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結婚が決まったら婚約が成立したことを祝い、両家の顔合わせの意味も持つ結納を行うのが一般的です。最近では、費用の面や両家の負担を減らすために「略式結納」を行う人たちが増えています。
ここでは正式結納と略式結納では何が違うのか、略式結納の当日の流れなどをご紹介していきます。
まず正式な結納では仲人を立てるのが一般的です。
特にお見合いや上司の紹介などで結婚が決まった場合には、お世話役である仲人を立てて結納から結婚式の挨拶、結婚後の相談まで結婚生活を通じてお世話になります。
結納の際には結納金、縁起物の昆布やスルメ、扇子などを含む5〜9品目の結納品、結納品を一覧にした目録、結納品の受領書である受書、婚約指輪、結納返しなどを揃えます。
そして、仲人が新郎新婦の両家を行き来して、結納品の受け渡しと挨拶を行います。
服装は、男性がモーニングや紋付袴、女性がフォーマルなドレスや振袖などの正装で行うのが常識とされています。
一方両家の負担を減らすためや費用の問題などで結納を簡略化して行う人が増えており、それを「略式結納」と呼びます。
略式結納では結納品として結納金のみ、もしくは結納金と婚約指輪、さらには婚約指輪のみというものもあります。
もちろん目録や受書などは必要ありません。
場所は女性の実家のほか、レストランやホテル、料亭など「結納パック」が準備してある場所で行う人も多くいます。
専門知識のあるスタッフに当日の準備を行ってもらえると安心ですね。
服装も男性はダークスーツや袴、女性は上品なワンピースや色留袖、訪問着などの格好で大丈夫です。
もちろん紋付袴や振袖を着ても問題ありません。
結納は主に午前中に行われることが多く、新郎側の家族と新婦側の家族がそれぞれ揃って結納場所へ向かいます。
基本的に部屋の入り口から遠い上座側に男性の家族、入り口に近い下座に女性の家族が着席します。
仲人を立てない結納では男性側の父親が式をリードして挨拶や結納品の受け渡しを行うことが多いようです。
式の後には記念撮影や食事会を行って親睦を深めることになります。
会場がレストランや料亭などの場合は料理の心配をすることはありませんが、新婦の実家で行う場合には新婦側が料理を用意する必要があります。
これらは一般的な流れですが、結納は地域ごとや家庭ごとに決まったやり方がある場合が多いので、ご両親ともしっかりと相談してお互いに納得をした形で行いましょう。
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