恋愛や結婚にも影響する！？SNS活用のヒント集

いまや多くの人が活用しているSNS（ソーシャル ネットワーキング サービス）は、人付き合いはもちろん、恋愛でも意識しないわけにはいかないツールとなりつつあります。
InstagramやX(Twitter)、Facebookなどを活用したことがある方も多いのでは。

SNSでは、思ったことや感じたことを自由に発信できるものの、多くの人がいつでも他人の投稿を見られる状況にあることもお忘れなく。たとえば、何気なく友人についての愚痴を投稿したところ、その友人の知り合いがそれを見てしまい、関係が悪化したという話を聞いたことはありませんか？

また、これだけSNSが広がった世の中だと、気になる人のSNSを知りたいという人も多いのでは。「インスタやってる？」などの会話は日常会話としてもよくありますし、意中の方の名前をSNSで調べるという方もいるようです。自分から相手にSNSを教えた場合は当然過去の投稿も含めて見られることになりますし、隠していたつもりでも意外と簡単に見つかってしまうケースも多いとか。匿名でやっていたとしても絶対にバレないというわけではないのです。
他人のSNSを知りたいと思ったり、隠しているものを探りたくなってしまったりする欲求の是非はともかくとして、現代社会においてSNSは切り離せないツールとなりつつあります。

今回の記事では、恋愛や人付き合い、仕事においてSNSで損をしないためのヒント集をお届けします。

なるべくポジティブなSNS運用を心がけよう

普段からポジティブな投稿を心がけていると、SNSを知られてしまったとしても波風が立つことは少ないはずです。

日常で楽しかったこと、幸せだったこと、挑戦してみたことなどをちょっとしたユーモアを交えつつ投稿してみましょう。たとえば、美味しいカフェでの一杯のコーヒー、友人との楽しい時間、成功した挑戦についてなどです。これなら、意中の相手にSNSを知られていたとしても、不安や疑問を抱かせることは少ないでしょう。

ただし、ポジティブなSNS活用にだけこだわるというのはやってみると意外に難しいものです。ナイーブな時こそSNSに頼りたくなってしまう人もいるでしょう。そこで「ありのままの気持ちを投稿」するというのはある意味自由で本質的なSNSの活用法なのかもしれません。しかし、この記事のテーマでもある「SNSをうまく運用したい」と考える方が、冷静ではない状態で投稿したコンテンツは、見る人に不安を抱かせたり、時には反感を買うこともあるかもしれません。

SNSの投稿ボタンを押す前に、下書きやメモ帳などに保存して少しだけ待ってみるのはどうでしょうか。時間が経ち、冷静になって自分の投稿しようとしたものを見直せば、より良い発信方法が見つかったり、発信そのものを考え直すこともできるからです。

SNSは世界中の人が見られる

SNSは世界中の人々がアクセスできるツールで、発信に対する受け取り方が多様です。自分の発信を、異なる背景や価値観を持つ人が、いつでも見られるうえに、いつでも意見できる状態にあるということを意識しておきましょう。

たとえばSNSでは、「主語の大きい発信は炎上しやすい」と言われています。たとえば「●●はみんなダメ」というような書き方をしてしまうと、●●に肯定的に関わっている人は良い気持ちがしません。もしそうした発信が大きな議論を呼び、反感を多く集めると「炎上」という事態に陥ることも珍しくありません。

これはアカウントの性質や有名無名に関わらず起こりうることです。あなたの発信は考えを異にする方々の目に触れており、時には何気ない発信がその人たちを怒らせたり、傷つけたりするかもしれません。こうした事態に陥らないためには、自分の意見だけでなく、他者の意見や視点も尊重することが重要です。

もちろん、どんな批判や議論も受けて立つという運用方法も否定されるものではありません。活発な議論が、思いもよらぬ着地点に至ることもあります。ただし、そうした覚悟を固めた場合にこそ、見ている人に伝わる発信をする必要が出てくるもの。どのような発信をする際も、SNS上の他者に思いを馳せることをお忘れなく。

