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結婚が決まり、いざ婚姻届の準備をしていると、意外とわからないことが多くあります。婚姻届はどこでもらえるのか、提出できる場所は決まっているのかなど、土壇場で迷ってしまう方も少なくありません。婚姻届の提出日にはこだわる方も多いのですが、準備不足で記念日が過ぎてしまった、ということにもなりかねません。 この記事では、婚姻届の提出先や、提出する際に注意するべきこと、提出前に知っておきたいことをご紹介します。この記事を読むことで、スムーズに婚姻届を提出することができるでしょう。
入籍と結婚、正しい意味をご存知でしょうか?結婚したときに間違った報告をしないためにも、それぞれの意味を押さえおくようにしましょう。
まず、入籍とは元々ある戸籍に入ることを意味します。結婚をすると男性の氏を名乗る方が多いので、「男性側の戸籍に入る」とイメージする方もいますが、それは誤りです。なぜなら、お互いが初婚の場合は2人の新しい戸籍を作るため。たとえ男性側の氏を名乗る場合であっても、結婚すると本来入っていた戸籍を抜けることになるので「入籍」とはいわないのです。
仮に、男性が一度結婚していた場合はすでに戸籍があるので、そこに入った場合は「入籍」となります。
結婚とは、本来入っていた親の籍から抜けて新たな戸籍を作ることを指します。したがって、お互いが初婚の場合は「結婚」が正しい表現になります。また、昨今は婚姻届を提出せず夫婦と変わらない生活を送るカップルも一定数います。この場合は「事実婚」になりますが、婚姻届を提出していなくても「結婚しました」と伝えることができます。
では、結婚するにあたり婚姻届はどこでもらうのでしょうか。役所に提出する婚姻届は、5つの入手方法があります。
婚姻届は、市区町村の役所でもらうことが可能です。役所のなかには戸籍を扱っている部署があり、自治体により名称が異なります。戸籍課や市民課としている役所もありますので、もしわからなければ、受付で尋ねてみましょう。婚姻届の記入項目は全国共通なので、どこの役所でもらっても構いません。自分が住んでいる自治体だけではなく、他県でもらっても問題ありません。
ただし、土日や祝日に用紙をもらいたい場合は、休日窓口での対応となります。事前に調べてから向かうようにしましょう。
忙しいなどの理由から、なかなか役所へ行けないこともあります。そんなときは、インターネットからのダウンロードもできます。婚姻届は書式さえ正しければ、デザインや柄も自由です。各自治体が町おこしの一環として、デザインに凝った婚姻届をインターネットで提供しているケースもあります。
これを機に、2人で好みの婚姻届を選んでみましょう。
婚姻届は、「A3サイズの長方形の用紙を使用する」「切り込みや形を変えない」「戸籍法施行規則附録第12号に則っていなければならない」など、戸籍法施行規則第59条で定めている規定に沿っていれば自作することが可能です。これにより、2人だけの特別な婚姻届を作成することができます。ただし、婚姻届が規定に沿っていない場合は受理されません。「提出したい日に持って行ったら受理されなかった」という事態が起こる可能性もあるので、作成したら市役所に持って行き確認してもらうようにしましょう。そうすれば、受理されないといったトラブルを防ぐことができます。
婚姻届は、コンビニから購入することも可能です。婚姻届製作所がデザインした婚姻届をコピー機から購入できるので、「市役所に行く時間がない」という方も簡単に手に入ります。市役所からもらうのと違って有料にはなりますが、2人の好みに合う婚姻届を見つけることができるでしょう。
婚姻届は、雑誌の付録から入手することもできます。主にウェディング情報誌からの入手になりますが、稀にファッション誌の付録になっていることもあります。雑誌の付録は「いつでも同じデザインの婚姻届が手に入る」というわけではないので、希少性が高いといえるでしょう。そのため、限定品の婚姻届を求めている方は雑誌の付録をチェックしてみるのもおすすめです。
婚姻届の提出先と、提出日の決め方について紹介します。ぜひ2人で決める際のご参考にしてください。
婚姻届の提出先は、夫の本籍地、夫の住所地、妻の本籍地、妻の住所地のいずれかに提出します。住所地には一時的な滞在場所も含まれるため、日本国内であれば、旅先で提出することも可能です。つまり、結果的にはどこへ提出してもよいのです。ですから、2人の思い出の地で提出したり、結婚式をした地でそのまま提出したり、ということも可能です。
ほかにも、いつも行く旅行先、実家がある場所でも提出できます。もし旅行先などで提出する場合は必ず事前確認を行い、記入忘れや必要書類の不備がないよう注意しましょう。
