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結婚指輪はサイズ直しをしてもよい?その方法や注意点、費用などをチェック

「結婚指輪のサイズ直し」と聞くと、「結婚指輪ってサイズ直しをしてもいいの?」と不安になる方もいるでしょう。なかには「縁起が悪いんじゃ……」と考える方もいますがそんなことはありません。2人が愛を誓い合った大切なジュエリーだからこそ、末永く身に着け続けるためにサイズ直しが必要なこともあるのです。

そこで今回は、結婚指輪のサイズ直しのタイミングやその方法、サイズ直しを依頼する前に知っておきたい注意点などをご紹介します。サイズ直しにかかる時間や費用についても触れていますので、ぜひご参考にしてください。

結婚指輪のサイズ直しって何?どんなタイミングでするの?

結婚指輪のサイズ直しとは、今の指のサイズに合わせて結婚指輪のサイズを調整することです。

長年身に着けていると、体型の変化などによりきつくなったりゆるくなったりします。そのままにしておくと指輪が抜けなくなってしまったり、指輪を紛失してしまったりすることも。もしかすると、サイズが合わなくなってしまったために、ジュエリーボックスにしまったままにしているという方もいるかもしれません。

しかし、結婚指輪は2人の愛を形にした大切なジュエリーです。いつまでも身に着け続けるためにも、「サイズが合わないな……」と感じたらサイズ直しを検討しましょう。

なかには、「結婚指輪ってサイズ直しをしてよいの?」と思う方もいるでしょう。結論からいうと、結婚指輪はサイズ直しをしても問題ありません。指輪のサイズ直しをすることで今の指にぴったり合うようになるので、「ゆるい」「きつい」などと感じることなく身に着けることができるようになります。サイズが合わなくなってきたと感じたら、無理に着け続けずお直しを検討することをおすすめします。

結婚指輪のサイズ直しはどこでやる?サイズ直しの方法とは

では、結婚指輪のサイズ直しはどこに依頼すればのでしょうか。以下にて、サイズ直しができる場所とお直し方法についてご紹介します。

サイズ直しができる場所

結婚指輪のサイズ直しができる場所は、大きく分けて2つあります。

結婚指輪を購入したジュエリーショップ

サイズ直しができる場所のひとつが「結婚指輪を購入したジュエリーショップ」です。店舗によってはアフターサービスが利用でき、サイズ直しが無料になるケースもあります。利用できる期限や回数が設けられていることがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

ビジュピコ(BIJOUPIKO)のアフターサービス

修理専門店

結婚指輪のサイズ直しは「修理専門店」に依頼することも可能です。修理専門店には、幅広い素材のサイズ直しにも対応できるよう、技術を習得した職人が在籍しています。ジュエリーショップでのお直しを断られた指輪も相談ができる場合があるので、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

なお、構造上などの理由からサイズ直しができない場合があるだけでなく、購入したブランドやメーカーによっては修理専門店でサイズ直しをすると2次加工品となり、正規品としての認定がなくなるケースがあるため、サイズ直しをする前に確認しておくようにしましょう。

サイズ直しの方法

結婚指輪のサイズ直しの方法は指輪のサイズを大きくする方法と、サイズを小さくする方法です。

指輪のサイズを大きくする方法

指輪のサイズを大きくする方法には、たとえば「素材を付け足す」というものがあります。指輪をカットし、そこに同じ素材を付け足すことでサイズを大きくするのです。おもに、溶接が可能なプラチナやゴールドの指輪のサイズ変更に用いられます。形を整えるのはもちろん、磨き上げまで行うので、付け足した部分が目立つ心配はほとんどありません。

このほか、「指輪そのものを叩いて伸ばす」という方法もあります。溶接が困難なジルコニウムやチタンなどの指輪で用いられることが多いのが特徴です。指輪そのものに強い衝撃を与えるので、刻印したメッセージがつぶれてしまったり、デザインが少し変化したりする可能性があります。

さらに、「指輪の内側を削ってサイズを大きくする」という方法もあります。しかし、この方法だとリングの厚みが薄くなり強度が落ちるリスクがあるため、あまり一般的ではありません。ある程度厚みのある指輪にしか行えないだけでなく、内側を削ることで刻印も消えてしまう可能性が高くなります。着け心地も変わってくるため、この方法でサイズ直しを行っているところは少ない傾向にあります。

