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金の延べ棒とは?本物の見分け方や相場などをご紹介

金の延べ棒とは?本物の見分け方や相場などをご紹介

資産形成のアイテムとして高い人気を誇る金の延べ棒は、世界経済の影響を受けにくく安定した価値が保たれています。そのため、残念ながら偽物が出回ることもあり、本物を見極めることが重要となります。本物の金の延べ棒で資産形成ができるよう、購入前に本物の見分け方や購入場所、相場などをチェックしておきましょう。この記事では、金の延べ棒を使った資産形成のメリット・デメリットも併せてご紹介するので、ぜひチェックしておいてください。

金の延べ棒とは?

金の延べ棒とは、金属を鍛造した塊です。一般的には純金でできた地金のことを指し、長方形をしたものが多く見られます。さらに、表面には純度や重さが刻印されているのが一般的です。

金の延べ棒は資産形成のための投資アイテムのほか、ジュエリーの素材にもなります。

なお、金の延べ棒を購入する上で知っておきたい金の歴史については、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

金の歴史を徹底解説!世界と日本の金事情を押さえておこう

本物の金の延べ棒を見分けるにはどうしたらよい?

本物の金の延べ棒を見分けるにはどうしたらよい?

金の延べ棒は資産形成のアイテムとして人気のため、残念ながら偽物が出回ることがあります。
では、本物の金の延べ棒を見分けるにはどうしたらよいのでしょうか?

「K24」と表記されているか

金の延べ棒の原材料は純金のため、純度を示す刻印は「K24」となります。
しかし、純金といっても純度100%の金の延べ棒を制作するのは非常に難しく、なかにはほかの金属が混ざった金の延べ棒が出回ることもあります。

そのため、本物と純度の低い粗悪品、または偽物と区別するためにも、「K24」と刻印されている金の延べ棒を選ぶようにしましょう。金の延べ棒をジュエリーなどに加工するなら純度の低いK22やK18でも問題ありませんが、資産形成のために購入するならK24がおすすめです。

なお、金の延べ棒を購入する前に知っておきたい金の純度については、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

金の純度について押さえておこう!製品によって異なる特徴・用途も併せてご紹介

世界基準をクリアしているか

本物の金の延べ棒を見分ける基準として、世界基準をクリアしているかどうかも重要となります。
ロンドン貴金属市場協会「LBMA」は、世界の地金取引の中心地であるロンドンで売買される地金を統括する団体です。LBMA認定業者が製造した地金には「Good Delivery Bar」の称号が与えられ、純度99.5%以上であることが保証されます。もちろん、日本国内外での取引も可能です。

刻印が入っているか

金の延べ棒には品質保証書などはありません。その代わり、金の延べ棒本体に刻印を施すことで品質を保証しています。刻印にはLBMA登録マーク・純金の品位表示・重量表示・地金番号などが示されていて、なかでも品位表示は金の純度を示す重要なものです。もし純度99.99%なら999.9と示されています。

金の延べ棒を購入できる場所

では、金の延べ棒はどこで購入できるのでしょうか?

基本的に、貴金属店や地金商、銀行、製錬会社などから購入できます。
ただし、上述したように偽物が出回っていることもあるため、一般社団法人 日本地金流通協会(以下 日本地金流通協会)に登録されている店舗で購入するようにしましょう。
日本地金流通協会とは、金地金の健全な取り引きと正しい知識の普及を図るために1979年に発足した機関です。日本地金流通協会に登録されている店舗であれば、純度の低い粗悪品や偽物を購入してしまうことはないでしょう。

金の延べ棒の相場とは?

金の延べ棒を使った資産形成をする上で気になるのが相場です。金の取り引きは為替市場と同じように休むことがありません。というのも、東京をはじめ、ロンドンやニューヨーク、香港などの世界各国で常に取り引きが行われているからです。
なかでも、金現物の指標となる価格を決定するのがロンドン市場。毎日午前と午後に値決めが行われています。

金は国際的に1トロイオンスあたりの米ドル建てで取り引きされています。日本国内での店頭表示価格は、海外市場の価格をもとにしてドル建て価格から1gあたりの円建て価格に換算されたものです。

6月9日現在、金の店頭小売価格は1gあたり9,717円(税込)。店頭買取価格は9,602円(税込)。
4月23日には店頭小売価格が1gあたり9,518円(税込)、店頭買取価格が9,403円(税込)だったことを考えると、1カ月半で約200円も相場が高くなっていることがわかります。

参考:田中貴金属工業 金価格推移

金の延べ棒の重さ・サイズ

現在、日本で流通している金の延べ棒の重さ・サイズは以下の9種類です。

重さサイズ(mm)
1kg113×52×10
500kg87×44×9
300kg77×33×7
200kg48×28×8
100kg40×24×6
50kg40×25×3.5
20kg33×20×2.1
10kg27×17×1.6
5g20×12.5×1.5

 

なお、上記の寸法はおおよそのサイズです。

金の延べ棒を使った資産形成のメリット・デメリット

金の延べ棒を使った資産形成のメリット・デメリット

世界的にその価値の高さが証明されている金の延べ棒は、資産形成のアイテムとして高い人気を誇っています。そんな金の延べ棒を使った資産形成には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

金の延べ棒を使って資産形成をするメリットの一つが、「購入さえすれば年会費などの手数料がかからない」ということ。たとえば株や債権などの場合、運用する会社によっては年会費などの手数料がかかります。
しかし、金の延べ棒の場合は基本的に購入費のみ。さらに上記でご紹介した通り、5gから購入することができるため少額投資も可能です。

このほか、「価値が0になることがない」という点もメリットの一つといえるでしょう。
たとえば、株や債権などの場合は投資していた会社が倒産するとその価値が0になってしまいます。しかし、金は世界的にその価値が認められているアイテムであるため、極端に価値が下がることはありません。さらに世界情勢が不安定になったときに価値が上がりやすいという特徴も持ち合わせています。投資商品として失敗するリスクを軽減することができるのです。

デメリット

金の延べ棒を使って資産形成をするデメリットとしては、「500g以下の金の延べ棒を購入する際はバーチャージと呼ばれる手数料が必要になる」ということが挙げられます。
金の延べ棒は1kg以上での取引が一般的です。1kgを下回るサイズの金の延べ棒の流通量自体が少なく、場合によっては海外から輸入した金の延べ棒を業者が一度溶解し再形成を行っている可能性があります。そのため、手数料としてバーチャージがかかるのです。

このほか「現物保管すると盗難のリスクがある」ということや「現金化したときの利益は所得とみなされて課税対象となる可能性がある」ということもデメリットの一つといえるでしょう。

なお、金の延べ棒を購入する際に覚えておきたい、盗難を防ぐ正しい保管方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

盗難リスクを防ぐ金の正しい保管方法について

金の延べ棒を使った資産形成を始めよう

金の延べ棒を使った資産形成は、不景気になっても株や債権などのように価値が0になることはありません。むしろ不景気なときこそ価値が上がることがあるため、株や債権よりもリスクの少ない資産形成を求める方におすすめの方法といえるでしょう。
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