2021.03.05(金)

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人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドどちらを選ぶ?指輪選びの参考書

人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドどちらを選ぶ?指輪選びの参考書

ダイヤモンドには人工と天然の2種類があります。人工と聞くとネガティブなイメージを抱きがちですが、天然に勝るとも劣らないクオリティであるとともに、ダイヤモンドならではの美しい輝きを放ちます。
 
今回はそんな人工ダイヤモンドにフォーカスし、天然ダイヤモンドとの違いや価格相場についてご紹介します。合わせて、婚約指輪や結婚指輪に人工ダイヤモンドを選んでよいかという点についてもご紹介しますので、プロポーズを控えている方もぜひ参考にしてみてください。
 

婚約指輪・結婚指輪にはダイヤモンド!定番化している理由とは

婚約指輪・結婚指輪にダイヤモンドが選ばれている理由には、「硬さ」があげられます。ダイヤモンドは世界の鉱物の中でもっとも硬く、傷がつきにくいのが特徴です。この点が「2人の絆の固さ」を連想させることから、婚約指輪・結婚指輪にふさわしいと人気を集めているのです。
 
また、ダイヤモンドには「純潔」「清純無垢」「永遠の絆」といった石言葉が秘められています。これも、婚約指輪・結婚指輪の宝石としてダイヤモンドが定番化している理由のひとつです。とくに、「純潔」や「純粋無垢」は花嫁のイメージにぴったりマッチします。
 

ダイヤモンドは2種類ある?人工と天然、それぞれの特徴

 
ダイヤモンドには「人工」と「天然」の2種類が存在します。「人工=偽物」とイメージされやすいですが、人工ダイヤモンドならではの魅力もあります。
 

天然ダイヤモンド

天然ダイヤモンドとは、自然にできたダイヤモンドのことを指します。その特徴には「高い屈折率」があげられます。ほかの宝石に比べてダイヤモンドの屈折率は極めて高く、強く美しい輝きを放ちます。このほか、「希少性が高い」という特徴もあります。天然ダイヤモンドの数は有限のため、その分ほかの宝石に比べて希少価値があるのです。なお、「サイズが大きい」「内包物や疵が少ない」「無色透明」といったダイヤモンドはより価値が高まるため、その分価格も高くなります。

人工ダイヤモンド

人工ダイヤモンドとはその名の通り、人の手によって成分を合成し作られたダイヤモンドのこと。生産技術は非常に高く、その見た目は鑑定士でも見分けるのが困難なほど天然ダイヤモンドと瓜二つといわれています。原料には天然ダイヤモンドと同じ炭素を使用しているので、根本的な部分は何ら変わりありません。
 
人工ダイヤモンドの最大の特徴は、生成までの期間が短いこと。天然ダイヤモンドが地球の奥深くで長い年月をかけて生み出されるのに対し、人工ダイヤモンドは研究所にて数日~数週間で作ることができます。もちろん原料をはじめ、光学的特性や物理的特性、化学成分、結晶構造は天然ダイヤモンドと同じ。つまり、短い期間で天然ダイヤモンド同等の宝石を生み出せるのです。
 
そんな人工ダイヤモンドは、環境保全に関心がある多くの方に支持されています。その理由は、天然ダイヤモンドのように“発掘”をする必要がないため。鉱山の発掘は、環境破壊との関係性がゼロというわけではありません。少なからず自然に影響を及ぼしているという考えから、天然ダイヤモンドではなく人工ダイヤモンドを選ぶ方もいるのです。

人工と天然を見分ける方法

人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見分けるには、まず「内包物」に着目することが大切です。
天然ダイヤモンドは自然が生み出した産物なので、少なからず内包物が混ざっています。一方で、人工ダイヤモンドは人の手によって作られたものになるため、内包物がほとんどありません。内包物ひとつないきれいなダイヤモンドである場合、それは人工ダイヤモンドの可能性が高いといえます。
 
このほか、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは「結晶形」にも違いがあります。
天然ダイヤモンドであれば八面体(三角形が8つ組み合わさった状態)の結晶になりますが、人工ダイヤモンドは八面体と立方体(6つの正方形が組み合わさった状態)の結晶になります。立方体の結晶は天然ダイヤモンドには残存しないので、見られた場合は人工ダイヤモンドだと考えられます。
 
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの見分け方をご紹介しましたが、基本的には素人目で区別するのは困難です。正しく見分けるには専門機関で鑑定する必要があります。
 

