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純金積立のデメリット・メリットを把握しておこう

純金積立のデメリット・メリットを把握しておこう

純金積立には「価値が安定している」「スポット購入も可能」などさまざまなメリットがありますが、始める前にデメリットについても押さえておくことが大切です。

そこで今回は、純金積立のデメリットとメリットについてご紹介します。また、金の保管方法も解説しているので、ぜひご参考にしてください。

純金積立のデメリット

純金積立のデメリット

純金積立のデメリットは以下の通りです。

・手数料が必要
・リアルタイムでの取引ができない
・価格変動リスクがある
・短期間では利益が出しづらい

それぞれ詳しく解説します。

手数料が必要

純金積立には、購入手数料が必要です。手数料は購入金額の◯%というように決められており、一般的に数%が目安です。そのため、1回あたりの購入手数料が高いわけではありませんが、長期間払い続ける場合は手数料の負担が大きくなってしまいます。

このほか、運営会社によっては年会費を求められることもあります。ネットサービスを利用すると無料になる場合もあるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。

純金積立には、保管手数料がかかることもあります。自宅で保管する場合は手数料が発生しませんが、その分盗難リスクが伴います。盗難リスクや管理の手間を考えると、保管手数料を支払って管理してもらったほうが安心だといえるでしょう。

リアルタイムでの取引ができない

金は常に価格変動しているため、「価値が下がったタイミングで購入しよう」と思う方は多いでしょう。しかし、純金積立は、リアルタイムでの取引ができません。運営会社が発表している店頭小売価格でしか購入することができないので、購入するタイミングには注意が必要です。

とはいえ、定額積立ならさほど大きな問題にはならないでしょう。なぜなら、定額積立はドルコスト平均法で購入するからです。

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、時間を分散して定期的に購入し続けることができる手法のことです。金の相場が高いときは購入量が少なくなり、反対に金の相場が低いときは購入量が多くなります。この理由により、リアルタイムでの取引ができなくても大きな問題にはならないのです。

価格変動リスクがある

金の価格は比較的安定していますが、価格変動が起こらないわけではありません。価格が下落することもあるため、購入と現金化するタイミングには注意が必要です。

短期間では利益が出しづらい

純金積立のデメリットに、短期間では利益が出しづらいという点があげられます。前述したように、金の価格は比較的安定しています。そのため、購入してからすぐに現金化しても利益はほとんど得られません。純金積立は長期の投資に向いているので、短期で投資したい方にはあまり向いていないといえるでしょう。

純金積立のメリット

一方で、純金積立のメリットには以下の点があげられます。

・価値が安定している
・価格変動によるリスクを軽減できる
・スポット購入も可能
・金の保管が不要
・金地金・金貨でも受け取り可能

それぞれ詳しくご紹介します。

価値が安定している

金はインフレの影響を受けづらいため、価値が安定しています。インフレとは、物価が上がりお金の価値が下がることを指します。金自体の価値がなくなることはないため、安心して保有することができるでしょう。

さらに、金には世界的な情勢が不安定になると価値が高まるという特徴があります。金の価値は世界共通です。万が一貨幣の価値がなくなってしまったとしても、金は高値で現金化することができます。この理由により、金を求める方が増えるのです。金の需要が増えると、金の価値はさらに高まります。

価格変動によるリスクを軽減できる

前述したように、ドルコスト平均法によって価格変動によるリスクを軽減することができます。金の相場が高いときは購入量が少なく、金の相場が低いときは購入量が多くなるので、購入価格を平均化することが可能です。

スポット購入も可能

純金積立は月額積立購入だけでなく、スポット購入もできます。スポット購入には「当日スポット購入」「月間スポット積立購入」の2種類があり、当日スポット購入はその日の金価格で購入することが可能です。「金の価格が下がったタイミングで購入したい」という方はスポット購入を選ぶとよいでしょう。

月間スポット積立購入は、ドルコスト平均法で任意の月に任意の金額分を積立購入する方法です。ドルコスト平均法とスポット購入の利点を活かした購入方法なので、価格変動が気になる方におすすめといえます。

なお、スポット購入も少額の資金で取引ができるため、資金に余裕があるときはいつもより多めに購入するとよいかもしれません。

金の保管が不要

純金積立は現物購入ですが、自身で保管をする必要がないという点もメリットのひとつです。前述したように、自身で金を保管する場合は盗難リスクが伴います。

その点、純金積立なら運営会社が管理をしてくれるため、盗難リスクがなく管理の手間も省くことができます。

金地金・金貨でも受け取り可能

純金積立なら、貯まった金を金地金や金銭、金貨、現金で受け取りが可能です。自分の好きな受け取り方法を選べるため、たとえば「今すぐ手元に使える資金がほしい」という場合は金銭で受け取ることによって自身で現金化する手間を省くことができます。

ただし、受け取れる地金のサイズや金貨の銘柄などは運営会社によって異なります。現物受け取りができないところもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

なお、金投資については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

金投資の種類とメリット・デメリット!金投資を始める前にチェック

購入した金の保管方法は「消費寄託」と「混合寄託」の2つ

購入した金の保管方法は「消費寄託」と「混合寄託」の2つ

購入した金の保管方法は、「消費寄託」と「混合寄託」の2つがあります。それぞれ以下にてご紹介します。

消費寄託とは

消費寄託とは、購入した金の所有権が運営会社に移り、その金を運営会社が運用できるという契約です。契約者には返還を請求する権利があるため、いつでも請求することができます。

ただし、金の所有権は運営会社にあるので、万が一運営会社が倒産した場合は、預けていた金が戻ってこない可能性があります。運営会社によっては金の保管料を無料にしているところもありますが、倒産リスクも考慮して利用する会社を選ぶことが大切です。

混合寄託とは

混合寄託とは、金の所有権が契約者に帰属する契約です。万が一、運営会社が倒産しても金は契約者に戻るため安心といえるでしょう。ただし、金を専用金庫で保管するため、預ける期間や金の量に応じて保管料を支払う必要があります。

純金積立をするならデメリットも把握しておこう

純金積立には「価値が安定している」「価格変動によるリスクを軽減できる」「スポット購入も可能」「金の保管が不要」「金地金・金貨でも受け取りが可能」など、さまざまなメリットがあります。そのため、純金積立を始める方も多いでしょう。しかし、純金積立には今回ご紹介したデメリットもあります。デメリットを把握しないまま純金積立を行うと損失を生む可能性があるため、始める前にしっかり押さえておくことが大切です。

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