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金の純度について押さえておこう!製品によって異なる特徴・用途も併せてご紹介

金の純度について押さえておこう!製品によって異なる特徴・用途も併せてご紹介

金製品を購入する際、「K18」などの表記をチェックする方は多いでしょう。金の純度によって特徴が異なるため、覚えておくと選びやすくなります。

そこで今回は、金に関する基礎知識をご紹介します。
純度別の特徴や用途をはじめ、純度を調べる方法、カラーゴールドについても解説しているので、ぜひご参考にしてください。

まずは押さえておこう!金に関する基礎知識

資産価値の高い金は、純金以外にも18金や10金などの種類があり、純度が高いほど価値も高くなります。まずは金製品に表記されている「K」の意味と純度について解説します。

「K◯」のKとは

金製品には、「K18」のように「K◯」という刻印があります。
この刻印をチェックしてアクセサリーを選んだことがあるという方もいるでしょう。しかし、この「K◯」の「K」が何を表しているのかご存じでしょうか?

この「K」は「カラット(karat)」の略です。
「カラット」と聞くとダイヤモンドをイメージする方は多いですが、金製品のカラットとダイヤモンドのカラットは意味が異なります。
ダイヤモンドのカラットは重さを表しているのに対して、金製品のカラットは金の純度を表しています。金製品のカラットは、数が大きくなるほど純金に近いことを意味するのです。

金の純度とは

金の純度とは、金製品の中にどれくらい金を含有しているのか表したものです。
純度が最も高い「24金(K24・24K)」は、純金の割合が99.99%以上であることを示しています。
このほか、「22金(K22・22K)」は91.7%、「18金(K18・18K)」は75%、「14金(K14・14K)」は58.5%、「10金(K10・10K)」は42%の純金が含有されています。残りは銀や銅などの「割金」です。
このように、22金や18金などの呼び方によって純金の含有量は決まっています。1カラット増えるごとに金の含有量が4.17%増える計算です。

しかし、なぜ純金に割金を加える必要があるのでしょうか。
その理由として「純金のままだと柔らかく加工しづらい」ということが挙げられます。

純金に対して、「金属だから硬くて丈夫」というイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、純金は柔らかく熱に弱いという性質があり、そのままジュエリーに加工すると傷がついたり変形しやすかったりするのです。
そのため、アクセサリーへ加工する際は、純金に「割金」と呼ばれる銀や銅などのほかの貴金属を混ぜるのが一般的です。柔らかい純金にほかの貴金属を混ぜることで、硬度や耐久性が高くなります。

金の純度によって異なる特徴・用途

金の純度によって異なる特徴・用途

金は純度によって特徴や用途が異なります。それぞれの特徴を覚えておけば、金製品がより選びやすくなるでしょう。

24金

24金(K24・24K)は、金の純度99.99%以上です。18金や14金のようにほかの貴金属(割金)が混ざっておらず、金本来の美しい輝きが楽しめます。
主に地金や金貨、メダルなどに用いられています。

22金

22金(K22・22K)は、金の純度が91.7%、ほかの貴金属が8.3%です。
純金と比較すると若干純度は下がりますが、金製品としては高い純度を誇っています。
カラーは純金に近く、輝きも強いのが特徴です。
純金よりも強度が高く、ジュエリーの素材として用いられることも多くなっています。

18金

18金(K18・18K)は、金の純度が75%、ほかの貴金属が25%です。
純金と比較すると硬度が高く、変色・変質しにくいため、ジュエリーをはじめ時計や万年筆のペン先などさまざまな製品に用いられています。
なお、18金は割金として使用する貴金属の種類や含有量によって、ピンクゴールドやイエローゴールド、ホワイトゴールドなど色が変わります。

14金

14金(K14・14K)は、金の純度が58.5%、ほかの貴金属が41.5%です。
半分以上が純金ではありますが、22金や18金と比較すると純金の含有量が少ないため、ゴールド特有の輝きはやや弱くなる傾向にあります。
主にアクセサリーに用いられることが多くなっています。

10金

10金(K10・10K)は、金の純度が42%、ほかの貴金属が58%です。
半分以上が割金でできているためゴールド特有の輝きは弱くなりますが、非常に硬度が高く変形しにくいという特徴があります。
また、純金の割合が低い分価格が安いのも特徴といえるでしょう。
アクセサリーの素材として用いられることが多くなっていますが、金属アレルギーを持っている方はアレルギー反応が出る可能性があるため注意が必要です。