婚姻届の提出日には、特にルールや決まりはありません。婚姻届を提出した日が入籍日になりますので、結婚記念日にしたい、と思っている日に提出するとよいでしょう。
そこで、以下では主に選ばれている入籍日を5つご紹介します。
2人の記念日のなかでも人気なのが、交際した日です。結婚をし、年月が経つと交際した日は忘れやすくなってしまうもの。しかし、交際した日を入籍日(結婚記念日)にすることによって覚えやすくなり、いつまでも初心を思い出させてくれるはずです。
このほか、2人の記念日にはプロポーズをした日もあります。入籍日が訪れるとプロポーズした(された)ときの緊張や喜びなどを思い出させてくれるので、“忘れたくない日”を選ぶのもおすすめです。
「結婚式を行った日と入籍日を同じにしたいから」という理由で、結婚式の日に婚姻届を提出するカップルは少なくありません。そもそも結婚記念日は、2人の好みで選ぶことができます。そのため、「結婚式を行った日」「婚姻届を提出した日」どちらを選んでも大丈夫です。もちろん、ほかの日を結婚記念日にすることもできますが、記念日が多いと混乱してしまいます。また、結婚記念日をいつにするか2人で意見が分かれてしまう可能性もあるでしょう。このような事態を防ぐため、結婚式を行った日に婚姻届を提出し、結婚記念日にするカップルが多いといえます。
祝祭日の場合はほとんど変動することがなく、仕事が休みの方は少なくありません。そのため、「仕事が休みの日に2人で一緒にお祝いしたい」という理由から祝祭日を選ぶカップルが少なくないのです。
2人の特別な日だからこそ、縁起のよい日を入籍日に選ぶカップルも少なくありません。縁起のよい日には、「大安」「天赦日(てんしゃび/てんしゃにち)」「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび/いちりゅうまんばいにち)」などがあります。また、「母倉日(ぼそうにち)」は結婚にまつわることに関しては大吉とされています。縁起のよい日に婚姻届を提出する際は、いつにするか2人で話し合って決めるとよいでしょう。
なお、大安については以下の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
結婚に関する語呂のよい日の定番といえば「11月22日(いい夫婦の日)」があります。しかし、ほかにも語呂がよく覚えやすい日はたくさんあるので以下にて押さえておくとよいでしょう。
・1月31日(愛妻の日)
・2月2日(夫婦の日)
・4月22日(よい夫婦の日)
・5月29日(幸福の日)
・10月8日(永遠(とわ)の日)
入籍日を語呂がよい日にすることで覚えやすいのはもちろん、語呂が表す意味によってはさらに特別な日になります。そのため、2人でオリジナルの語呂を考えてその日を入籍日にするのも素敵です。
婚姻届に不備がある場合、記念日に受理してもらえないという可能性があります。きちんと記念日に提出できるようにするため、事前に必要な準備を解説します。
婚姻届には、成人した2人の証人が必要です。証人の欄に署名してもらう人を決め、事前にお願いしておきましょう。証人欄には、それぞれの両親に書いてもらうケースが多いですが、友人や知人、尊敬する人などに頼んでも構いません。証人の氏名、生年月日、本籍地を記入してもらい、印鑑を押印してもらいます。
夫婦などの同性2人に署名してもらう場合、印鑑は別々のものを使用する必要があります。前もって準備してもらわなければならないので、突然あわただしく頼むのではなく、あらかじめお願いをしておきましょう。
必要な持ち物は、「婚姻届」、「身分証明証」、「2人の旧姓の印鑑」、「2人の戸籍謄本」です。まず「婚姻届(1通)」ですが、書き損じをしても大丈夫なように、何枚か余分に用意しておいた方がよいでしょう。次に「身分証明書」は、写真付きのものであれば、運転免許証、パスポート、住民基本台帳などが利用できます。
「旧姓の印鑑」は、万が一書類に不備があった場合、その場で訂正ができるよう持って行ったほうが安心です。最後に「2人の戸籍謄本」ですが、これは本籍地がある役所に提出する場合は必要ありません。本籍地と異なる自治体へ提出する場合は、きちんと2人分を用意しておきましょう。
なお、入籍手続きは以下の記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
次に、婚姻届を提出する際、実際の失敗例と対処法について解説します。一通り確認し、いざという場面で慌てないようにしましょう。
