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金とメッキの見分け方を知っておこう!見分けがつかない場合の対処法とは?

金とメッキの見分け方を知っておこう!見分けがつかない場合の対処法とは?

金製品には、内部まですべてが金でできた製品と表面のみ金メッキが施されている製品があります。
内部まで金でできた製品と金メッキ製品では、現金化する際の価格が大きく異なるため、見分け方を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、金と金メッキの見分け方や「偽物」といわれるケースについて解説します。見分けがつかないときの対処法についてもご紹介するので、ぜひご参考にしてください。

金とメッキの見分け方とは?

金とメッキの見分け方とは?

内部まですべて金でできた製品と金メッキが施された製品は、どのように見分ければよいのでしょうか?金メッキが施された製品のなかには、金製品とよく似ていて見分けるのが難しいものもあります。金メッキの製品を金製品として間違えないよう、以下の見分け方を覚えておきましょう。

刻印を確認する

本物の金製品には、刻印が入っているのが一般的です。たとえば「K18」と刻印されている場合は、18金であることがわかります。金は24分率で純度を表しているため、18金は75%が純金ということになります。このことから、刻印があれば金製品であることがわかるでしょう。

ただし、刻印があっても「18K」のようにKが後ろについている金製品には注意が必要です。このような表記は「アトK」と呼ばれ、古い金製品や東南アジアなどの海外で製造された金製品である可能性があります。ごく稀ではありますが、アトKの金製品の中には刻印とは純度が異なる粗悪品が混ざっていることもあるため、購入・現金化する際は注意しましょう。

なお、金の純度については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

金の純度について押さえておこう!製品によって異なる特徴・用途も併せてご紹介

重さを調べる

金はほかの金属と比較すると質量が大きいため、見た目は小さくても重みを感じます。手にとってみてずっしりと重みを感じる場合は、金である可能性が高いといえるでしょう。

しかし、ジュエリーなどの小さな金製品の場合は、重さの感覚で金製品なのか金メッキなのかを見分けるのは難しくなります。その場合、比重を確認することで判別することができます。比重とは、同じ体積の質量を比べたもの。比重の調べ方としては、水を使う方法がおすすめです。

目盛りがついた計量カップを用意して水を入れます。金製品を水の中に入れて、元の目盛りからどれくらい水が増えたかを確認しましょう。このとき出た数字が、金製品の体積ということになります。
そして、金製品の重さを体積で割ると比重を求めることができます。
金の比重は、24金なら19.13〜19.51、18金なら14.84〜16.12と純度によって異なるため、先述した計算で出た比重が金の比重と合っていれば金製品ということになります。

色味を確認する

金製品は、純度が高いほど金特有のオレンジに近い深みのある黄色をしていて、純度が下がるほど色味が明るくなる傾向にあります。金メッキの場合は表面のみ金のため色味が薄くなり、表面がてかっている製品が多くなります。傷がついている製品だと、表面の金メッキが剥がれて内側の素材が見えた状態になっていることも少なくありません。そのため、本物の金製品が手元にある場合は、見比べることで金製品か金メッキかがわかるでしょう。

磁石を使う

純金は磁石に反応しません。しかし、金メッキは内部に使用されている金属が磁石に反応する可能性が高くなります。そのため、磁石に近づけて反応しなければ純金である可能性が高いといえるでしょう。

ただし、磁石に反応しない=本物の金製品とは言い切れません。というのも、金以外にも磁石に反応しない金属があるからです。たとえば金製品の割金として多く用いられる銀や銅、錫は磁石に反応しません。このことを考えると、磁石を使う方法で正確に金製品か否かを判断するのは難しいといえるでしょう。

試金石を使う

試金石を金製品に擦り付けて、削り取った金の色や感触を確認する方法です。試金石とは、金を調べるために用いられる鉱石のこと。その名前の通り、金かどうかを試すための石となっていて、主に那智黒石という鉱石が用いられています。

金製品は柔らかい素材であるため、試金石を擦り付けると簡単に削ることができます。そのため、軽く擦り付けたにもかかわらず削れる量が多い場合は、本物の金製品である可能性が高いでしょう。

一方金メッキの場合、表面が剥がれたときに内側の金属が見えます。もし表面が削れて内部が硬い、または金以外の色をしている場合は、金メッキであるといえます。
ただし、この方法は少なからず金製品を傷つけることになるため、あまりおすすめはできません。

見た目は金でも「偽物」といわれるケースがある?

見た目は金でも「偽物」といわれるケースがある?

見た目は金製品であっても、「偽物」といわれるケースがあるのはご存じでしょうか?
以下のような金製品は偽物として扱われてしまうため、資産形成に金製品を取り入れる際はご注意ください。

メッキ加工が施されているケース

金製品の表面に「K24」などの刻印があるにもかかわらず、内部に金以外の素材を使用している場合は偽物となります。本来であれば、金メッキ加工を施した製品には、金メッキであることを示す「GP」と記載するのが一般的です。たとえば、24金の金メッキを施している場合は「K24GP」と表記されます。
しかし、金メッキであるにもかかわらず、あたかも内部まで金かのように「K24」と表示されている場合は偽物として扱われるのです。

部分的に金を使っているケース

さまざまなパーツで構成されるジュエリー類の場合、一部に偽物の金が使用されているケースがあります。見た目が金であっても実際は金メッキ加工を施している、または一部のみに金を使用している場合などです。これらは本物の金製品ではないため、偽物として扱われます。

ジュエリーの一部に「K18」などの刻印があるとすべて金で作られていると思われやすいのですが、なかにはほかの素材が混ざったものもあるため、すべてのパーツの素材を確認することが大切です。

刻印の純度と実際の純度が異なるケース

金製品の中には、刻印の純度と実際の金の含有量が異なるケースもあります。たとえば、刻印はK24であるにもかかわらず、実際はK18などの場合です。

日本では刻印に関する厳しい基準が設けられているため、このような偽物が出回るリスクはかなり低い傾向にありますが、念のため古い金製品や海外製品には注意したほうがよいでしょう。

金かメッキか見分けがつかないときはどうしたらよい?

所有している金製品が本物か金メッキかどうか見分けがつかない場合は、金買取専門店で査定してもらうのがおすすめです。一度専門業者で判断してもらうことで、「純金だと思っていたのに割金が含まれたものだった」「金製品だと思っていたのに金メッキの製品だった」という事態を防ぐことができます。
しかし、なかには買取実績や査定技術が低い業者もあるため、実績が豊富で丁寧に査定・説明をしてくれる業者を選ぶとよいでしょう。

金を購入する前に見分け方を覚えておくのがおすすめ

金は資産形成に人気のアイテムです。しかし、金製品と偽った金メッキの製品が流通している可能性もあるため、資産形成用として金製品を所有する際は、品質の確かな金製品かどうかをチェックする必要があります。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ金製品か金メッキ加工が施された製品かを見極めましょう。どうしても見分けがつかない場合は、金買取専門店で査定をしてもらうことをおすすめします。

BIJOUPIKOの金・プラチナ売買について

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