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イエローダイヤモンドの相場はどれくらい?今後の価値についてもチェック

イエローダイヤモンドの相場はどれくらい?今後の価値についてもチェック

ダイヤモンドといえば無色透明なものが一般的ですが、近年は黄色く輝くイエローダイヤモンドの人気が高まっているということはご存じでしょうか?
イエローダイヤモンドは装飾品としてだけではなく、資産保全のひとつとしても注目を集めています。
そこでこの記事では、イエローダイヤモンドの相場が上がっている理由や今後の価値、イエローダイヤモンドを現金化する際のポイントなどをご紹介します。資産保全としてイエローダイヤモンドの所有を考えている方は、ぜひご参考にしてください。

イエローダイヤモンドとは?その概要や価値について

イエローダイヤモンドとは?その概要や価値について

ダイヤモンドは最高ランクのDからZまで23段階のランクに分かれていて、Zに近いほど黄色味が強くなり価値が下がります。しかしZランクよりも黄色味が強いダイヤモンドは、「イエローダイヤモンド」となり黄色味が強いものほど価値が高くなるのです。
イエローダイヤモンドが黄色に輝く理由は、炭素原子の中に窒息を多く含んでいるから。その量によって色味や濃度が変わるといわれています。

参考:GIA ダイヤモンドの婚約指輪の用語集

そんなイエローダイヤモンドの主な原産地は、インド・オーストラリア・ブラジル・コンゴなど。最初に発見されたのは1860年代後半の南アフリカです。
発見当時は珍しいものではありましたが、そこまで価値は高くありませんでした。というのも、上述した通りダイヤモンドは通常、無色透明なほど価値が高く黄色味が強くなるほど価値が下がる傾向にあります。Zランクよりも黄色味が強くなるとイエローダイヤモンドと呼ばれるようになることから、ほかのファンシーカラーダイヤモンドと比較すると産出量が多くそれほど価値は高くないとされてきたのです。

しかし、2000年以降は鮮やかな黄色のイエローダイヤモンドが登場したことでその価値が上がり、相場も高くなっています。
実際に、2010年11月には12.16カラットのイエローダイヤモンド(ファンシービビッドイエロー)が約2.1億円(1カラットあたり約560万円)で販売されました。さらに2011年12月には27.42カラットのイエローダイヤモンド(ファンシーインテンスイエロー)が1カラットあたり約590万円で販売されたことがあります。

なお、ダイヤモンドのカラーグレードやファンシーカラーダイヤモンドの中でも人気の高いピンクダイヤモンドについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

ダイヤモンドの「カラー」とは?無色透明の特別な輝きを指輪にプラスしよう
ピンクダイヤモンドがなくなる?その希少性の高さを知って資産運用に活かそう

イエローダイヤモンドの相場が上がっている理由

イエローダイヤモンドの相場が上昇した理由は、有名人が身に着けるようになったことが挙げられます。映画や広告などを通じて世界的に発信されたことで、多くの人がイエローダイヤモンドに興味を示すようになりました。
しかし、そもそもダイヤモンドは需要に対して供給量が少ない宝石です。イエローダイヤモンドをはじめとするファンシーカラーダイヤモンドはさらに供給量が少ないことから、需要が高くなると自然に価値や相場が高くなるのです。

今後イエローダイヤモンドの価値はどうなる?

今後イエローダイヤモンドの価値はどうなる?

イエローダイヤモンドの価値が上がったことで、投資目的で所有したいと考えている方もいるでしょう。この場合、購入したときよりも現金化したときの価格が高くなれば利益を得ることができますが、将来的に価値がどうなるのかわからず購入を迷う方も少なくありません。

結論からいうと、少なくともダイヤモンドの価値が極端に下がることは考えにくいでしょう。
しかし、イエローダイヤモンドは近年価値が上昇しているといっても、無色透明のダイヤモンドと比較すると価値は低くなる傾向にあるということは覚えておかなければいけません。

<h2イエローダイヤモンドの相場と価値を決める要素

イエローダイヤモンドは無色透明のダイヤモンドとは価値を決める要素が異なります。
一般的な無色透明のダイヤモンドは4Cと呼ばれる要素によって価値が決まりますが、イエローダイヤモンドは発色によってもその価値が変わります。発色とは4Cでいう「カラー」のこと。ダイヤモンドのカラーグレードであるDからZの範囲外になると「カラーダイヤモンド」とみなされて、ファンシーにグレーディングされるのです。
しかし、カラーグレードのZに近い淡い色合いのイエローダイヤモンドは比較的多く産出されていて、色合いの濃いイエローダイヤモンドほど希少な傾向にあります。
そのため、比較的多く産出される淡い色ほど手頃な価格になり、濃く鮮やかな色になるほど価値が高くなるのです。

イエローダイヤモンドを現金化する際のポイント

資産としてイエローダイヤモンドを所有する場合、いつかは現金化することになります。
以下では現金化する際のポイントをご紹介するので、ぜひ押さえておきましょう。

付属品を揃えておく

イエローダイヤモンドを現金化する際は、ダイヤモンド本体だけでなく、鑑定書や保証書、購入時にダイヤモンドが入っていた箱・袋などを捨てずに揃えておきましょう。イエローダイヤモンド本体だけでも十分に査定を行うことはできますが、付属品の有無によって査定額が変わることがあります。とくに鑑定書の有無は重要なため、イエローダイヤモンドと一緒に保管しておくことをおすすめします。

信頼できる業者を選ぶ

残念なことに、一般的な買取価格よりも低い査定額を提示する業者も存在します。トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を選ぶようにしてください。買取実績があるか・専門の査定士が在籍しているか・査定結果について解説してくれるかなどを基準に選ぶとよいでしょう。

状態を確認しておく

ダイヤモンドが汚れてくすんでいたり、傷がついていたりすると査定額が下がる恐れがあります。イエローダイヤモンドを現金化する際は、業者へ持ち込む前に柔らかい布で拭いて汚れを落としておくことをおすすめします。

イエローダイヤモンドを現金化する前に相場をチェックしよう

近年注目を集めているイエローダイヤモンドは、その色合いが魅力的なファンシーカラーダイヤモンドです。色味が濃く鮮やかなイエローダイヤモンドほど価値が高くなる傾向にあるため、資産保全のひとつとして所有するなら色合いで決めるのもよいでしょう。

さらに、現金化を考えているのなら前もって相場をチェックしておくことが重要です。今後ダイヤモンドの価値が極端に下がることはほとんどないと考えられていますが、世界情勢によって値動きする可能性はあります。より高く現金化するためにも相場チェックは欠かせないといえるでしょう。その際は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてください。

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