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プラチナ投資を始める方必見!投資方法の種類や相場動向のチェックポイントを解説

プラチナ投資は資産運用に向いている?主な種類や特徴について

プラチナは希少価値が高い貴金属です。そのため、金のようにプラチナも資産運用として投資することができます。ただし、プラチナ投資と金投資はそれぞれ特徴が異なります。プラチナ投資を成功させるためにも、特徴を押さえておくようにしましょう。

そこで今回はプラチナ投資と金投資の違いをはじめ、プラチナ投資の主な種類や相場が変動するポイントについてまとめています。ぜひご参考にしてください。

 

プラチナ投資と金投資の違い

プラチナ投資と金投資の違い

プラチナと金は投資資産としての性質が異なるため、価格変動の傾向も変わってきます。リスク分散をするなら、それぞれの違いを理解した上で投資を始めることが重要です。

近年は資産としても注目されているプラチナは、金と比較すると圧倒的に生産量が少なく希少価値が高いことで知られています。その希少性の高さから基本的に金よりも高い価格で取引されてきました。

日本では主にジュエリー素材として知られていますが、実はジュエリーとして用いられているのは全体の30%程度で、そのほとんどが日本と中国の需要となっています。
残り70%のうち約60%は自動車業界などの工業用として用いられています。とくに欧米ではプラチナ=工業用という認識が強く、プラチナのジュエリーはほとんど需要がありません。

そんなプラチナを使った投資は、景気に左右されやすく株式と似た動きをする傾向にあります。そのため、景気が悪くなれば相場価格も下がることが多くなっています。この理由は、景気が悪くなると自動車などの購入が減りプラチナの需要が低くなるからです。さらに、金と比較すると市場が小さく、ハイリスク・ハイリターンになりやすいのがプラチナ投資の特徴です。
一方金は古くから通貨の役割を担ってきたこともあり、信用不安やインフレリスクに強く株式と反対の動きをする性質があります。市場が大きく安定性が高いことから、長期的な資産運用に向いています。

 

プラチナ投資は大きく分けると「長期」と「短期」の2つ

プラチナ投資は大きく分けると「長期」と「短期」の2つ

プラチナ投資は大きく分けて「長期」と「短期」の2つの投資方法があります。投資を始める前にそれぞれの特徴やメリット・デメリットを比較した上で、自身にはどちらの方法が合っているのかを見極めておくことが大切です。

長期投資は積立NISAのようなものです。積立NISAとは2018年1月に開始された少額投資非課税制度のことで、積立貯金のように毎月一定金額を支払って投資を行います。非課税投資枠内であれば毎月の分配金や譲渡金に税金はかかりません。このように、プラチナの長期投資でも毎月一定金額を支払いプラチナを購入して資産運用を行います。
希少価値が高いプラチナですが、市場が小さくハイリスク・ハイリターンになりやすいため、多くの方が長期的に運用する傾向にあります。
このことから長期投資のメリットは、プラチナ投資の欠点であるハイリスクを避けて大きなマイナスにはならないこと、デメリットは大きなマイナスにならない分ハイリターンも見込めないことが挙げられます。そのため、長期投資は貯金感覚で投資したい人向きといえるでしょう。

一方短期投資は、現物を購入したあと相場が上がったタイミングで現金化するものです。
基本的に現物投資は地金買いとなるため初期費用が必要です。たとえば1gあたり5,000円弱の場合、100gの地金を購入するなら5,000円×100gで最低でも500,000円は必要になります(2023年1月現在)。もし500gを一気に購入するとなると、2,500,000円もの初期費用が必要になるのです。
短期投資では最短即日で売買することでその差額が利益となることを考えると、かなりのハイリスク・ハイリターンなので利益重視の人に向いているといえるでしょう。

どのような購入方法がある?プラチナ投資の主な種類

プラチナ投資といっても、主に以下の4つの種類があります。自分に適した投資方法を選ぶためにも、まずはプラチナ投資の種類について押さえておきましょう。

現物取引

現物取引とは、プラチナをそのときの価格で購入し、自分で現物を保管できる投資方法です。たとえば、50gのプラチナが20万円のときに注文すれば、その金額で購入できます。手元にプラチナを置くことができるので、「現金化したい」というときに自分の好きなタイミングで手放すことが可能です。現物を手元に置いておけるのはメリットといえますが、盗難や紛失などのリスクがある点はデメリットといえるでしょう。

