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ゴールドとプラチナの価値はどっちが上?現在の価値と今後の価値について解説

ゴールドとプラチナの価値はどっちが上?現在の価値と今後の価値について解説

ゴールドとプラチナはどちらも価値の高い金属です。そのため、資産保全のために購入するならどちらがよいのか悩むこともあるでしょう。

そこで今回は、ゴールドとプラチナそれぞれの価値についてご紹介します。

将来的な価値についても解説するので、ゴールドやプラチナの購入・現金化を考えている方はぜひご参考にしてください。

ゴールドとプラチナの価値はどっちが上?

ゴールドとプラチナはどちらも価値が高い金属として知られています。

しかし、実際はどちらの価値のほうが高いのでしょうか。

以下では、資産価値と希少性の双方から2つの金属の価値について考えていきます。

資産価値が高いのはゴールド

2023年12月5日現在、資産価値が高いのはゴールドとなっています。

ゴールド1gあたりの店頭小売価格は10,654円、店頭買取価格は10,545円。

一方プラチナは、1gあたりの店頭小売価格は4,889円、店頭買取価格は4,725円です。

このことから、ゴールドのほうが資産価値が高いことがわかります。

ゴールドは投資・宝飾品需要が大きく世界的に人気が高い金属です。

インフレや有事の際にも価値が下がりにくく、世界的に価値が安定しているのが特徴です。

希少価値が高いのはプラチナ

希少価値の高さでいうと、プラチナのほうが高いといえます。というのも、プラチナは埋蔵量そのものがゴールドよりも少ないといわれていて、産出国も南アフリカ共和国やロシアなどと限られています。

そのため、昔は希少価値の高いプラチナのほうが高値で取引されていました。

プラチナは日本では宝飾品の素材として有名ですが、世界的に見ると工業用需要が圧倒的に大きい傾向にあります。

ゴールドがプラチナの価値を逆転した理由!

ゴールドがプラチナの価値を逆転した理由!

ゴールドとプラチナの価値を考えると、「希少価値の高いプラチナのほうが資産価値も高くなるのでは」と考える方は多いでしょう。

先述した通り、以前は希少価値の高いプラチナのほうが高値で取引されていましたが、以下のような理由により現在はゴールドのほうが資産価値としては高くなっています。

需要の違い

日本ではプラチナもジュエリーの素材として高い人気を誇っていますが、世界的に見ると圧倒的にゴールドのほうがジュエリー素材としての需要が高い傾向にあります。

ゴールドは主に投資や宝飾品として需要が高いのに対して、プラチナは工業用、主に自動車用として用いられることが多くなっています。

そのため、プラチナは景気が悪くなると価格が下がりやすくなっているのです。

実際に、リーマンショックのあとは世界的に景気が悪くなり、自動車の売上が落ちたことでプラチナの価格も下がりました。

このように、需要の違いが価値の違いに深く関わっていることがわかります。

通貨の価値低下

ゴールドは短期的な価格の変動が少ない金属です。そのため、宝飾品だけでなく資産保全の金属として高い人気を誇っています。

もし不景気により通貨の価値が低下すると、有事の金としてゴールドの需要が高くなるため価値が下がりにくいのです。

実際に、リーマンショックのあとや新型コロナウイルス流行時などは世界的に景気が悪くなったため、ゴールドの価値が上昇しました。

世界的に景気が悪くなったときほど、資産家や銀行などが資産を守るためにゴールドを保有しようとするためプラチナよりも価値が高くなります。

世界的な価値の安定

先述した通り、ゴールドは宝飾品や資産保全のための金属として高い人気があります。

有事の金と呼ばれるほどその価値は古くから認められていて、世界共通の資産になっているのです。

ゴールドはどこの国へ行っても価値が安定していることから需要が高くなり、プラチナよりも価値が高くなりました。

ゴールドとプラチナの価格が変動する理由

ゴールドとプラチナの価格は常に変動しています。

購入する日・現金化する日の相場により売買価格が異なるため、ゴールドやプラチナを利用して資産運用をするなら、相場が安いときに購入して相場が高くなったタイミングで現金化することで利益を得ることができるでしょう。

ゴールドとプラチナの相場価格は、基本的に世界情勢に影響されます。

ゴールドやプラチナの需要が増加して供給が減ると価値が上がり、反対に需要が減って供給が増えると価値が下がるのです。

ゴールドとプラチナの価格が上がる具体的な要因としては以下のようなことが挙げられます。

【ゴールドの価格が上がる要因】

・主要国の経済不況

・米ドルの価値が低下

・需要の増加

・世界各国の中央銀行による政策金利の低下

・地政学的リスクの増加

 
【プラチナの価格が上がる要因】

・主要国の景気上昇

・自動車産業の需要増加

・脱炭素への動きの加速

・南アフリカの経済状況の悪化

・パラジウムの価格上昇

 
 

将来、プラチナの価値がゴールドより高くなる可能性はある?

将来、プラチナの価値がゴールドより高くなる可能性はある?

現在はゴールドの価値がプラチナの価値を上回っていますが、将来的にプラチナがゴールドよりも価値が高くなる可能性はあるのでしょうか?

結論からいえば、プラチナがゴールドの価値を上回る可能性は十分にあるといえます。

というのも、そもそも希少価値が高いのはプラチナです。好景気になり自動車の売れ行きがよくなれば、プラチナの価値が高くなる可能性があります。

このほか、脱炭素化の動きが加速して水素社会へと転換すれば、水素燃料電池車や水素生成装置などに用いられているプラチナの価値が上昇する可能性があるといえるでしょう。

ゴールドとプラチナの価値はどっちが上なのかチェックした上で売買を

ゴールドは資産価値が高く世界的にも価値が安定している金属です。一方プラチナは希少価値は高いものの、工業需要が高いため価格相場は景気に影響される傾向にあります。

どちらも経済状況や世界情勢などにより価格は常に変動しており、数ヶ月から年単位で見るとその価格幅が大きく変わっていることがわかるでしょう。

そのため、ゴールドやプラチナを購入・現金化する際はタイミングを見極めることが大切です。

BIJOUPIKOの金・プラチナの売買

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