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結婚式の招待状はいつ頃送るべき?おさえておきたいマナーやお足代・お車代について

結婚式に来てほしい人へ送る招待状は、「はじまり」を告げる大切な役割を担います。
招待状が届いたときの印象で、ゲストにとっての結婚式のイメージや期待感が膨らむこともありますし、逆に「連絡が遅いな」と疑問を抱かせてしまうケースもあるかもしれません。

現代では相手の住所を知らないままやり取りすることが増えてきました。
SNSやメール、チャットアプリなどで連絡はスムーズにとれるけれど、いざ正式に招待したいとなったときに住所がわからないというケースも少なくありません。
そうした状況での招待方法についても、今の時代にあったアイデアを交えてお話しします。
さらに、結婚式に遠方から来てもらうゲストに対して考えなければいけない「お足代」「お車代」について、誰にどのようにお渡しすればよいのか、具体的に説明していきます。

招待状を出す時期と、その背景にある心配り

結婚式の招待状を送る時期は、挙式のだいたい2~3か月前が目安とされています。
ゲストの都合を事前に確認してもらうための余裕期間を設けるためです。

招待状を早めに送ることで、ゲストがスケジュールを立てやすくなり、交通手段や宿泊の手配が必要な場合には十分な準備期間を確保できます。
結婚式は土日や祝日に行われることが多いですが、招待されるゲストが必ずしも土日祝に休めるとは限りません。仕事や家族の都合で調整が必要な場合も考えられるでしょう。
遠方から来るゲストや子ども連れのゲストなどは、とくに余裕をもって計画を立てたいはずです。
そうした点を配慮したうえで、2~3か月前を目安に招待状を送ることが望ましいでしょう。

ただし、スケジュールがタイトなケースや、日程だけは先に確保しておいてほしいといった事情がある場合には、まずは「日程のご案内」や「Save The Dateカード」のような簡易通知を先行して送る手段もあります。
「Save The Dateカード」というのは、もともと海外で使われている招待方法のこと。
挙式の日程を事前に知らせる「Save the dateカード」を送り、出席者に予定を確保してもらったうえで、後日あらためて正式な招待状を送るというスタイルです。
日本でも、近年少しずつ浸透してきています。

招待状の基本的な書き方とマナー

結婚式の招待状は、ビジネスレターのようにかしこまりすぎる必要はありませんが、基本的なマナーを踏まえたうえで書くことが大切とされています。
一般的には、上質な台紙や封筒を使用し、整った書体を用いて送るのがスタンダードなスタイルです。
最近ではオリジナリティを出したデザイン招待状も人気ですが、いずれにせよ「相手に失礼がないように」「招待する気持ちがきちんと伝わるように」を意識することが重要です。

書き方としては、まず表書き(封筒の宛名)では敬称を間違えないように注意します。
既婚者の場合、夫婦連名で招待することがありますし、役職がある方への敬称も慎重に選びます。
個人宛なのか家族宛なのかによって、宛名の書き方は微妙に違います。
連名にするならば、夫婦連名・家族連名など、ゲストの状況に合わせて正しく表記しましょう。

また、招待状の本文では「拝啓」「敬具」といった頭語・結語を使いつつ、結婚式を挙げる日時や場所、受付時間、二次会の有無など、必要な情報を簡潔かつ正確に書きます。
結びには「ご出欠のご都合をお知らせください」といった依頼や、出欠返信ハガキの送り先の記載が必要です。
出欠返信ハガキは招待状に同封し、送りやすいように返信用切手を貼っておくのが基本的なマナーとされています。
丁寧に準備したつもりでも、意外と細かいマナーが多いため、作成前に結婚情報誌やネットのガイドをチェックすると安心です。

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住所がわからない時代の招待状:SNSやメールを活用する場合

現代では、友人や同僚の多くと、SNSやメール、LINEなどで日常的にやりとりをすることが当たり前となりました。
それゆえ、住所を知らないままに連絡が完結してしまい、いざ結婚式に正式に招待するとなったとき「住所がわからない」というケースが増えています。
新郎新婦が自宅を引っ越したり、ゲストが頻繁に転居するなどの事情もあるでしょう。
こうした状況では、次のような手順やアイデアが考えられます。

まず、実物の招待状を送るつもりの場合には、なんとかして住所を教えてもらう必要があるのは確かです。
しかし、それが相手にとって負担になる可能性もあります。
たとえば、久しぶりに連絡をとる間柄であれば「あれ、急に住所を聞いてきたけど、どうしたんだろう」という印象を与えてしまうかもしれません。
できるだけスマートに住所を聞くには、先にSNSやメール、チャットアプリで「結婚式を挙げるので、ぜひ招待したいんだけれど、住所を教えてもらってもいいかな?」と率直にお願いし、理由を明確に伝えるといいでしょう。
結婚式の日程や場所の概要も添えると、相手も「ぜひ出席したい」「都合が合わない」などリアクションしやすくなります。