先物取引

先物取引とは、将来価格でプラチナを購入する投資方法です。「半年後にプラチナ50gを20万円で購入する」というように、未来の日付と価格を指定してプラチナを購入します。もし、半年後にプラチナ50gの価格が30万円になっていた場合は安く購入できることになりますが、反対にプラチナ50gの価格が15万円になっていた場合は、多くの費用を支払うことになります。
先物取引では、将来価格がどれだけ変動していたとしても、指定した日付になったらあらかじめ決めておいた価格で購入しなければなりません。

投資信託

投資信託とは、資産運用のプロであるファンドマネージャーに運用を任せる投資方法です。プロに資産運用を任せるためプラチナは基本的に手元には届きませんが、自身で購入や現金化の手続きを行わなくて済むのはメリットといえるでしょう。一方、運用を任せる分、売買手続きなどに手数料がかかるのはデメリットになります。
多少の費用をかけてでも手間をなくして手軽にプラチナ投資を行いたいという方に向いています。

CFD取引

CFD(Contact for Difference)取引とは、差金決済取引のことです。プラチナ現物を取引するのではなく、売買差益のみで取引が行われます。

CFD取引の特徴のひとつに、「最大20倍のレバレッジをかけることができる」が挙げられます。レバレッジとは、「てこの原理」を意味しており、小さな力で大きなものを動かせる仕組みのことです。たとえば、口座に10万円入金し20倍のレバレッジをかけたとします。そうすると、200万円分の取引が行えるのです。レバレッジをかけることでハイリターンを狙えますが、その分リスクも高くなるという点には注意が必要です。

なお、通貨を使った取引を行うFX(外国為替証拠金取引)もCFD取引のひとつです。

 

押さえておこう!プラチナ投資の特徴について

押さえておこう!プラチナ投資の特徴について

プラチナ投資と金投資は特徴が異なります。そのため、プラチナ投資を始める前にプラチナの相場の特徴について押さえておくことが大切です。

プラチナは相場変動が激しいのが特徴です。まず、金の場合は景気が落ち込むと相場が上がりますが、これは投資家の動きが影響しています。自国の通貨の価値が下がることを懸念して金を購入する方が増え、金相場が上がるのです。そのため、金は景気に大きく影響されることはありません。
反対に、プラチナは景気がよくなると相場が上がります。なぜなら、プラチナは工業用としての需要が半数以上を占めているからです。
繰り返しになりますが、日本ではプラチナ=ジュエリーというイメージがありますが、世界的に見るとジュエリーに用いられているプラチナは約30%で、需要の約60%は工業用として用いられています。なかでも最もシェア率が高いのは自動車業界で、プラチナ相場にかなり影響する使用率であることがわかります。
つまり、景気がよくなると自動車を購入する人が増える=プラチナの使用量が増えるため、相場が上昇する傾向にあるのです。このように、プラチナは景気に影響を受けやすいので相場変動が激しいのです。

 

プラチナの相場動向を把握!チェックしておきたい4つのポイント

押さえておこう!プラチナ投資の特徴について

プラチナの相場動向を把握するためにも、以下の4つのポイントをチェックしておきましょう。

1.先進国の金融緩和

1つ目は、「先進国の金融緩和」です。金融緩和とは、停滞している経済を成長させるために行われる施策のことです。たとえば、「車を購入したい」と思っていても銀行からお金を借りる際の金利が高いと返済額が大きくなるため、なかなか借りることができません。しかし、金利を引き下げればお金を借りる人を増やすことができます。これにより、車の需要が高まり物価が上昇します。物価が上昇すれば結果的に景気が回復するのです。