SNSのSNSのプライバシー保護もお忘れなく

本名の場合はもちろん、匿名でSNSを運用している場合も、プライバシーの保護は意識しておいたほうが良いでしょう。

検索性がきわめて高い今のインターネット上では、SNS上にあげられた情報から、住んでいる場所を特定されてしまったり、勤務先や友人関係まで探られてしまうということも珍しくありません。たとえ匿名でSNSを運用していたとしても、こうした特定につながってしまう情報を次々と流すのはプライバシーの関係上おすすめできません。
また、アカウントの保護についても気を付けておきましょう。特定されやすいパスワードの使用を控えるほか、二段階認証が導入されているSNSではこの設定を済ませておくことをおすすめします。アカウントのハッキングなども、アカウントの性質に関わらず起きやすいトラブルのひとつです。

「正直」な気持ちが、恋愛を引き寄せる？

意中の相手にSNSを知られている場合、「恋愛のかけひき」としてちょっと計算を入れた気持ちをSNSで発信するのは戦略的かもしれませんが、こうした投稿は後でギャップとなって自分に返ってきてしまうこともあるので要注意。恋愛においては「正直」なSNS発信をすることをおすすめします。

意中の相手と食事にいき、楽しかったと感じたなら、その気持ちをうそ偽りなく、簡潔に発信してみましょう。こうした発信をチェックした相手も幸せな気分になるかもしれません。

また、SNSをお互いに知っている場合は、「好み」を読み取るのは人付き合いや恋愛のかけひきにも役立つかもしれません。好みを知っていればプレゼントをする際にも役立ちますし、食事の好みを知っていればデートプランも練りやすいはず。ただし、調査するような気持ちでSNSから情報を掘り起こしていくのは相手によっては嫌がる行動なので、あくまで参考としてとらえる程度にしておくのが良いかもしれません。

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SNSという仮面にとらわれすぎるのは危険かも

気になる方のSNSを見て幻滅してしまったというケースも少なくはないでしょう。「誠実そうに振る舞っていたのに実は……」というギャップが、SNSから見えてきてしまうといったケースです。相手のSNSを深くのぞき込むということは、こうした悲劇につながることもあるのです。

ただし、SNSが本人をそのまま現したものではないということも強く意識しておきましょう。SNSにおける発信とは、すべてが真実であるとは限らないのです。「こう見られたい」と思っている願望が描かれている可能性もありますし、大事なところを端折っている可能性もある。弱く見られたくないと思って強がってしまうことだってあるでしょう。

また、正直な気持ちを発信しているという人であっても、SNSには「書かれなかったこと」がたくさんあるはずで、そこにこそ本質的なその人の人間性や魅力が出ていることもあるのです。
SNSの発信だけで人を理解しようとするのではなく、対話や交流を重ねて見えてくるものもたくさんあるはずです。

SNSとの付き合い方を自分なりに考えてみよう

現代においてSNSは交流や情報獲得などの面で欠かせないツールとなりつつあります。

電話を使って連絡することも減ってきており、生活における重要な情報がSNSを中心に拡散されることも珍しくありません。災害時などには情報網のひとつとして積極的に活用されています。さまざまな情報が溢れるようになり、情報の信頼性には気を配らなければならないシーンも増えましたが、これからもSNSの流行は続くでしょう。

今回紹介したヒント集では、SNSを平穏に楽しく活用したいという方が気軽に意識できるポイントを掲載しました。ただし、これは当然、すべての人に当てはまる正解ではありません。こうした情報をもとに、自分にとって息苦しくないSNS運用を再考してみるきっかけにしてみてください。

また、SNSの利用が心の健康に与える影響にも注意を払いましょう。SNS上での批判や誹謗中傷がストレスとなる場合もあります。そうした場合には、専門家のサポートを求めることも大切です。SNSの世界に振り回されすぎず、自分自身の心のケアを忘れないようにしましょう。