指輪を買う価値観は根強く残っていますが、指輪にかけるお金の感覚は大きく変化しているのです。
前出のアンケートでは、婚約指輪に付いている宝石の材質としてダイヤモンドを選ぶカップルが93.8%もいるそうです。
婚約指輪の定番であるダイヤモンド付きの指輪の価格は、ダイヤモンドの大きさや透明度など品質によって大きく左右されます。
ダイヤモンドの品質を決めるのはCUT(カット)、COLOR(カラー)、CLARITY(クラリティ)、CARAT(カラット)の4項目です。全ての頭文字が「C」であることから「4C」と呼ばれています。
CUT(カット)とはダイヤモンドの形状や研磨状態の良さを表し、輝きに大きな影響を与える要素です。4Cの中で唯一、人の手が加わることで左右される部分になります。
COLOR(カラー)はダイヤモンドの色を表します。グレードが高いほど無色透明で綺麗な輝きを放ち、グレードが下がるほどに黄色っぽくなっていきます。
CLARITY(クラリティ)はダイヤモンドの透明度の基準で、石の中に不純物などを含んでいるほどグレードは下がってしまいます。くすみのないダイヤモンドほど評価が高く、価値も上がるのです。
CARAT(カラット)とは重量や大きさを表す単位のことです。1カラットは0.2グラムで、重くなるほどにサイズも大きくなり希少価値が上がります。ただし、重さが同じでもカットの精度や方法によって大きさが変わる場合もあり、重さと大きさが単純に比例するとは言い切れません。
ダイヤモンドは4Cのグレードが高いほど価格が上がります。ダイヤモンドそのものには国際基準で決められた相場価格があるので、適正価格で提供されているブランドを選ぶのが賢い選択といえるでしょう。
ダイヤモンドのグレードの他に婚約指輪の価格の決め手になるものとして、地金の種類(プラチナやゴールドなど)や石の数、デザインが既製品かオーダーメイドかという点も関連します。
婚約指輪には大きく分けて4つの定番デザインがあります。指輪の価格はデザインによっても左右されますので、それぞれの価格の傾向を把握しておきましょう。
指輪のセンターに一粒のダイヤモンドを印象的にあしらったもので、婚約指輪の定番デザインです。一般的な立て爪ありのソリティアは多方向から光が差し込み、ダイヤモンドの輝きを最大限に生かせるデザインとも言われています。爪なしのソリティアは引っかかりが少なく、爪ありよりも実用的です。
一粒のダイヤモンドが主役のデザインなので、他のデザインよりもダイヤモンドのグレードが高くなる傾向にあります。そのため、指輪全体の価格も高めです。
パヴェは「石畳」を意味するフランス語で、小粒のダイヤモンド「メレダイヤ」を指輪全体に敷き詰めたデザインです。さらにセンターにも一粒のダイヤモンドをセッティングし、非常に華やかな印象になります。
他のデザインに比べて使用するダイヤモンドの数が多いため、指輪の価格も高くなる傾向にあります。
メインのダイヤモンドの脇に小粒のメレダイヤをあしらったデザインです。ダイヤモンドの輝きが多方面に分散されるため、メインのダイヤモンドを大きく見せる効果があります。
小さめのダイヤモンドでも華やかに見えるデザインなので、値段は見た目の割にお手頃なものが多いです。
エタニティは「永遠」という意味で、指輪全体にダイヤモンドが埋め込まれたデザインです。ダイヤモンドが全周に埋め込まれたものを「フルエタニティ」、半周のみ場合は「ハーフエタニティ」と呼びます。
指輪全体にダイヤモンドの輝きを散りばめているため、大きめのダイヤモンドを使ったものは珍しく、比較的手の届きやすい価格で販売されています。
先ほど婚約指輪の購入価格について全体の平均購入価格に触れましたが、今度は年代別にご説明します。
ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)では、妻の年齢別で見た婚約指輪の購入金額もまとめられています。
24歳以下の平均金額は25.2万円、25~29歳は36.9万円で、女性が30歳未満のカップルは平均31.05万円の婚約指輪を購入していることがわかりました。20代前半では平均より10万円以上安い価格帯で指輪を買う方が多く、20代後半になると平均金額に近いところで買う傾向にあります。
20代のうちは社会人になって間もない時期で、経済的にもそれほど安定していない方が多いでしょう。無理して高価な指輪を買おうとせず、堅実に身の丈に合った婚約指輪を選ぶ方が多いようです。
一方で、30~34歳の平均金額は39.1万円、35歳以上は39万円で、女性が30歳以上のカップルは平均39.05万円で婚約指輪を購入していることがわかりました。30歳以上になると平均より3万円以上高価な指輪を買う人が増えるようです。30代になると社会人としての自信がつき、経済的にも20代の頃より安定する方が多いでしょう。「せっかくの婚約指輪だから、できるだけいいものを買おう」という傾向が見られます。
婚約指輪の人気デザインも年代によって異なります。
ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)でダイヤモンドのカラット数や婚約指輪の人気デザインを年代別に調べてみました。
1カラット以上のダイヤモンドが付いた婚約指輪を購入した方は20代前半ではゼロです。世代が上がるごとに割合が増え、35歳以上では約3%が1カラット以上を選んでいます。20代のうちはダイヤモンドの大きさにはこだわっていない方が多いようです。