どのようにして誕生した?人工ダイヤモンドの歴史

では、人工ダイヤモンドはどのようにして誕生したのでしょうか。
 
ダイヤモンドが炭素でできていると判明したのは、18世紀後半のこと。そのあと、19世紀〜20世紀にかけて人工ダイヤモンドの合成を試みたのが始まりといわれています。
 
1879年に初めて人工ダイヤモンドの生成に成功するものの、再現性が低く正式には成功したとはいえない状態でした。その後、1941年に米国のジェネラル・エレクトリック社が他社と合同で人工ダイヤモンドの生成を試みるものの、第二次世界大戦の影響によって研究は中断され、10年後の1951年に再開したといわれています。
 
1955年にジェネラル・エレクトリック社がプレスを使ったHPHT(高温高圧)法を発明し、初めて再現性の高い人工ダイヤモンドが誕生しました。また、ほぼ同時期にスウェーデンのASEA社も人工ダイヤモンドの生成に成功しています。しかし、サイズが小さかったため公表はされなかったようです。米国のジェネラル・エレクトリック社が生成した人工ダイヤモンドも宝石用には向かない小さなサイズだったため、医療や工業用として活用するようになりました。
 
1970年には、ファセット・カットが可能な人工ダイヤモンドが誕生します。その後、1980年代には宝石用としての人工ダイヤモンドが量産されるようになったといわれています。
人工ダイヤモンドの生成技術が優れたことで、現在は天然ダイヤモンドと見分けがつきにくいほど再現性が高い仕上がりになっています。
 

天然ダイヤモンドよりも劣ってる?人工ダイヤモンドの価値

 
天然ダイヤモンドよりも劣ってる?人工ダイヤモンドの価値
 
人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドよりも劣っているとイメージされがちですが、結論からいうと、人工ダイヤモンドの価値は天然ダイヤモンドと同等です。「天然ものじゃないから」という理由だけで、人工ダイヤモンドの価値が著しく下がることはありません。なぜなら、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドはルーツが異なるだけであって、宝石としての品質に大差はないためです。
 
繰り返しになりますが、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの原料、光学的特性、物理的特性、化学成分、結晶構造はまったく同じです。このことからも、宝石としてのクオリティに差はないことがわかります。また見た目に関しても、人工と天然どちらも人々の心を魅了する美しい輝きを放ちます。
 
「婚約指輪(結婚指輪)には価値のあるダイヤモンドをあしらいたい」とお考えの方もいるかもしれません。しかし価値という点に基準を置いた場合、人工と天然の両方が優れていることになるので、どちらか1つを選ぶのは困難です。そのため、あらかじめ人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの価値は同等と考え、他の基準で比較することをおすすめします。
 

天然ダイヤモンドより安い?人工ダイヤモンドの価格相場

 
人工ダイヤモンドの価格相場は、天然ダイヤモンドの半分ほどといわれています。
天然ダイヤモンドの価格は、G.I.A(米国宝石学会)が定めた「品質評価国際基準」に基づいた4Cの評価によって決まります。一つひとつの天然ダイヤモンドで4Cの評価は異なるので、おのずと具体的な価格も変わってきます。そのため、人工ダイヤモンドの具体的な価格も一概にはいえません。天然ダイヤモンドの半分ほどと目安程度に考えておきましょう。
 
上記でもご紹介しましたが、人工ダイヤモンドの生産技術は著しく向上しています。中にはダイヤモンドの鑑定機関のひとつであるIGI(International Gemological Institute)が、そのクオリティを認めたものもあるほどです。こうした背景から、天然ダイヤモンドの価格は今後下がる可能性があるといわれています。そうなると、人工ダイヤモンドの価格相場もさらに下がるかもしれません。
 
なお、ダイヤモンドの価値については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
 
憧れのダイヤの婚約指輪!値段はどうやって決まるの?
ダイヤモンドの価格・相場についてはこちらから
 

人工ダイヤモンドを選ぶメリット・デメリット

人工ダイヤモンドを選ぶメリットには、まず「価格がリーズナブルなこと」があげられます。天然ダイヤモンドに比べると希少性が下がってしまうため、手が届きやすい価格で購入することができるのです。とはいえ、品質が悪いということは一切なく、人工ダイヤモンドだからこそ「安定した美しいダイヤモンド」を手に入れることができます。
 
