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プラチナの産出国はどこ?生産量や用途もご紹介!

プラチナの産出国はどこ?生産量や用途もご紹介!

プラチナは金と同じく、人気の投資のひとつです。その理由は、常に採掘され続けるわけではないため。これにより、プラチナは希少性が高い貴金属として人気を博しているのです。では、そんなプラチナの生産量と主な産出国をご存じでしょうか?

そこで今回は、プラチナの生産量と産出国、日本でもプラチナは採取されるのかどうかについてご紹介します。また、プラチナが採れる都市鉱山とプラチナの主な用途もまとめているので、ぜひご覧ください。

プラチナの生産量と主な産出国

プラチナといえば、「希少性が高い貴金属」とイメージする方は多いでしょう。では、なぜプラチナは希少性が高いのかご存じでしょうか。それは、プラチナの生産量が年間約180トンしかないからです。希少性が高い貴金属に金もありますが、金の生産量は年間約3,300トン。金に比べると、プラチナの生産量はわずか18分の1以下しかないのです。この理由から、プラチナは金以上に希少性の高い貴金属といえます。

そんな希少性が高いプラチナの産出国は以下のとおりです。

産出国生産量
南アフリカ100.2トン
ロシア21.8トン
北米10.5トン
ジンバブエ15.0トン
そのほかの地域6.3トン

※2020年のデータです。

プラチナの生産量は南アフリカがもっとも多く、全世界の約4分の3を占めています。
そんな南アフリカには、12万平方キロメートルにもなるレアメタルを含んだ地層「ブッシュフェルト複合岩体」が存在します。この鉱脈からプラチナを採取することができ、現在のペースで採取してもしばらくは枯渇しないといわれています。

ただし、生産量が多いからこそプラチナの価格は南アフリカの経済状況に影響します。たとえば、過去には南アフリカで電力の供給不足が問題となり、プラチナの価格が高騰しています。金はひとつの国の経済状況で大きな価格変動が起こることはありませんが、プラチナは大きく影響するため投資をするなら南アフリカの経済状況をチェックしておくことが大切です。

気になる疑問!日本でもプラチナは採れる?

気になる疑問!日本でもプラチナは採れる?

上述したプラチナの産出国に日本が入っていないため、「日本ではプラチナを採取できないのか」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、日本でもプラチナは採取されています。ただし、日本のプラチナの生産量はごくわずかです。

日本でプラチナが採取されたのは、太平洋戦争よりも前です。新潟と北海道で発見され、過去には事業として展開されていたこともありました。現在は北海道の一部の河川で「砂白金(さはっきん)」として見つかる程度といわれています。
砂白金とは、プラチナが含まれている「かんらん岩」が風化し、それが雨で流されて川底にある砂に混ざったもの。プラチナの含有量はごくわずかなため、日本ではあまり採取できないのです。

貴重な資源!プラチナが採れる「都市鉱山」とは?

日本には南アフリカのようにプラチナなどのレアメタルを含んだ地層はありませんが、「都市鉱山」であればプラチナの採取が可能です。
都市鉱山とは、リサイクルできる貴金属のことです。貴金属を使った製品は日本に数多く存在し、それらをスクラップしてプラチナや金などを採取します。
リサイクルで採取されているプラチナの量は合計53.4トン。その内訳は、以下のとおりです。

リサイクル製品採取量
自動車廃触媒35.9トン
宝飾品16.3トン
電気1.2トン

※2020年のデータです。

プラチナの上位産出国である南アフリカに比べて採取量は少ないものの、都市鉱山からは大量のプラチナを採取することができます。これにより、自然に採取できるプラチナが枯渇したとしても、世界中からプラチナがなくなってしまうことはないといえます。

併せて押さえておこう!プラチナの主な用途について

併せて押さえておこう!プラチナの主な用途について

プラチナは耐熱性・耐腐食性に優れており、また変質・変色しにくい貴金属です。安定した素材のため、さまざまな用途で利用されています。
たとえば、よく見聞きするものに宝飾品が挙げられます。プラチナは希少性が高い貴金属なので、婚約指輪や結婚指輪、アクセサリーなど特別なジュエリーの素材として人気を博しています。

このほか、私たちが普段使用しているスマートフォンやパソコンの中にあるハードディスクの磁石部分にもプラチナが使用されています。ハードディスクは内部に情報を記録する役割があるため、プラチナは欠かせない存在といえるでしょう。

このほか、自動車産業では「ディーゼル車の排ガス浄化装置の触媒」や「燃料電池の材料」、文具では「万年筆のペン先」などにも活用されています。主な用途と需要量については以下のとおりです。

プラチナの用途需要量
自動車触媒71.2トン
宝飾品53.1トン
化学19.9トン
ガラス14.1トン
石油9.4トン
電子材7.5トン
医療&バイオメディカル6.7トン

※2020年のデータです。

日本の主な用途と需要量については以下のとおりです。

プラチナの用途需要量
自動車触媒8.2トン
宝飾品7.4トン
化学1.2トン
ガラス0.5トン
石油0.1トン
電子材1.0トン
医療&バイオメディカル0.4トン

※2020年のデータです。

なお、投資用としてのプラチナの需要量は世界で31.8トン、日本では12.2トンと高い人気を誇っています。

産出国が限られているプラチナの価値を知ったうえで資産運用を始めよう

プラチナの産出国は、主に「南アフリカ」「ロシア」「北米」「ジンバブエ」の4ヵ国です。産出国が限られているため、プラチナはどこでも採取できるわけではありません。くわえて、プラチナの生産量は年間約180トンです。金に比べるとプラチナの生産量が少ないため、希少性が高くなっています。この理由により、プラチナは投資としても注目を集めているのです。

プラチナで資産運用を始めるなら、前述したように生産国1位の南アフリカの経済の動向をチェックしておきましょう。過去に電力の供給不足で価格変動が起きたように、南アフリカの経済状況によって相場が変動する可能性があります。購入するタイミングと現金化するタイミングを見極めるひとつの指標にもなるので、欠かさずチェックしておきましょう。また、プラチナは「ディーゼル車の排ガス浄化装置の触媒」や「燃料電池の材料」にも活用されているので、自動車産業の動向も併せて確認しておくことをおすすめします。そうすれば、後悔なくプラチナを手に入れることができるはずです。

BIJOUPIKOのプラチナの売買

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