金の純度を調べる方法

金の純度を調べる方法

金製品は、一目見ただけで純度を判断することはできません。
ご自身で純度を調べたいという場合は、以下の方法でチェックすることができます。

刻印から調べる

金の純度を調べる方法として最も簡単なのが、刻印から調べる方法です。
金製品はそのほとんどに刻印が入っているため、まずはカラットを表す「K」の表記を探しましょう。表示方法としては「K18」または「18K」と表記されており、ネックレスなら留め具部分、指輪なら内側などにあることが多くなっています。
非常に小さな文字で刻印されているため、ルーペを使用するのがおすすめです。
しかし、刻印は義務ではないため製品によっては入っていないこともあります。

金の比重から調べる

比重を測ることでも純度を調べることができます。
比重とは、基準物質(今回の場合は水)と対象物質(今回の場合は金製品)の密度の比のことです。同じ体積の水と比較して金製品にどれだけの重さがあるのかを導き出します。
家庭にあるもので簡単に測ることができるため、刻印がない場合にぜひお試しください。

まず、金製品の重さを「はかり」で測っておきましょう。
透明かつ大きめの計量カップを用意して、金製品を入れてもあふれない程度に水を入れます。
はかりに乗せて、はかりのメモリ表示を0にしてください。

その水の中に糸などで縛った金製品を入れて、金製品を水の中に入れたときの重さをチェックします。このとき、金製品が計量カップの底につかないように注意しましょう。

「最初に測った金製品の重さ」÷「金製品を水の中に入れたときの重さ」を計算すると、比重値を調べることができます。

純度別の比重値の目安は以下の通りです。

式次第詳細
24金19.13〜19.51
22金17.45〜18.24
18金14.84〜16.12
14金12.91〜14.44
10金11.42〜13.09

なお、この方法を試す際は、金製品を水に浸ける必要があります。
水に弱い製品や計量カップに入らないサイズの製品の比重を調べることはできないので、注意しましょう。

【おまけ】カラーは主に5種類!それぞれの特徴・用途

たとえ同じ18金でも、割金として使用する貴金属の種類や含有量によって色合いが変わります。

以下では、18金の場合の割金の配合をご紹介しながら、それぞれのカラーの特徴と用途を解説します。製品によって各割金の配合量は異なるため、参考程度にご覧ください。

ピンクゴールド

PGと表記されるピンクゴールドは、金の純度75%に対して、25%分の銀・銅・パラジウムを混ぜています。銅の量が多いほどピンク色が強くなり、強度も高くなるのが特徴です。
ピンクゴールドは柔らかく女性らしい印象を与えるため、女性向けジュエリーに使用されることが多くなっています。
しかし、銅は酸化しやすい性質があり変色しやすいため、取り扱いには注意が必要です。

ホワイトゴールド

WGと表記されるホワイトゴールドは、金の純度75%に対して、25%分の銀・パラジウムを混ぜています。カラーゴールドの中で唯一パラジウムが含有されているのが特徴です。
ホワイトゴールドは清潔感と上品さを感じる輝きがあり、変色や変質に強くなっています。主に、アクセサリーや時計に用いられています。

イエローゴールド

YGと表記されるイエローゴールドは、金の純度75%に対して、25%分の銀・銅を混ぜています。色味は純金に近く華やかで、非常に強度が高いのが特徴です。
日常使いのアクセサリーをメインに、ブライダルジュエリーとしても用いられています。

レッドゴールド

RGと表記されるレッドゴールドは、金の純度75%に対して、25%分の銀・銅を混ぜています。強度が非常に高く、長持ちするのが特徴です。
レッドゴールドは、特徴的な赤味によって温かみのある印象を与えます。女性向けアクセサリーや指輪に用いられることが多くなっています。

グリーンゴールド

GGと表記されるグリーンゴールドは、金の純度75%に対して、25%分の銀を混ぜています。緑色が入ったグリーンゴールドは爽やかな印象があり、指輪やオブジェに用いられることが多いようです。

金の純度を知って金製品を購入しよう

金は純度によって硬度や割金の含有量、用途などが異なります。
また、純度が高いほど価値が高くなるので、資産として購入するなら純度が高い製品を選ぶのがおすすめです。

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