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ダイヤモンドの「カラット」って何?その意味と輝きとの関係性についてご紹介

ダイヤモンドの品質評価基準のひとつである「カラット」。「○カラットのダイヤモンド」などとよく耳にするワードではありますが、その意味を正しく理解している方は決して多くありません。実際に「カラットって何?」「カラットはダイヤモンドの価値にどう影響するの?」といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はカラットの意味をはじめ、カラットとダイヤモンドの輝きの関係性、婚約指輪や結婚指輪に適したカラット数などについてご紹介します。カラットについて正しく理解すれば、予算や好みのデザインにマッチしたダイヤモンドジュエリーを選びやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

カラットとは?その意味について

ダイヤモンドには、品質の評価基準として「4C」が定められています。これは、世界的権威を持つダイヤモンドの鑑定機関である米国宝石学会(GIA)が考案したもので、今や国際的に使用されています。

カラット(Carat)はそんな4Cのひとつであり、ダイヤモンドの重量を表します。単位としても使われており、その際は「ct」と表記されます。1カラット=0.2グラムと定められており、カラット数が大きくなるほど重量は増え、ダイヤモンドのサイズも大きくなります。カラット数が大きければ大きいほど希少価値は高くなるので、その分価格も高くなります。

カラットは重量を表すものですが、人によっては「ダイヤモンドの大きさを表すもの」と勘違いしていることがあるようです。たしかにダイヤモンドはカラットに比例してサイズも大きくなりますが、あくまでもカラットは重量を表しているので、混合しないよう注意しましょう。

影響を及ぼすの?カラットとダイヤモンドの輝きの関係性

ダイヤモンドがあしらわれたジュエリーを購入するにあたり、「大きいほうが輝きも増すのか?」と悩んだことがある方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、ダイヤモンドの大きさと輝きは比例しているといえます。なぜなら、大きなダイヤモンドほど取り込む光の量が多いので、その分キラキラと輝きやすくなるため。つまり、カラット数が大きいダイヤモンドほど、そのサイズも大きくなるので、輝きが強まるといえます。

それぞれで異なる!婚約指輪や結婚指輪に適したカラット数

ダイヤモンドジュエリーというと、婚約指輪や結婚指輪をイメージする方は多いはず。実際に「プロポーズを控えているけど、どれくらいのダイヤモンドがあしらわれた指輪を選べばいいかわからず、なかなか婚約指輪が買えない」という方もいるのではないでしょうか。

ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、婚約指輪のカラット数で最も多かったのは0.2カラット~0.3カラット未満でした。次いで、0.3カラット~0.4カラット未満、0.4カラット~0.5カラット未満と続きます(全国(推計値)参照)。この結果を踏まえると、婚約指輪には0.3カラット、もしくは0.3カラット前後のダイヤモンドが適しているといえます。

一方、結婚指輪にあしらわれるのは0.1カラット以下の小粒ダイヤモンドであることがほとんど。基本的に結婚指輪は婚約指輪よりもシンプルなデザインになっているので、ダイヤモンドの存在感を主張するというよりは、さり気なく配置して繊細かつ上品な雰囲気を演出することが多くなっています。

もちろん、0.1カラット以上のダイヤモンドをあしらうこともできますが、結婚指輪は常に身に着けるものなので、ダイヤモンドが大きすぎると汚れやすくなったり、傷がつきやすくなったりする可能性があります。結婚指輪をいつまでもきれいな状態で保つためにも、なるべく控えめなカラット数にすることをおすすめします。

押さえておこう!ダイヤモンドの品質を見極めるポイント


繰り返しになりますが、ダイヤモンドの品質は4Cによって決められています。そのため、品質のよいダイヤモンドかどうかを見極める際は、カラット以外の4Cの項目を確認することが大切です。

カット

ダイヤモンドの形状を表す「カット」は、職人の手(技術)に委ねられている項目です。職人がどのように研磨するかによって、ダイヤモンドの輝きや煌めきの度合いが決定します。
カットの評価は、ダイヤモンドのプロモーションをはじめ、対称性(シンメトリー)やポリッシュ(研磨)などの要素によって決められます。これらの評価が優れているほど、取り込まれた光が効率よく反射し、キラキラと美しく輝くダイヤモンドということになります。

なおBIJOUPIKOでは、代表的な形状である「ラウンドブリリアントカット」をはじめ、さまざまな形状のダイヤモンドをセレクトしています。以下で詳細を確認できますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

ダイヤモンドの種類・カット

カラー

ダイヤモンドの色を表す「カラー」は、全23段階で評価される項目です。無色透明に近いほど希少価値は高く、反対に黄色味を帯びているほど価値は低くなります。カラーの差は素人には見分けがつかないほど微妙なので、無理に自分だけで判断しようとはせず、店員さんに評価を確認することをおすすめします。

ダイヤモンドのカラー

クラリティ

ダイヤモンドの透明度を表す「クラリティ」は、内包物や傷の有無をもとに評価される項目です。適正な光源のもと、専門家が10倍に拡大して内包物や傷を調べることでグレードが決定します。全11段階で評価され、たとえば内包物や傷がまったくない高い透明度を誇るダイヤモンドは、最高評価の「FL」になります。クラリティもカラー同様、ショーケースに並んでいるものを見て判断するのは困難なので、店員さんに確認してみましょう。

ダイヤモンドのクラリティ

4Cの中でどれを最重要視するか決める

4Cそれぞれの評価が高いほど、ダイヤモンドの品質も高くなります。しかし、すべての評価において高グレードのものを選ぼうとすると、その分価格も跳ね上がってしまいます。そのため、ダイヤモンドがあしらわれたジュエリーを購入する際は、あらかじめ4Cのうち何を一番重視するかを決めておくことが大切です。そうすれば、満足できるデザインであるのはもちろん、価格も予算内に収めることができます。

カラットを正しく理解して、ダイヤモンドジュエリーを購入しよう

ダイヤモンドジュエリーを購入するのであれば、カラットについては正しく理解しておきたいもの。なぜなら、ダイヤモンドの重さ・大きさはカラットによって決まり、それはデザインにも大きく影響を及ぼすためです。もちろん、カラット以外の4Cにも目を向けることも大切です。「どういうデザインのダイヤモンドジュエリーが欲しいのか」という点を明確にすれば、自ずと4Cにおける適切な評価が見えてきます。ダイヤモンドジュエリーを購入する際は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

BIJOUPIKOのダイヤモンドはこちら

なお、4Cについては「ダイヤモンドの品質基準“4C”とグレード」のページでも詳しくご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

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