指輪のサイズを小さくする方法

指輪のサイズを小さくする方法には、「指輪の一部を切り取る」という方法があります。指輪のサイズを大きくする方法のひとつである「素材を付け足す」と同様に、溶接が可能なプラチナやゴールドの指輪のサイズ変更に用いられることがほとんどです。指輪の一部がなくなってしまうので、カットする場所によってはデザインが変わってしまう可能性もあります。そのため、この方法でサイズを小さくする場合は、サイズ直し後に整合性が取れるよう、どこを切り取るかジュエリーショップまたは修理専門店に相談しておくことが大切です。

このほか、「指輪の内側に新たなパーツを付ける」というものがあります。指輪そのものの内径を小さくすることで、デザインはそのままにサイズだけを小さくします。指輪の厚みが変わることで装着感も変化するという注意点もあるので、せて押さえておきましょう。

上記でご紹介したそれぞれの方法はあくまでも一例です。サイズ直しの方法はほかにもあるので、どの方法がよいかしっかり確認して決めましょう。

結婚指輪のサイズ直しをする際の注意点

上述したように、結婚指輪のサイズ直しといってもさまざまな方法があります。どの方法にもメリット・デメリットがあり、指輪のデザインや素材によっては希望する方法でのサイズ直しができないこともあるようです。以下では、デザイン・素材・回数に分けて、結婚指輪のサイズ直しをする際の注意点を紹介します。サイズ直しを検討している方は、あらかじめ確認しておきましょう。

デザイン

一般的にサイズ直しが難しいといわれているのは、指輪全体にデザインが施されたものです。例えば宝石がまんべんなくあしらわれたフルエタニティーや、長文の刻印が施されていたりするものなどがあげられます。これらはサイズ直しをするうえでデザインが変わってしまう可能性が高いため、そのことを了承した上で依頼する必要があります。

このほか、ミル打ちの結婚指輪もサイズ直しが困難とされています。なぜなら、ミル打ちはサイズ直しをすることでデザインが崩れやすくなってしまうからです。ミル打ちは地金の粒を表面に彫ることで、点の繋がりが線のように見えるデザインです。サイズ直しによってデザインが損なわれてしまう可能性が高いことから、難しいケースが多いでしょう。しかし、半周だけミル打ちを施したデザインであれば、サイズ直しが可能なこともあります。

なお、ミル打ちの結婚指輪のサイズ直しについては以下の記事でご紹介しています。併せてご確認ください。

ミル打ちの結婚指輪のサイズ直しはできる?汚れない?気になるポイントについて

素材

サイズ直しが難しい素材にはステンレスやチタン、ピンクゴールドなどがあげられます。これらの素材は硬く、加工がしにくいためサイズ直しが困難だといわれています。とはいえ、絶対にサイズ直しができないというわけではありません。ジュエリーショップによっては対応できることもあるため、まずは相談してみましょう。

回数

結婚指輪のサイズ直しができると知って「サイズが合わなくなったら何度でもサイズ直しをすればよい」と考えている方もいるでしょう。しかし、指輪のサイズ直しは何度もできるわけではありません。というのも、サイズ直しを繰り返すと金属疲労が起きたり、指輪の厚みが薄くなったりします。そうすると負荷がかかった際に破損しやすくなってしまうのです。ジュエリーショップによって、あるいは指輪のデザインや製造方法によって、サイズ直しの限度回数が設けられていることがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

結婚指輪のサイズ直しにかかる時間と費用と相場

結婚指輪のサイズ直しには、どれほどの時間と費用がかかるか気になる方もいるはずです。「指輪が必要な日に間に合わなかった」「思ったよりも高くなってしまった」ということを避けるためにも、あらかじめサイズ直しにかかる時間や費用を押さえておきましょう。

サイズ直しにかかる時間

サイズ直しの期間は、方法や難易度はもちろん、サイズ直しを依頼したジュエリーショップや修理専門店によって異なります。そのため「サイズ直しにはこれくらいの時間がかかる」とは一概にはいえませんが、手元に戻ってくるまでに1ヵ月程かかるケースが多いようです。サイズ直しをする際は、余裕を持って依頼することをおすすめします。

サイズ直しの費用

サイズ直しの費用も一概にはいえませんが、サイズを小さくする場合は3,000円〜で依頼できることが多く、サイズを大きくする場合はそれに地金代がかかります。ただし、これはあくまでも目安であり、指輪のデザインなどによっても費用は変わってきます。場合によっては刻印の入れ直しが発生したり、変形に伴う歪み直しの料金が発生したりすることがあります。そのため、相場を鵜呑みにせず、まずは見積もりを出してもらうことが大切です。

