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ジュエリーショップなどで「ニッケルフリー」という言葉を見聞きしたことがある方もいるのではないでしょうか?
その言葉の通り、直訳すると「ニッケルが含まれていない」ことを意味しますが、そもそもニッケルがどのような金属なのかご存知ない方もいるようです。
そこで今回は、ニッケルフリーの意味を解説するとともに、ニッケルフリーを選ぶメリット・デメリットやニッケルフリーのアイテムの取り扱い方法などをご紹介します。
そもそもニッケルフリーの「ニッケル」とはどのような金属なのでしょうか。
ニッケルはレアメタルのひとつで、耐食性が高く錆びにくい金属です。そのため、身近なものでいうとスマートフォンや自動車、医療器具などに用いられています。
そしてニッケルフリーとは、直訳すると「ニッケルを含んでいない」ということになります。
しかし、まったく含まれていないということではなく、ごく少量含まれているものもあります。
というのも、日本にはニッケルフリーについての基準がないため、ニッケルがごく少量含まれていても「ニッケルフリー」と表記することができるのです。
そのため、ニッケルがまったく含まれていない品を探している場合には、ジュエリーショップのスタッフに確認することをおすすめします。
ニッケルフリーに似た言葉として、「ノンニッケル」があります。
ニッケルフリーがごく少量のニッケルを含むのに対して、ノンニッケルはニッケルを一切含んでいません。
ただし、これはあくまでも厳格な基準があるヨーロッパでのことで、日本では先述した通りニッケルに関する基準がないためこの違いは明確になっていません。
日本ではニッケルフリーもノンニッケルもほぼ同じだと考えてよいでしょう。
ニッケルフリーはあくまでも「ニッケルがごく少量しか含まれていない素材」という意味なので、同じニッケルフリーでも「18金のニッケルフリー」や「真鍮のニッケルフリー」などがあります。
一方、サージカルステンレスはステンレスの一種で、主に医療用として用いられている素材の呼称です。ステンレスにはニッケルが含まれていますが、サージカルステンレスはより耐食性を高めてニッケルが溶け出しにくく加工された素材となっています。
しかし、サージカルステンレスの表記に関してもニッケルフリー同様基準がないため、素材によって耐食性が異なります。
ジュエリーショップでは「ニッケルフリー」のジュエリーが選ばれる傾向にありますが、それはなぜなのでしょうか?以下では、ニッケルフリーを選ぶことでどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
ニッケルフリーを選ぶ大きなメリットとして、ニッケルが起因となる金属アレルギーが起こりづらいことが挙げられます。
そもそも金属アレルギーは、金属から溶け出したイオンを人の身体が異物とみなすことで起こります。
一口に金属といってもさまざまな種類がありますが、ニッケルはその中でも金属アレルギーを引き起こしやすい素材だといわれているため、金属アレルギーが心配な方はニッケルフリーを選ぶのも一案です。
ただし、先述した通りニッケルフリーの記載があっても、ごく少量のニッケルが含有されていることがあるので注意しましょう。
また、ニッケルが原因となるアレルギーは軽減できても、そのほかに含まれている金属が原因となるアレルギーが起こることもあります。
なかでも銅やパラジウムなどはアレルギー反応が出やすい金属といわれているため、金属アレルギーを起こしやすい方はニッケルフリーでも注意したほうがよいかもしれません。
ニッケルは耐食性が高く錆びにくい金属であるため、ニッケルフリーはこのようなニッケルのよさを活かすことができません。
たとえば、ニッケルが多く含まれているジュエリーとニッケルフリーのジュエリーとでは、含有されているニッケルの量が異なるため腐食のしやすさや錆びにくさが異なります。
このほか、ニッケルフリーはメッキが剥がれやすいというデメリットもあります。ニッケルを下地として使うとメッキが定着しやすくなり、剥がれにくくなるのです。
しかし、ニッケルフリーはニッケルの含有量が少ないため、ニッケルが多く含まれているジュエリーと比較するとメッキが剥がれやすい傾向にあります。
同じように使用していてもニッケルフリーのほうが錆びやすくメッキが剥がれやすい傾向にあるため、取り扱いには注意が必要です。
では、実際にニッケルフリーのアイテムを使用する際は、どのような点に留意して取り扱えばよいのでしょうか。お気に入りのニッケルフリーのアイテムを長く愛用するためにも、以下の取り扱い方法を押さえておきましょう。
ニッケルフリーのアイテムを身に着けたあとは、必ず汚れを拭き取りましょう。
一度身に着けたピアスやネックレスなどのジュエリーには、皮脂や汗などの汚れが付着しています。
取り外してそのまましまうと黒ずみやサビの原因となるため、汚れをきれいに拭き取ってからしまうようにしてください。
このとき、強く拭くとメッキが剥がれる可能性があるため、柔らかい布でやさしく拭くのがポイントです。
アクセサリーを着けていると、「取り外すのが面倒でついつい着けたまま入浴してしまう」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、ニッケルフリーのアイテムはニッケルを使ったアイテムと比較すると耐食性が低いため、水に濡れたり石鹸やシャンプーがついたりすることで錆びる可能性があります。
海水浴や温泉も同様に、塩水や温泉の成分で変色・変質する可能性があるので、なるべく外すようにしてください。
万が一、誤って濡らしてしまった場合は、そのままにせずすぐに水分を拭き取りましょう。
ニッケルフリーは直訳すると「ニッケルを含んでいない」ということですが、実際はごく少量のニッケルを含んでいることが多く、完全に含まれていないわけではありません。
金属アレルギー対策のためにニッケルが含まれていないアイテムを探している場合は、必ずジュエリーショップのスタッフへ確認しましょう。
ニッケルフリーを選ぶかどうかは、今回ご紹介したメリット・デメリットを参考にしてください。
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