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金・資産運用の買取について
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ジュエリーとしてだけでなく、現物資産としても人気の高いピンクダイヤモンド。
そもそもピンクダイヤモンドとはどのような宝石で、なぜ希少価値が高いといわれているのでしょうか?
そこでこの記事では、ピンクダイヤモンドがどのような宝石なのかを解説した上で、その価値や特徴についてご紹介します。ダイヤモンドを現物資産として保有したいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。
ピンクダイヤモンドとは、その名前の通りピンク色をしたダイヤモンドのことです。
一般的なダイヤモンドは無色透明ですが、自然界でダイヤモンドが構成される中で不純物が混ざることでピンクダイヤモンドをはじめとするカラーダイヤモンドが生まれます。
また、一言でピンクダイヤモンドといっても、ほんのり淡いピンクから濃いピンクまでその色味はさまざまです。そんなピンクダイヤモンドの宝石言葉は「完全無欠の愛」。このことから、婚約指輪や結婚指輪の宝石として高い人気を誇っています。
では、なぜピンクダイヤモンドは価値が高いといわれているのでしょうか?
その理由として、以下のことが挙げられます。
ピンクダイヤモンドが採掘されるのは、世界中にある鉱山のうち数カ所のみ。主要鉱山としてはオーストラリアのアーガイル鉱山が有名ですが、採掘されるダイヤモンドの中でもピンクダイヤモンドはごくわずかです。そのわずかな量であってもほとんどが工業用で、宝石として利用されるものはさらに少なくなります。
しかも、アーガイル鉱山のダイヤモンドはすでに掘り尽くされていて、2020年11月に閉山となりました。世界的に採掘量が少ないことから、ピンクダイヤモンドは価値が高くなっているのです。
上述したように、オーストラリアのアーガイル鉱山が2020年11月に閉山したことにより、ピンクダイヤモンドの流通量は激減しました。近年はロシアや南アフリカでも採掘されていますが、アーガイル鉱山ほど採掘量が多くないため、徐々に流通量が減少しているのです。今後もピンクダイヤモンドの採掘量と流通量は減っていくと考えられていて、益々価値が高まることが予想されています。
ピンクダイヤモンドの中でもさらに価値が高いピンクダイヤモンドには、どのような特徴があるのでしょうか?現物資産として保有するなら知っておきたい、価値の高いダイヤモンドの特徴は以下の通りです。
一言でピンクダイヤモンドといっても淡いピンクから濃いピンクまでその色味はさまざまです。わずかな色味の違いで価値が大きく異なり、基本的に色味が濃く鮮やかなものほど価値が高くなる傾向にあります。
ピンク色が一定以上だと「ファンシーピンク」と呼ばれ、その中でも色合いによってさらに9段階に分けられます。
価値が高い
価値が低い | FANCY VIVID(ファンシーヴィヴィッド) | 上質で鮮やか |
FANCY INTENSE(ファンシーインテンス) | 上質で濃い | |
FANCY DEEP(ファンシーディープ) | 上質で深い | |
FANCY DARK(ファンシーダーク) | 上質で暗い | |
FANCY(ファンシー) | 上質 | |
FANCY LIGHT(ファンシーライト) | 上質で薄い | |
LIGHT(ライト) | 薄い | |
VERY LIGHT(ベリーライト) | 非常に薄い | |
FAINT(フェイント) | ほのか・弱い |
一目でピンクダイヤモンドだとわかるFANCY(ファンシー)以上のランクが人気で、価値も高くなります。しかし、色が濃く鮮やかであっても、ブラウンやオレンジが混ざると価値が下がってしまいます。
ピンクダイヤモンドには人工品と天然品があります。人工品は色ムラがなく均一の仕上がりで、天然品はどれも少しずつ色味が異なります。また、人工品は天然品と比較すると価値が低くなっています。人工品と天然品を見分ける際は、鑑定書の「色の起源」欄を確認しましょう。
アーガイル鉱山で採掘されたことを証明する保証書がついていれば、さらに価値は上がる可能性が高くなります。もし鑑定書がない場合は自身で見分けるのは困難なため、信頼できる買取り店などへ持ち込むとよいでしょう。
ピンクダイヤモンドは、一般的な無色透明のダイヤモンドと同様、ダイヤモンドの品質評価基準4Cで評価されます。評価の仕方も同じで、グレードが高いものほど価値も高くなります。
そもそも4Cとは、カラット(Carat)・カラー(Color)・クラリティー(Clarity)・カット(Cut)の頭文字からとったものです。
カラット(Carat)とは、ダイヤモンドの重さを表す単位で1カラット=0.2g。このサイズが大きいほど価値は高くなります。とくに0.2カラットを超えるサイズは希少価値が高いため、現物資産として購入するなら0.2カラット以上がよいでしょう。
カラー(Color)はダイヤモンドの色味のことで、先述した通り色味が濃く鮮やかなほど価値が高くなります。現物資産として購入するなら、FANCY(ファンシー)以上のカラーがよいでしょう。
クラリティー(Clarity)はダイヤモンドの透明度のことで、傷や内包物が少ないほど価値が高くなります。しかし、ピンクダイヤモンドは透明度よりもカラーが重要視される傾向にあるため、必ずしも透明度が高いほうが価値は高くなるというわけではありません。
カット(Cut)はダイヤモンドの加工技術のことで、カットの質が高いほど輝きが美しくなり、価値も高くなります。とくに「資産保全に適したカット方法」というものはありません。
ピンクダイヤモンドは希少性が高いため、現物資産としても人気があります。
ダイヤモンド=無色透明というイメージが強く、無色透明のダイヤモンドほど価値が高いと思われがちですが、同じ大きさ・品質のダイヤモンドであれば、ピンクダイヤモンドのほうが高く評価されることもあるほど。
しかし、すべてのピンクダイヤモンドの資産価値が高いというわけではありません。先述した通り希少価値の高いものほど資産としての価値は上がるため、資産保全用として購入するなら、より価値の高いピンクダイヤモンドを選ぶようにしましょう。
ジュエリーとして人気のピンクダイヤモンドは、現物資産としても人気があります。
資産保全用としてピンクダイヤモンドを保有するなら、より希少価値の高いものを選びましょう。一般的な無色透明なダイヤモンドのように、4Cを基準に選ぶことをおすすめします。