サイズを小さくする場合とは異なり、サイズを大きくする場合に関しては、相場と呼べるものはありません。なぜなら、サイズ直しの方法や使用する素材、指輪の意匠などによって費用が大幅に変動するためです。

たとえば、素材を付け足す方法でサイズを大きくする場合は、新たにプラチナやゴールドを付け足してサイズを大きくするため追加料金が発生します。素材によってどれほどの追加料金が発生するかは異なるため、一概に相場を出すことはできません。こうした点から、サイズを小さくする場合と同様、事前に見積もりを出してもらうことが大切といえます。

なお、結婚指輪のサイズ直しについては以下の記事でもご紹介しています。併せてご確認ください。

結婚指輪のサイズ直しをするならここに注意!

サイズ直しは縁起が悪いってホント?

指輪のサイズ直しではアーム部分をカットするため、「切る=縁を切る」と連想されることから結婚指輪のサイズ直しは縁起が悪い聞いたことがある方もいるでしょう。

しかし、指輪がきつくなったり、ゆるくなったりしても「縁起が悪いから」とサイズ直しをしないのは、あまりおすすめできません。

きつい指輪を着けたままだと、指が圧迫されて血流が悪くなってしまう恐れがあります。さらには指輪が抜けなくなり、消防署などで指輪を切断してもらわなければならないケースも。反対に、サイズがゆるいと指輪が抜け落ちてしまい、紛失するリスクがあるので、サイズ直しをすることが大切です。

縁切りを連想させるといわれるサイズ直しですが、現在では「切る=未来を切り開く」という前向きなイメージもあります。また、一度切った指輪を再度繋ぎ合わせることから「切っても切れない縁」を連想するケースもあるようです。

どの「切る」を重要視するかは2人が決めることですが、サイズ直しが決して悪いイメージだけではないことは知っておきたいものですね。

サイズ直しが難しいといわれたら……

では、もし「サイズ直しが難しい」といわれてしまったらどうしたらよいのでしょうか?

例えば、ダイヤモンドなどの宝石がアーム全体にあしらわれたフルエタニティーの結婚指輪やこだわりのミル打ちの結婚指輪、硬度の高いチタンやタンタルなどを使った結婚指輪などは、サイズ直しが難しい傾向にあるようです。

この場合、「サイズ直しができないなら仕方ない……」とジュエリーボックスにしまったままにする方もいますが、チェーンや革紐を通してネックレスにするのがおすすめです。ネックレスにすることでしまいっぱなしになることがなく、大切な結婚指輪を肌身離さず身に着けることができます。とくに妊娠・出産により一時的にサイズが変わっている場合は、サイズ直しをするよりもネックレスにしたほうがよいかもしれません。

また、ビジネスシーンでは結婚指輪であっても、指輪の着用が禁止されていることもあります。しかし、ネックレスにして洋服の中に隠しておけば、指輪は目立たないため着用が認められることもあるようです。プライベートでは身に着けて仕事では外すなど、着脱の回数が多くなるほど紛失するリスクも高くなるので、結婚指輪を仕事柄身に着けることができないという場合は、チェーンを使ってネックレスにしておくのも一案です。

もし、ネックレスにするにあたりどのようなチェーンを選べばよいのかわからないという場合は、結婚指輪と同じ素材、または同じカラーを選ぶと一体感が生まれるでしょう。

ただし、指輪をネックレスにすると、素材によっては指輪の内側がチェーンと擦れて傷がついてしまう恐れがあります。指輪が傷つくのが嫌という場合は、革紐を使うか、ネックレスにするのは避けたほうがよいでしょう。

結婚指輪がきつい・緩いと感じたら積極的にサイズ直しを検討しよう

2人の愛の証である結婚指輪はずっと身に着けていたいもの。しかし、年齢を重ねるにつれて体型が変化し、「指輪がきつくなった」「指輪が緩くなった」ということも珍しくありません。結婚指輪のサイズが合わないと身に着けることができなくなってしまうため、「きつくなった」「緩くなった」と感じたらサイズ直しを検討しましょう。サイズ直しの費用は、アフターサービスの内容や直し方によって変わってきます。あらかじめ費用やサイズ直しの方法などを確認しておくことで、「費用はどれくらいかかるのか」「刻印が消えることはないのか」などの疑問を解消することができるでしょう。

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