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Platinum

pt950はどのような素材?ほかの純度との違いやお手入れ方法

一言で「プラチナ」といっても、「pt999」や「pt950」、「pt900」などさまざまな種類があります。この文字列から「pt」がプラチナであることを、数字が純度を表していることはわかるものの、どの数字がどれくらいの純度なのかということまで知っている方は少ないようです。

そこで今回は、プラチナジュエリーを選ぶ前に知っておきたいプラチナの純度について解説します。pt999・pt950・pt900それぞれの違いやお手入れ方法、プラチナジュエリーを選ぶ際のポイントもご紹介するので、ぜひご一読ください。

pt950の「pt」とはどのような意味?

プラチナジュエリーには、「pt950」のように純度を表す数字の前に「pt」というアルファベットが記載されています。このptはプラチナという意味があり、ptの刻印があることで金属の種類を判断することができるのです。

昔は「platinum」を省略した「pt」を使用していたそうですが、ほかの金属の元素記号を重複してしまうことから、現在は「pt」で統一されています。

プラチナは白金色に輝く金属で、変色・変質しづらいという特徴があります。金よりも埋蔵量が少なく、非常に希少価値の高い金属です。日本では主に結婚指輪や婚約指輪の素材として用いられていて、プラチナ=指輪の素材というイメージを持っている方も多いでしょう。

そんなプラチナは純度が高くなるほど柔らかくなるという特徴もあるため、ジュエリーとして加工する際にはほかの金属を混ぜて硬度を高くするのが一般的です。詳しくは後述しますが、pt999やpt950といった「pt」のあとに続く数字はプラチナの純度を表しています。

pt999・pt950・pt900の違い

上述した通り、「pt」のあとに続く数字はプラチナの純度を表しています。pt999・pt950・pt900それぞれの純度や特徴は以下の通りです。

pt999とは

pt999は純度99.9%であることを表しています。現在の科学技術では、ほかの金属や不純物が一切含まれない100%プラチナは存在しないといわれているため、pt999がもっとも純度の高いプラチナで、「純プラチナ」と呼ばれています。しかし、pt999のままでは柔らかく加工しづらいため、ジュエリーに加工する際は割金を混ぜて純度を下げる必要があり、地金として用いられることが多くなっています。

pt950とは

pt950はプラチナの純度95%です。国際基準の純度で、海外ブランドでは多く使用されていますが、近年は日本国内で販売されている婚約指輪・結婚指輪もpt950が多くなってきているようです。プラチナジュエリーとしては純度が高く、金属アレルギーが起こりづらい傾向にあります。そのため、品質の高さにこだわる方、プラチナ本来の輝きを求める方におすすめの純度といえるでしょう。

pt900とは

pt900はプラチナの純度が90%です。強度を高めるためにパラジウムをメインに割金を10%混ぜており、pt950よりも強度が高く、価格がリーズナブルな傾向にあります。日本で販売されているプラチナジュエリーの多くがpt900となっていて、プラチナを選びたいけれど価格は抑えたい方向けといえるでしょう。このほか、より硬度の高い金属を加えたり、表面加工を行ったりすることにより高い純度を保ちつつ耐久性を高めた「ハードプラチナ」という金属もあります。ハードプラチナの純度や割金の種類・比率はブランドやジュエリーショップによって異なるため、純度については一概にはいえません。

pt950のお手入れ方法

お気に入りのプラチナジュエリーを美しい状態のまま愛用し続けるためにも、正しいお手入れ方法を把握しておきましょう。とくにpt950は純度が高く傷つきやすいため、丁寧にお手入れを行う必要があります。

プラチナジュエリーは身に着けると汗や皮脂が付着します。pt950は変質・変色しづらい金属ではありますが、そのままにしておくと汚れがこびりついてしまったり、硫化により黒ずんでしまったりする可能性もあるため、身に着けたあとはしっかりとお手入れをして保管しましょう。

日常のお手入れとしては、柔らかい布で汚れを拭き取る程度で問題ありません。

汚れがひどい場合は、水を入れた洗面器などに中性洗剤を入れて柔らかいブラシで軽くこすります。刻印の溝や爪部分、装飾部分など、汚れが溜まりやすい箇所は念入り洗いましょう。

汚れを落とし終えたら、水でしっかりと洗剤をすすぎ水気を拭き取ります。

お手入れが終わったら、プラチナジュエリーを購入した際についていた小袋などに入れて、ほかのジュエリーと接触しないように大切に保管してください。

もしも日常の水洗いで汚れが落とせない場合は、購入したジュエリーショップでクリーニングをしてもらうのも一案です。どのようなプラチナジュエリーなのかによってクリーニング方法が異なる場合もありますが、超音波洗浄機を使ってクリーニングを行うのが一般的です。アフターサービスにて無料で対応してもらえることもあるため、まずは購入したジュエリーショップへお問い合わせください。

pt950がよい?プラチナジュエリーを選ぶ際のポイント

 

プラチナジュエリーにはpt950やpt900などさまざまな純度の品があるため、どれを選んだらよいのかわからないという方もいるでしょう。純度で迷った際には、純度によって異なる特徴を踏まえたうえで選ぶのがおすすめです。

プラチナは純度が高くなるほど柔らかくなり、傷がつきやすくなります。余分な金属が含まれていない分、価格は高くなりやすいのが特徴です。

硬度を高めるためには割金を加える必要があり、割金を加えることで純度は低くなります。それにより傷はつきづらくなりますが、価値が低くなるだけでなく、割金の量が多くなることによりアレルギーの懸念が出てきます。

このことを踏まえると、価格や扱いやすさを重視するならpt900、価値の高さを重視するならpt999だといえるでしょう。価値と扱いやすさをトータル的に見るなら、pt900とpt999のよいとこ取りをしたpt950がおすすめです。

近年はpt950の婚約指輪や結婚指輪といった高純度のプラチナジュエリーが増えているようなので、プラチナジュエリーの純度で迷った場合はpt950を選ぶとよいでしょう。

pt950は使いやすく価値も高い

一言で「プラチナジュエリー」といっても、その純度の高さにより特徴が異なることがわかりました。価値の高さと使いやすさの両方でプラチナジュエリーを選ぶなら、pt950がおすすめです。

ただし、使いやすい純度であるとはいっても、定期的にお手入れは必要となります。今回ご紹介したお手入れ方法を参考にして、ぜひきれいな状態を保ちましょう。

 

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