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金の価値は下がらないといわれている理由とは?金の価値が動くタイミングを知ろう

金の価値は下がらないといわれている理由とは?金の価値が動くタイミングを知ろう

資産運用のひとつである金投資を検討している方の中には、「金の価値は下がらない」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?金投資を始める上で本当に金の価値は安定しているのか気になるところです。
そこで今回は、「金の価値は下がらない」といわれている理由や金の価格が動くタイミングなどをご紹介します。今後、資産運用のひとつとして金投資を検討している方は、ぜひご参考にしてください。

 

「金の価値は下がらない」は本当?資産としての魅力とは?

金製品を購入する際、ジュエリーショップなどで「金の価値は下がらない」というフレーズを聞いたことがある方もいるでしょう。結論からいうと、金の価値は下がることもあります。
一般的にモノの価値は需要と供給のバランスで決まります。需要量に対して供給量が少ないと、必然的に価値が上がることになるのです。これは金も同様で、需要と供給によって金の相場は日々変動しています。そのため、「価値が下がらない」というわけではないのです。
もし金製品を購入した場合、自宅で眠らせておいても価値は変わらず、売りに出さない限り資産としてずっと持ち続けられます。
世界的に経済が不安定な状態になっても資産として持ち続けられるため、「価値が下がりにくい資産である」といえるでしょう。

しかし、金を使って資産運用をするなら、売買による差額で利益を出さなければなりません。
そこで重要となるのが、金の価値はどれくらいなのかということ。金は世界的に需要が高い資産であるため、株などの値動きが激しい金融資産と比較すると価値が安定している傾向にあります。
企業の倒産によって価値がなくなるなどのリスクもありません。資産としての価値の高さは金の魅力といえるでしょう。

 

金の価格が動くタイミング

金の価格が動くタイミング

金の価格が動くタイミングにはいくつかの理由がありますが、最も大きな理由のひとつとして世界経済に変化があったときが挙げられます。

たとえば、世界経済が不安定になると株式や債権などの金融商品のリスクが高くなります。そこで安定した資産価値がある金を購入する流れとなり、より金の価値が上がるのです。世界経済が安定しているときよりも、不安定な状況のほうが金の価格は上がります。
実際に、2020年に発生した新型コロナウイルスの影響により世界経済は不安定な状態に陥り、金の価格は上昇しました。2023年1月現在も金の価格上昇は続いています。

反対に、世界経済が安定すれば、株式や債権などの金融商品のリスクが低くなるため、金を購入する人が減り、金の価格は下がる傾向にあります。

 

金の価値が下がりにくい理由

ではなぜ金の価値は下がりにくいといわれているのでしょうか。その理由として以下のことが挙げられます。

希少価値が高い

現在地球上には約54,000トンの金が埋まっているといわれており、これまで採掘された総量は約190,040トン。国際基準のプールに換算すると約4杯分に相当します。需要量に対して存在量が圧倒的に少ないため、将来的には採掘できる金がなくなり、地上にある金を再利用するしかないともいわれています。

不変の金属である

一般的に銀などの金属は経年変化によって酸化したり腐食したりしますが、金は酸化による変色や腐食が起こりません。熱を用いて加工や溶解をしてもその性質が変わることがないのです。金は不変の金属であるため、価値が下がりにくくなっています。

用途が幅広く需要が高い

金はジュエリーの素材や投資対象として非常に高い人気を誇っています。このほか、医療分野や工業分野などさまざまなシーンでも活用されており、私たちが日頃使っているスマートフォンやパソコンなどにも金は用いられています。幅広い分野で用いられていて世界的に需要が高いため、今後も価値は下がりにくいといえるでしょう。

 

日本国内での金の価値は為替相場に影響される

日本国内での金の価値は為替相場に影響される

金は世界的に取引が行われているため、必然的に為替相場の影響を受けてしまいます。
日本ではドル建てで取引される金を輸入していることから、円からドル、ドルから円へ換算する際に為替相場の影響を受けるのは避けられません。

金を購入するなら「円高ドル安」のタイミング、金を現金化するなら「円安ドル高」のタイミングを狙いましょう。
たとえば、円高だとその分金を安く購入できるため日本国内での金の販売価格が下がり、その分価値も下がります。一方、円安が進めば購入できる量が減るので国内での供給量が減り、その分価値が高くなるのです。
金投資をする際は、この先円高になるか円安になるか長期的な目線で予測して購入・現金化することが重要です。

 

今後、金の価値はどうなる?

金の価格上昇が続いていますが、今後はどうなるのか不安になることもあるでしょう。
金は非常に稀少価値の高い資源でありながらも使用用途は幅広く、需要量に対して供給量が少ない状態が今後も続くことが予想されます。そのため、長期的な目線で見ると、金の価格上昇は維持されると考えられているのです。

一方、短期的に見ると金の価格が停滞・急落する可能性は十分にあると考えられています。
その理由はアメリカの金利上昇です。
2022年に起きたロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で金の価格は過去最高価格を記録。その後、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑えるために利上げ(金融引締め)を決めたことで金の価格が下落傾向に陥りました。
日本では円安の影響で金価格の下落はそれほど感じませんが、世界的には金価格が下落しているのです。

しかし、長期的に見ると10年前の金価格から約2倍もの金額になっているため、今後も金価格は上昇する可能性が高いといわれています。
今後の金の価値を予測するなら、為替相場だけでなく世界情勢にも目を向けることが重要です。

 

投資を始めるなら価値が下がりにくい金投資を選ぼう

これから投資を始めるという場合、将来的に価値が下がりにくいといわれている金投資がよいでしょう。金の相場は日々変動しているため「価値が下がらない」といい切ることはできませんが、地球上に存在する量が決まっていて使用用途が幅広く、稀少価値が高いことから今後も価値が下がりにくい投資商品といえます。金の価値は為替相場や世界情勢の影響を受けるため、投資を行う際はそれぞれの動向をチェックしておくことが大切です。

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