先述したように、プラチナは景気に影響されやすい投資商品です。そのため、プラチナの相場動向を把握するのであれば、先進国の金融緩和をチェックしておくことが大切です。

2.南アフリカの景気

2つ目は、「南アフリカの景気」です。南アフリカは、プラチナの主な原産国となっているため、政治・経済状況がプラチナの相場を左右します。もし南アフリカの政治・経済状況が悪化してプラチナの生産量が減少した場合、需要量に対して供給量が減ってしまうため価格が高騰します。実際に、2008年のリーマンショックの前には南アフリカの鉱山会社の電力不足が原因でプラチナの生産が一時停止したことにより、プラチナ価格が高騰しました。このほか、南アフリカの通貨である「ランド」が米ドルに対して価値が下がった場合、輸出量が増えるためプラチナ価格は下落しやすくなります。
このように、南アフリカの経済がプラチナの相場に影響するので、景気をチェックしておきましょう。

3.自動車産業の動向

3つ目は、「自動車産業の動向」です。プラチナは、ディーゼル車の排ガス浄化装置の触媒として用いられています。しかし昨今は、世界的にディーゼル車の販売規制が拡大。そのため、プラチナの使用量が減ると思われていますが、ディーゼル車に代わり「燃料電池車」が注目を集めています。燃料電池車はディーゼル車よりもプラチナ使用量が多いので、今後も需要が高まると予測されます。
プラチナの需要が増加すると、購入する際の価格も高くなります。安く購入して高く現金化するためにも、自動車産業の動向もチェックしておきましょう。

4.水素生成装置の需要

4つ目は、「水素生成装置の需要」です。昨今は脱炭素に向けた取り組みが行われており、水素生成装置に注目が集まっています。水素生成装置にはプラチナが用いられているので、需要が高まればプラチナの需要も高まるでしょう。プラチナの相場動向を把握するためにも、水素生成装置の需要のチェックも欠かせません。

 

プラチナ投資の成功に関わる!買取り先選びで見ておきたいポイント

プラチナ投資の成功に関わる!買取り先選びで見ておきたいポイント
プラチナを現金化するのであれば、どこに買取りを依頼するのかを慎重に選ぶことが大切です。そこで以下では、買取り先選びで見ておきたい2つのポイントをご紹介します。

ホームページがある

プラチナを現金化するのであれば、ホームページがある店舗を選ぶようにしましょう。なぜなら、ホームページがない店舗だと買取実績が曖昧なためです。たとえば、「プラチナ50gをいくらで買取りしたのか」などの情報がないと、実際に買取りに出す際にいくらで現金化できるのかわからず不安になってしまいます。安心してプラチナを現金化するためにも、ホームページの有無をチェックしておきましょう。

相場を更新している

プラチナを現金化するのであれば、相場を更新している店舗を選ぶことも大切です。仮に相場が更新されていない場合、適正価格で買取りしてもらえない可能性があります。プラチナの相場を知った上で買取りしてくれる店舗を選ぶためにも、ホームページの相場情報を更新しているかも確認しておくことが大切です。

正しく検査をしている

プラチナをはじめとする貴金属の査定では、計量器やルーペ、比重計、蛍光X線検査機などを使用します。
計量器では製品の重さを量り、ルーペはプラチナ製品の刻印を確認するために使用します。また、細部の状態などをチェックする際にもルーペは使用されます。
比重計は刻印がない場合に品位を確認するために使用し、蛍光X線検査機は成分元素や構成比率を分析する機械です。

なお、BIJOUPIKOでは、蛍光X線検査機を使用して査定を行っています。蛍光X線検査機とは、分析対象物にX線を照射した際の蛍光X線スペクトルで元素の含有量を解析する分析装置です。分析対象物を破壊したり傷つけたりせずに比較的簡単に検査できるため、品質をしっかりと調べる必要のあるプラチナの検査に向いています。これにより、お持ちいただいたプラチナの純度を正しく測定することができます。

 

プラチナ投資を始める前に基本知識を押さえておくことが大切

プラチナ投資は、主に「現物取引」「先物取引」「投資信託」「CFD取引」の4種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自分に適した投資方法を選ぶことが大切です。
くわえて、プラチナ投資を成功させるためには、金投資との違いや相場の動向をチェックしておくことも欠かせません。プラチナの価格は世界情勢の影響を受けるため、今回ご紹介したプラチナの相場が変動する4つのポイントを押さえて、相場動向を把握するようにしましょう。
買取り先を選ぶ際は、ホームページがあり日々相場を更新しているか、正しい方法で検査を行っているかという点に注目して選ぶことでリスクを回避できます。

BIJOUPIKOの金・プラチナの売買

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