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金を売るときの注意点とは?買取業者の選び方や現金化までの流れを解説

金を売るときの注意点とは?買取業者の選び方や現金化までの流れを解説

金の価格高騰が注目されている今、金を使った資産形成に興味を持っているという方もいるでしょう。しかし、資産形成に金を利用するにあたり、「現金化することになった場合はどうしたらよいのか」と悩む方は多いようです。
そこでこの記事では、金を現金化する際の注意点と金の価値を左右する要素について解説します。買取業者の選び方や現金化の流れについてもご紹介するので、金を使った資産形成をお考えの方は、ぜひご参考にしてください。

金を売るときの注意点

金を売るときの注意点

資産形成アイテムとして人気の高い金。現金化する際はいくつかのポイントに注意する必要があります。

相場を把握しておく

金の相場を把握していなければ、買取業者が適正な価格で見積もりしてくれているのかがわかりません。残念ながら一般的な買取相場よりも低い価格で買い取ろうとする悪徳業者も存在するため、適正価格で現金化するためにも現金化の前に相場をチェックしておくことが重要です。

なお、金の相場は変動するため、現金化を考えている場合はしばらく値動きをチェックしておくことをおすすめします。そうすることで、少しでも高く現金化できる可能性があります。

このほか、金の相場と買取価格の違いを把握しておくことも大切です。
金の相場=買取価格になると思っている方も多いのですが、そうではありません。買取業者も利益を出す必要があるため、相場よりもやや低い買取価格を提示します。もし買い取った金を溶解する必要がある場合、その費用も手数料として差し引かれる可能性があることは覚えておきましょう。

本人確認書類を準備しておく

金を現金化する際には本人確認書類が必要です。というのも、金の現金化は「古物商取引」にあたり、法律によって本人確認が義務付けられています。運転免許証やパスポート、住民基本台帳などを用意しておきましょう。
さらに200万円以上の取引になる場合は、マイナンバーの提示が求められることもあります。

税金がかかることがある

金を現金化して得た利益が年間50万円以上の場合、譲渡所得とみなされて給与所得などほかの所得と合わせて総合課税の対象となります。
ただし、利益=買取価格ではありません。「利益=売却金額−(購入代金+売却経費)」の式に当てはめて、金を購入したときの金額を差し引いた利益で考えます。このときの譲渡所得税は金の所有期間が5年を超えるかどうかによっても課税額が異なります。

参考:No.3161 金地金の譲渡による所得(国税庁)

現金化する時期によって買取価格が異なる

上述した通り、金の買取価格は変動しています。そのため、現金化する時期によって買取価格が異なるのです。より高く現金化したいと考えている場合は、相場の高い時期を狙うようにしましょう。

世界的には米ドルで取引されていますが日本では円に換算して取引されるため、金相場だけでなく為替相場もチェックしておくことをおすすめします。

なお、金を現金化するタイミングについては以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

金の売り時はいつ?相場が上がるタイミングを押さえよう

買取業者によって買取価格が異なる

金相場があるためどの買取業者で現金化しても価格は同じだと思っている方もいますが、実は業者によって買取価格が異なることがあります。その理由は、買取手数料の割合や鑑定士の能力、再販ルートが異なるからです。なかでも買取手数料は、相場の10〜30%の間であれば業者が自由に設定できるため、必ずチェックしておきましょう。

金の価格を左右する要素

金の価格はどのようにして決まるのでしょうか?
以下の3点をチェックしておけば、ある程度買取価格を予想することができます。
なお、金の買取価格は「相場×純度×重量−手数料」の式で計算されるので覚えておくとよいでしょう。

純度

金の純度が高いほど、金の含有率が高くなり買取価格も高くなります。たとえ同じ重さであっても、24金と18金とでは金の含有率が異なるため買取価格も変わってくるのです。現金化する際は、純度を示す刻印を確認しておきましょう。

重量

0.1gでも重量が変われば買取価格も変わってきます。そのため、現金化する際は自身でも重量を計っておきましょう。自宅で重さを計る場合は、キッチンスケールを使っても構いません。ただし、買取業者では精度の高い計りを使用するため、自宅で計った重量とは差が出る可能性があるということは覚えておきましょう。

相場

金相場は買取価格に直結する要素です。金相場は変動していて値動きにより買取価格は異なるため、現金化する前にその日の1gあたりの買取価格をチェックしておきましょう。
基本的に世界情勢や経済不安が大きいときほど、金の相場が上がる傾向にあります。

買取業者の選び方

大切な資産である金を現金化する際は、買取業者を慎重に選びましょう。
というのも、ごく一部ではありますが、相場よりもかなり低い金額で買い取ったり、金の純度を偽って伝えたりする業者が存在しているからです。

買取業者を選ぶポイントとしては、「金の買取実績が豊富か」「実店舗があるか」「口コミの内容」「しっかり説明してくれるかどうか」をチェックすると安心です。
金の買取実績や実店舗の有無、口コミの内容などは事前にインターネットで調べることができます。しっかり説明してくれるかどうかについては、電話などで疑問点を訊ねたときの対応で判断できるでしょう。

このように事前に下調べを行うことで、買取業者へ足を運ぶ前にある程度絞り込むことができるはずです。

金を売るときの一般的な流れ

金を売るときの一般的な流れ

金を現金化する際の主な流れは以下の通りです。

1.来店
2.専門スタッフによる鑑定
3.買取金額の提示
4.買取金額に納得できたら本人確認と書類記入
5.正確な重量の再確認
6.買取・買取金額の受け取り

業者によって細かな流れは異なるため、参考程度に覚えておきましょう。

なお、金を現金化する際の査定方法や買取価格の計算方法については、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

金の査定方法や買取価格の計算方法を押さえておこう!

資産形成に金を利用するなら金を売るときの注意点を把握しておこう

資産形成に金を利用する予定なら、現金化する際の注意点や金の価格を左右する要素、買取業者の選び方など、今回ご紹介した内容をチェックしておくことをおすすめします。資産形成の前にしっかりと把握しておくことで、いざ現金化することが決まった際に慌てずに済むでしょう。

BIJOUPIKOの金・プラチナ売買について

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