どの年代でも「ソリティア」が1番人気ですが、20代では「メレ」の人気も目立っています。メレは先ほど紹介した4つのデザインの中でも可愛らしい印象が強く、普段着にも馴染みやすいデザインです。20代は婚約指輪ならではの特別感よりも、普段使いしやすいデザインを重視する傾向にあります。
30代は20代に比べて、ダイヤモンドの大きさや品質にこだわって婚約指輪を選ぶ傾向にあります。
デザイン別に見ると「ソリティア」の他に「パヴェ」の人気が高いです。ソリティアは品質の高い一粒ダイヤモンドを、パヴェは複数のダイヤモンドを贅沢に敷き詰めたデザインのため、いずれも他のデザインより値段が高くなります。
30代は少々値が張っても、ダイヤモンドの輝きを存分に堪能できる指輪を欲しがる方が多いようです。
婚約指輪はブランドによって相場やデザインテイストが異なります。その一部をご紹介します。
Pt950 ¥138,000+tax(別途、センターダイヤモンドの価格が加算されます)
名前の通り、プロポーズを意味するモデルです。シンプルなストレートラインの中央に立て爪でダイヤモンドをセットしてあります。婚約指輪らしい特別感のあるクラッシックなデザインです。
0.5カラットのセンターダイヤモンドを加算した場合、おおよそ30万円前後になります。
Pt950×K18YG ¥172,000+Tax(別途、センターダイヤモンドの価格が加算されます)
ファッション感度の高い女性たちに支持されている個性的なゴールドの婚約指輪です。ラウンド型のダイヤモンドを丸い立て爪で留め、その周囲に敷き詰められたダイヤモンドが大人可愛い印象を演出します。
ゴールドリングは近年人気があり、定番のプラチナよりもリーズナブルです。地金の素材がお手頃な分、ダイヤモンドに予算をかけられます。
0.5カラットのセンターダイヤモンドを加算した場合、おおよそ40万円前後になります。
ER-EGPT×PT900×Dia ¥363,000+Tax(このデザインはセンターダイヤモンドの価格を含んでいます)
Love(愛)のBond(絆)と名付けられたブランドから、ダイヤモンドの輝きが指輪からこぼれ落ちそうなほどの婚約指輪をご紹介します。エリザベスローザの名前の通り、華やかさの中にも気品のあるデザインは、彼女をプリンセス気分にしてあげられるはずです。
婚約指輪を選ぶ際は予算だけではなく、彼女の指のサイズや好みのデザイン、アレルギーの有無なども考慮する必要があります。
婚約指輪が必要な日までのスケジュールをきちんと立てて、余裕を持って購入しましょう。
婚約指輪には、「フルオーダー」「セミオーダー」「既製品」3種類のオーダー方法があります。オーダー方法によって完成するまでの期間が異なるため、計画的にスケジュールを立てましょう。既製品でも1カ月、フルオーダーであれば5カ月近くかかる場合もあります。
女性の指のサイズや好みだけでなく、金属アレルギーの有無も事前に確認しておきましょう。もし金属アレルギーがある場合、指輪が肌に合わずかゆみや発疹などを起こしてしまう可能性があります。最近ではチタンやジルコニウムなど、金属アレルギーの方にも優しい素材の婚約指輪も数多く販売されています。
婚約指輪と一口に言っても、素材や色、幅などデザインはさまざまです。彼女に気づかれないように下記のポイントをさりげなくリサーチしておきましょう。
・好きなジュエリーブランド
・色(シルバー、ゴールド)
・素材(プラチナ、ゴールド、チタン、ジルコニウム、ステンレスほか)
・宝石(あり、なし)
・幅(太め、細め)
・テイスト(シンプル、ゴージャス、スタイリッシュ、カジュアル、アンティーク)
・形状(ストレート、S字、V字、ほか)
長く愛用する指輪を購入する際に1番大切なのは、指輪をはめた時のフィット感です。指輪は大きすぎるとくるくる回ったり、勝手に外れたりしやすくなります。反対にサイズが小さすぎると締め付けで指が疲れたり、むくみで指輪が抜けなくなったりしやすいです。
同じサイズでも指輪のデザインによってサイズ感が異なるので、フィット感を大切にしたいなら
彼女と一緒にフィッティングに行くのもありでしょう。
好みにもよりますが、最近のトレンドとして多いのが、カラーストーンやスタッズをあしらったものです。特に、イエローのダイヤモンドはゴールドと同系色で相性が良く、手元を上品に見せてくれることから人気を集めています。
婚約指輪を購入すると、ブランドによってはさまざまなアフターサポートを受けることができます。例えば、サイズ直しや磨き直し、石の留め直しなどが含まれていることが多いです。
ブランドによっては保証期間が限られていたり、別途料金が必要だったり、サポート内容は異なります。高価な指輪を長く使い続けるためにも、サービス体制も把握しておきましょう。
多くのジュエリーブランドでは、サイズ直しに対応しています。サイズを確認して購入したものの、実際に着けてみたら指に合わなかった……というケースは珍しくありません。
ただし、デザインによってはサイズ直しに対応できない場合もあるため、購入前に確認しておきましょう。
指輪を長い間着けていると、摩擦によって傷ができたり、表面の塗装が剥がれて艶が失われたりします。指輪の磨き直しを行えば、購入したてのような光沢感が蘇るのです。
婚約指輪選びは必ずしも年代別の相場価格の通りにする必要はありません。相場より高価でもお手頃価格でも、彼女が喜ぶ指輪であることが1番大切です。婚約指輪を奮発して購入する場合は、結婚指輪や結婚式など結婚にかかるその他の費用との兼ね合いを考えてください。婚約指輪をもらう彼女の喜ぶ顔を思い浮かべて、2人にとってより良いものを選びましょう。