「金を購入したい」と思っている方の中には、購入先や購入方法がわからなくて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。金の購入先や購入方法は、金投資の種類によって異なります。

そこで今回は、金投資方法の種類とそれぞれのメリット、金を購入できる場所、購入方法などをご紹介します。また、金を購入する前に押さえておきたい注意点についてもまとめているので、ぜひご一読ください。

まずはチェック！金投資方法によって異なるメリット

金投資といってもさまざまな種類があるため、金を購入する前にまずはそれぞれのメリットを押さえておきましょう。

1つ目は「金地金（きんじがね）の購入」です。金地金とは、インゴットと呼ばれる金の延べ棒のこと。現物を手元に置いておけるので、現金化したいタイミングですぐに買取りに出せるというメリットがあります。

2つ目は「金貨の購入」です。金地金に比べて金貨は重さが軽いので、少額で購入できる点がメリットとして挙げられます。

3つ目は「純金積立」です。純金積立とは、購入したい金の価格、または重さを決めて月々支払って積み立てる投資方法です。少額から始められるうえ、一定量まとまったら現物を引き出せる点がメリットとして挙げられます。

4つ目は「金関連ファンド」です。金の運用をプロに任せることができる投資方法なので、知識がなくても安心して始められるのは大きなメリットといえます。

このように、金の投資方法によってそれぞれにメリットがあるので、まずは自分がどの方法で資産運用を始めたいのか決めておくようにしましょう。

知っておこう！金を購入できる場所

金を購入できる場所は、投資方法によって異なります。
金地金であれば地金商や宝石商、銀行、貴金属メーカー、鉱山会社、デパートなどで購入することが可能です。
金貨なら地金商やコインショップ、貴金属メーカーから購入でき、純金積立なら証券会社や貴金属メーカー、銀行などが挙げられます。金関連ファンドに関しては、主に銀行と証券会社で購入することが可能です。

金投資を始める前に、どこで購入できるのかをあらかじめ押さえておきましょう。

主に3つある！金の購入方法

では、金はどのように購入すればよいのでしょうか。以下にて、金の購入方法を3つご紹介します。

店頭

1つ目は、店頭での購入です。
金を購入する際、来店したら同意事項を確認し、その内容に承諾してから購入申込書を記入します。その際、金の購入金額によっては本人確認が必要です。運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの身分証明書も持って行くようにしましょう。

店頭で購入する場合は、その場で費用を支払って金を受け取ることができます。金を受け取ったら、受領書にサインして購入完了です。ただし、在庫がない場合は後日の受け取りとなります。引換証が発行されるので、後日引換証と顔写真付きの身分証明書を持って来店し、金を受け取ります。

なお、購入場所によっては購入前にスタッフに相談することができます。「スタッフと直接相談しながら決めたい」という方は、店頭での購入方法を選ぶのがおすすめです。

電話

2つ目は、電話での購入です。
まずはその日の小売価格を確認し、電話購入受付時間内に指定の電話番号に電話をかけます。購入したい金の種類や重さ、住所などの個人情報を伝え、確認後に振込口座の案内があります。購入場所によっては「振り込みは当日の14時まで」と時間が決められているので、余裕を持って早めに電話で注文するようにしましょう。

仮に、指定された振り込み時間が過ぎてしまった場合は、取引が無効となってしまいます。翌日になると金の価格が値上がりしている可能性もあるので、その日に確実に金を購入できるよう準備しておくことが大切です。

入金が確認できたら、金が発送されるというのが一般的な流れです。「郵送での受け取りだと届かない場合があるのでは？」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、万が一に備えて保険が適用されるのが一般的です。そのため、金が届かなくて損をすることはありません。また、金は“本人限定受取（特例型）”にて郵送されるので、家族であっても本人以外は受け取れないようになっています。

なお、電話での購入方法であっても店頭と同じく、オペレーターに相談しながら金を購入することが可能です。

インターネット

3つ目は、インターネットからの購入です。
インターネットで購入する場合は、オンラインショップで商品を買い物カゴに入れます。続いて、画面の指示に従って手続きし、指定口座に入金します。インターネットで購入する場合は、電話で購入する方法とほとんど変わりません。時間指定がないので、「店頭に行く時間がない」「電話をする時間がない」という方に向いています。

金を購入する際の注意点

金は、信頼できる場所で購入することが大切です。なぜなら、市場には偽物の金が出回っていることもあるため。もし金地金を購入するのであれば、グッド・デリバリー・バー認定を受けたメーカーで購入するのがおすすめです。

グッド・デリバリー・バーは、「ロンドン貴金属市場協会（LBMA）」と呼ばれる金の規格を管理している機関によって定められた規格のこと。世界基準として扱われているので、信頼性が高いといえます。そのため、金を購入するならグッド・デリバリー・バー認定のメーカーかどうかを確認してから購入するとよいでしょう。

このほか、金を購入する際に手数料がかかる点も注意が必要です。手数料は店舗によって異なるので、購入前にいくらかかるのかを確認しておくようにしましょう。また、電話やインターネットで金を購入する場合は、振り込み手数料や送料がかかります。これらも合わせていくらかかるのかを、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

金の購入方法を知って資産運用を始めよう

金の投資方法には、主に「金地金の購入」「金貨の購入」「純金積立」「金関連ファンド」があります。どの投資方法を選ぶかによって購入場所が異なるので、事前に確認しておくようにしましょう。また、購入方法も金の購入先によって異なり、一般的には「店頭」「電話」「インターネット」の3つの中から選べます。金の購入自体に難しいことはありませんが、振り込みまでの時間指定があったり手数料がかかったりするので、その点を知ったうえで資産運用を始めるようにしましょう。

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