一方、最近は住所を使わずにデジタル招待状を送るという選択肢も注目されています。
Web上で作成できる招待状サービスや、スマホアプリの招待機能を利用すれば、相手の住所を知らなくてもURLやQRコードをシェアするだけで招待が完結します。
メリットとしては、コストを抑えられること、招待リストの管理が容易になること、そして追加情報や変更点があればすぐに更新して相手に伝えられるなどの点が挙げられます。
招待を受ける側も、返信ハガキを出す必要がなく、スマホから簡単に出欠登録ができるので便利です。

とはいえ、年配の方などで、デジタルツールになじみのない方もいます。
そうした場合には、従来どおりの紙の招待状と、若い世代や同僚にはデジタル招待状という「ハイブリッド」な形をとることも視野に入れてよいでしょう。
大切なのは、相手がスムーズに受け取れる形を選ぶことです。誰にどの方法で招待を送るのかを事前に整理しておくと、混乱を防げます。

遠方から来るゲストへのお足代・お車代の考え方

結婚式の場においては、遠方から来てくれるゲストの交通費や宿泊費を新郎新婦が負担するかどうかは、しばしば悩みどころです。
いわゆる「お車代」「お足代」と呼ばれるものですが、そもそもお祝いにかけつけてくれる方に対して、どのくらいの負担を新郎新婦がするべきなのかは、地域の慣習や家族の考え方、またゲストとの関係性によっても変わってきます。

一般的には、飛行機や新幹線のような高額な交通手段を利用しなければいけないほど離れた場所に住むゲストや、宿泊が必要な距離から来るゲストに対しては、ある程度の交通費・宿泊費を負担するケースが多いです。
とくに親族や親しい友人に対しては、少なくとも一部負担をすることで、「遠方からありがとう」という気持ちを伝える意味合いがあります。
ただし、全額を負担できるほどの予算がない場合は、交通費の一部を負担したり、宿泊先を手配してあげて宿泊費のみを新郎新婦が支払うなど、状況に応じて工夫します。

また、職場の上司や先輩を遠方から招く場合は、ビジネス上での配慮も含め、全額または大半を負担することが多い印象です。
上司や先輩など目上の方にわざわざ交通費を立て替えてもらうのは恐縮するという考え方もありますし、今後の付き合いを円滑にする意味でも、きちんとした対応をする人が多いです。
一方、遠方とはいえ、在来線で移動できる距離や比較的負担が少ない距離であれば、お足代を包むかどうかはまちまちで、必ずしもルールが決まっているわけではありません。

親族に関しては、地域の慣習によって「全額を新郎新婦(もしくはその親)が負担するのが当たり前」とされる場合もあれば、「お祝いごとなので交通費は辞退」というケースもあります。
どちらのパターンがマナー違反とかではなく、それぞれの家同士の考え方や地域のしきたりが絡むので、結婚式を挙げる前に自分の両親や相手の両親に確認して、スムーズに調整することが大切です。

お足代・お車代はどのように渡すのがスマートか

結婚式当日に受付で渡す方法、事前に振り込む方法、または宿泊先を直接手配してその料金は新郎新婦が持つなど、さまざまな渡し方が考えられます。
たとえば、親族や友人に対しては当日に「お車代」という形で現金を包んで受付で手渡ししてもらうのが一般的です。
金封に「御車代」と書き、渡しやすいように受付係にあらかじめ一人ひとり分を渡しておきます。
宿泊が必要な場合には、ホテルの手配をして「宿泊費は新郎新婦負担」で済ませておくのも一つの手段です。
とくに招待する人数が多く、なおかつ宿泊が必要なゲストが多数いる場合には、結婚式場と提携しているホテルや、提携外でも近隣のホテルを団体予約するなどして、ゲストが料金を気にしなくていいようにしておくとスマートです。
ゲストの手間が省けるだけでなく、支払いを一括で済ませられるメリットもあります。

まとめ

招待状ひとつをとってみても、紙かデジタルか、送付方法や返信ハガキの扱い、デザインなど、さまざまな選択肢があります。
住所がわからないから無理だと決めつけず、「どうすれば気持ちを届けられるか」を考えると、SNSやメールでの案内、デジタル招待状など工夫の余地はいくらでも広がります。
とくに若い世代のゲストが多い場合は、デジタル管理による手間の軽減が大きなメリットとなるかもしれません。
逆に、年配のゲストや公式な立場の人には紙の招待状でしっかりと案内を送りたい、といったハイブリッド方式も十分に有効です。

遠方のゲストへのお車代・お足代に関しても、「必ずこうしなければならない」という決まりはありませんが、お互いが気持ちよく式に臨めるように配慮することは重要です。
友人なら事前に直接相談して決めてもよいですし、親族同士なら両親を交えて話し合うのも良いでしょう。

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