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世界的に有名なレッドダイヤモンドの資産価値とは?

世界的に有名なレッドダイヤモンドの資産価値とは?

ファンシーカラーダイヤモンドの中でも希少価値が高いといわれている「レッドダイヤモンド」をご存じでしょうか?レッドダイヤモンドはその名の通り、赤みが特徴のダイヤモンドです。その希少価値の高さから、資産保全のために所有したいと考えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、レッドダイヤモンドについて解説します。気になる資産価値や世界的に有名なレッドダイヤモンドについてもご紹介するので、資産保全のためにダイヤモンドの所有を考えている方はぜひご一読ください。

レッドダイヤモンドとは?

レッドダイヤモンドとは?

レッドダイヤモンドとは、その名前の通り赤みのあるダイヤモンドのことです。しかし、ルビーのような赤みはなく、ピンクダイヤモンドの赤みが強い色合いとなっています。一言でレッドダイヤモンドといっても、ピンクの赤みが強いナチュラルな赤色とオレンジがかった赤色、紫がかった赤色があります。その中でもピンクの赤みが強いナチュラルな赤色は、オレンジがかった赤色や紫がかった赤色、ブラウンみのある赤色よりも人気が高いのが特徴です。
さらに、レッドダイヤモンドは大変珍しいダイヤモンドで、Gemological Institute of America(米国宝石学会 以下:GIA)の記録によると、1957年〜1987年までの30年以上もの間、色相に関する判定が「Red」のみのダイヤモンドは一切記録がありません。「主要な色相がRed」とは、Redが主色相であり、パープルなどの二次的色相が混ざっていないことを表しています。このことからもわかるように、レッドダイヤモンドは非常に希少性の高いダイヤモンドなのです。

参考:GIA レッド ダイヤモンド – 最も希少なダイヤモンド

レッドダイヤモンドが赤い理由は「結晶構造の欠陥」によるものといわれています、それは一説にすぎません。GIAでも最新のテクノロジーを使って何十年もの間「ダイヤモンドが赤くなる原因」を調査・研究していますが、いまだにその原因が判明していないのです。
そもそもダイヤモンドは、単一元素からなる唯一の宝石で、通常約99.95%の炭素からできています。 残りの0.05パーセントは1つ以上の微量元素で、 これにより色や結晶形状に影響を与えるようです。

そんなレッドダイヤモンドには、「情熱」「気力」「挑戦」「不滅の愛」「真実」などの意味があります。エネルギーにあふれた前向きな意味の言葉が多いことから、目標に向けて頑張っている方やチャレンジしたいと思っている方、パートナーを探している方にぴったりの宝石だといえるでしょう。

なお、ダイヤモンドのカラーについては、以下の記事で詳しく解説しています。ダイヤモンドの評価基準である「4C」やBIJOUPIKOが扱うカラーグレードについても記載していますので、併せてご確認ください。

ダイヤモンドの「カラー」とは?無色透明の特別な輝きを指輪にプラスしよう

「幻のダイヤモンド」とも呼ばれるレッドダイヤモンドの資産価値

「幻のダイヤモンド」とも呼ばれるレッドダイヤモンドの資産価値

レッドダイヤモンドは、その名前の通り「レッド」または「赤みがかった」ダイヤモンドを指しています。通常、無色透明のダイヤモンドほど希少価値が高くなりますが、通常のカラー範囲を超えると「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、彩度が明るく色鮮やかなほど希少価値が高くなります。

そんなレッドダイヤモンドの主な産地は、ピンクダイヤモンドの産出地として有名なオーストラリアのアーガイル鉱山です。しかし、アーガイル鉱山は「ダイヤモンドを掘り尽くした」という理由から2020年に閉山となりました。このほかにレッドダイヤモンドが採掘できる場所としてロシアなどが挙げられますが、アーガイル鉱山のように質の高いダイヤモンドがたくさん採掘できるわけではありません。ダイヤモンドの採掘量が減少している昨今、レッドダイヤモンドの採掘量はさらに減る可能性があります。ダイヤモンドの希少性は価値に直結するため、レッドダイヤモンドの希少価値はさらに高くなることが予想されているのです。

レッドダイヤモンドはその希少性の高さから「幻のダイヤモンド」と呼ばれていて、業界では色調の中で極めて魅力的な石を「ローズカラー(薔薇色)」、紫がかったものを「モーブ」ダイヤモンドとして売り出していました。

世界的に有名なレッドダイヤモンド

では、世界的に有名なレッドダイヤモンドとはどのようなものなのでしょうか?
これまで発見されてきた有名なレッドダイヤモンドは以下の通りです。

ハンコック・レッドダイヤモンド

ハンコック・レッドダイヤモンドは、世界的に有名なレッドダイヤモンドのひとつです。1987年にニューヨークのオークションに出品された際には、落札予想金額の8倍にもなるカラットあたり926.315ドル(日本円で約1億円)の値がつきました。

デ・ヤング・レッドダイヤモンド

デ・ヤング・レッドダイヤモンドは、アメリカのスミソニアン博物館に飾られています。5.03カラットもの大きさがあり、世界で3番目に大きなレッドダイヤモンドといわれています。「デ・ヤング・レッドダイヤモンド」という名前は、所有者の名前にちなんで名付けられました。色味が濃いことから発見当初は巨大なガーネットとして扱われていましたが、硬度が高く傷がつきにくいことから調査を行ったところ、希少価値の高いレッドダイヤモンドであることがわかりました。

ムサイエフ・レッドダイヤモンド

ムサイエフ・レッドダイヤモンドは、ブラジルで発見された5.11カラットもの重量があるレッドダイヤモンドです。GIAで世界最大のレッドダイヤモンドと認められ、800万ドル(日本円で約9億1000万円)で落札されました。さらにスミソニアン国立自然史博物館に展示された2003年夏発行
のGems&Gemology(宝石と宝石学)の記事では、「最も強い色を持ち最大の価値を持つ」と考えられている「驚異的」という言葉を使って紹介されています。

レッドダイヤモンドは世界的に希少価値の高いダイヤモンド

世界的に希少価値が高いといわれているレッドダイヤモンドは、もともと採掘量が少なく希少価値の高いファンシーカラーダイヤモンドです。主要産地であったオーストラリアのアーガイル鉱山が閉山したことで、さらに希少価値が高くなることが予想されています。
なかでも人気なのは、パープルやオレンジなどほかの色味が混ざっていないピンクの色味が濃いレッドダイヤモンドです。資産保全のひとつとしてレッドダイヤモンドを所有する傾向にあります。

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