天然ダイヤモンドの場合、内包物や疵が含まれるためそれぞれの石に個性がありますが、人工ダイヤモンドはほぼ同等の仕上がりになります。品質にバラつきが出ることがほとんどないため、ハイクオリティな人工ダイヤモンドを誰でも購入することができるのです。
 
人工ダイヤモンドを選ぶデメリットには「天然ではないこと」があげられます。婚約指輪・結婚指輪にあしらう宝石として天然ダイヤモンドを希望する場合は、人工ダイヤモンドそのものにデメリットに感じてしまうことも。また、人工ダイヤモンドには「高額買取が期待できない」というデメリットもあります。しかし、婚約指輪・結婚指輪は売却をするものではないので、この点に関しては大きなデメリットではないといえます。
 

人工ダイヤモンドのジュエリーを入手できる場所

人工ダイヤモンドのジュエリーは、デビアス社が立ち上げた「Lightbox(ライトボックス)」で入手できます。しかし、日本国内ではまだ購入することができません(2021年2月16日時点)。
 
このほか、2018年に開設されたブランド「LARK&BERRY(ラークアンドベリー)」や「COURBET(クールベ)」でも人工ダイヤモンドのジュエリーを入手することは可能です。ただし拠点が海外なので、気軽に購入できるとは言い切れません。
 
とはいえ、昨今は日本国内でも人工ダイヤモンドを販売しているブランドが出てきています。そのため、気になる方は探してみるとよいかもしれません。
 

どっちが相応しいの?婚約指輪・結婚指輪のダイヤモンド

 
どっちが相応しいの?婚約指輪・結婚指輪のダイヤモンド
 
ここまでを読んで、「結局、婚約指輪(結婚指輪)にはどっちが相応しいの?」と頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは見た目に差がないだけでなく、原料や成分、構造も同じであることから、比較がしづらい宝石です。そのため、悩んでしまうのも無理はありません。
 
しかし、婚約指輪・結婚指輪は愛するパートナーに贈る大切なプレゼント。せっかくなら特別感を演出でき、かつ希少性のある宝石を選びたいものです。そうなると、適しているのは天然ダイヤモンドといえます。
 
天然ダイヤモンドは、自然が生み出した特別な宝石です。簡単に発掘されるものではないので希少性が高く、無色透明ながらも煌びやかな美しさを放ちます。人工ダイヤモンドも同様な特徴をもっていますが、短期間で作れるという点から希少性は天然ダイヤモンドが勝っているといえます。
 
さらに、天然ダイヤモンドには「清純無垢」「永遠の絆」などの石言葉があります。どちらも婚約指輪・結婚指輪に適した意味であるため、指輪にあしらうことで特別感をより強調させることが可能です。
こうした点から、婚約指輪・結婚指輪にはなるべく天然ダイヤモンドを選んだほうがよいといえます。
 
とはいえ、中には「指輪の予算を抑えて、結婚式の費用に充てたい」などの理由から、天然ダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪・結婚指輪の購入が困難の方もいるかもしれません。そういう場合は、人工ダイヤモンドを選びましょう。天然ダイヤモンドよりも安く購入できるので、無理することなく指輪を用意できます。また、前述したように人工と天然で価値に差はないので、ダイヤモンドならではの特別感を演出することも可能です。
 
婚約指輪・結婚指輪を贈るにあたって最も大切なことは、パートナーへ愛する気持ちを伝えることです。そこが明確であれば、どんな指輪であってもパートナーを笑顔にできるはず。ダイヤモンドにこだわりすぎず、自分の気持ちをきちんと伝えられる指輪を選びましょう。
 
なお、ほかとは被らない婚約指輪・結婚指輪を贈りたいと考えている場合はダイヤモンドのカットにも重きを置くことをおすすめします。
 
ダイヤモンドの種類・カットについてはこちらから
 

それぞれの特徴を押さえて、指輪選びに役立てよう!

婚約指輪や結婚指輪によくあしらわれるダイヤモンド。この宝石には人工と天然の2種類がありますが、ルーツが異なるだけであって品質や価値に差はありません。また、どちらもダイヤモンドならではの美しい輝きを持っているので、婚約指輪・結婚指輪にあしらえば特別感を演出することができます。婚約指輪・結婚指輪の購入を控えている方は、ぜひこの記事で得た情報を役立ててみてください。
 

 

 
Writer bijoupiko

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