婚姻届の不備としてよくあるケースは、記入するべきところが記入されていない、必要書類がそろっていないなどです。婚姻届をもらう際には、記入例の用紙も一緒にもらうことが可能です。書類の不備を減らすためにも、記入例を確認しながら丁寧に書き進めましょう。自分たちだけではなく、証人欄の記入に関しても注意が必要です。
両親に頼んだ際に名字が抜けていた、チェック欄への記載がないなど、細かなミスも起こりがちです。2人でダブルチェックをするなど、入念な確認を行いましょう。
続いて多いのが、記入間違いです。戸籍の記載と異なる漢字を使用している、住所や世帯主が住民票と異なるなども記入ミスとなりますので、必ず使用している漢字や住所についても確認しておきましょう。また、届出人の署名欄に婚姻後の氏で記載している場合も、記入間違いとして訂正が必要です。
不明点に関しては、事前に役所の戸籍担当係に電話確認をする、開庁時間内に婚姻届と添付書類を持参して事前チェックを受けることも可能です。
その他のよくある失敗例としては、用紙サイズの違い、訂正が発生した際にうまく役所と連絡がとれなかったなどがあります。婚姻届は、土地ならではの絵柄やデザインが入った好きなものを使用できますが、インターネットからダウンロードする際、用紙サイズを間違えてしまうことがあります。婚姻届はA3サイズと定められていますので、誤ってA4サイズに印刷してしまわないよう、注意しましょう。
また、訂正箇所があった場合、旅行などで役所からの連絡が取れずに戸籍の記載が遅れてしまうことがあります。事前にしっかりと確認し、スムーズな提出ができるようにしましょう。
婚姻届の提出自体は上述したルールを守っていれば難しくはないもの。しかし、ほかにも知っておきたいことはいくつかあるので、以下のポイントも覚えておくようにしましょう。
市役所の窓口は常時開いているわけではないので、人によっては仕事が忙しく「開庁時間に提出できない」ということもあるはず。この場合、「平日仕事休みをとって提出しなければいけないの?」と疑問を抱える方もいますが、そんなことはありません。時間外窓口で婚姻届を提出することができます。婚姻届に不備がなければ、提出したその日が「入籍日」になります。
仮に、婚姻届に不備があって受理されなければ再提出が必要です。婚姻届は受理された日が入籍日になるので、「再提出した日=入籍日」となります。つまり、再提出になると希望していた日が入籍日にならなくなるということ。「絶対にこの日を入籍日にしたい」というこだわりがあるのであれば、提出前に記入漏れやミスがないか入念にチェックするようにしましょう。また、市役所の窓口が開いている時間に印鑑を持って行くのが堅実です。そうすれば、万が一婚姻届に不備があってもその場で訂正し、受理してもらうことができます。
婚姻届受理証明書とは、2人が結婚したことを証明する書類です。新しい名字に変更されるまでに時間がかかるので、その間に新姓での手続きが必要になった場合は証明するものがありません。そのため、名字が変更されるまでの間は新姓での手続きが行えなくなってしまうのです。しかし、婚姻届受理証明書があれば結婚したことを証明できるので、名字が変更になる前であっても手続きが行えます。したがって、婚姻届を提出したら婚姻届受理証明書はもらっておくようにしましょう。
婚姻届受理証明書には、3つの注意ポイントがあります。
1つ目が「時間外窓口ではもらえない」ということ。婚姻届を提出したあとに婚姻届受理証明書の手続きをしたい場合は、窓口が開いている時間帯で行う必要があります。
2つ目が「早めに婚姻届受理証明書の手続きを行うこと」です。婚姻届の提出から時間が経ってしまうと、婚姻届受理証明書の発行ができなくなってしまいます。自治体によって期間は異なりますが、確実にもらうためにも早めに婚姻届受理証明書の手続きを行っておくようにしましょう。
そして、3つ目が「婚姻届受理証明書はどんな手続きにも使えるわけではない」ということ。なぜなら、婚姻届受理証明書はあくまでも「仮の証明書」になるからです。免許証や銀行口座の名義変更には使用できないので、まずは住民票の変更をしておくようにしましょう。そうすれば本籍地が記載された住民票を使って免許証の変更手続きが行えます。そのあと、名義変更済みの免許証で銀行口座の名義変更を行うとよいでしょう。
婚姻届は、これから家族になるという証であり、大切な書類です。必要書類も多く、一カ所でも記入漏れがあれば、受理してもらうことはできません。せっかく2人の入籍日を決めたのであれば、問題なく間に合わせるためにも計画的に準備をしておくようにしましょう。婚姻届の提出が素敵な思い出となるように2人で確認をし、楽しみながら準備を整えておいてください。
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