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婚約指輪の印象はカラットで変わる?ダイヤモンドを選ぶコツ

婚約指輪を選ぶときに気になるのが、ダイヤモンドの大きさです。なんとなく耳にする「カラット」という単位は何を指すのか、ここではじめて疑問に感じる方も少なくないでしょう。 そこで今回は、ダイヤモンドの「カラット」の意味や大きさによる印象の違い、ダイヤモンドつきの婚約指輪を選ぶときのポイントなどをご紹介します。

「カラット」でダイヤモンドの大きさがわかる

「Carat(カラット)」とは、ダイヤモンドの重さのこと。一般的には大きさだと認識されていますが、重さを表す単位です。重くなるほどに希少なダイヤモンドとして価値が上がり、高価になっていきます。同じカラット数でもカットの種類によって大きさが異なる場合がありますが、同じようなプロポーションのカットなら「カラット数が大きくなる=サイズが大きくなる」と考えて問題ありません。

なお、カラットは4Cの中でもっとも素人目で違いがわかりやすいので、一般的にダイヤモンドの価値を表現するときに用いられやすい言キーワードになっています。

ダイヤモンドの価値を決める要素は、カラットのほかに「Color(カラー/色)」「Clarity(クラリティ/透明度)」「Cut(カット/プロポーション、形状)」があり、4つの頭文字から「4C」と呼ばれています。ちなみに、カラットの単位表現は「ct」です。

なお、カラットの詳しい内容については以下の記事でもご紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

ダイヤモンドの「カラット」って何?その意味と輝きとの関係性についてご紹介

先輩カップルに選ばれている人気が高いカラット数は?

では、先輩カップルにはどのカラット数が選ばれているのでしょうか。

ゼクシィ結婚トレンド調査 2019」を参照したところ、婚約指輪にあしらうダイヤモンドのカラット数でもっとも人気が高いのは、「0.2カラット〜0.3カラット未満」の34.5%でした。次に「0.3カラット〜0.4カラット未満」の25.3%、「0.4カラット〜0.5カラット未満」の9.4%と続きます(全国(推計値))。

妻の年齢別に見てみると、24歳以下で一番選ばれているのは「0.2カラット~0.3カラット未満」で38.7%です。それに対して35歳以上で多いのは「0.3カラット~0.4カラット未満」の30.6%となっており、女性の年齢が上がるほどに大きくなる傾向があると読み取れます。

年齢が上がるとパーティーなどかしこまった席に出る機会も増えますし、一般的に若い頃に比べて自分やパートナーの年収も上がっていく可能性がある分、価値のある大きなダイヤモンドを選んでいると考えられます。

なお、ダイヤモンドのカラット数については以下の記事で詳しくご紹介しているので、合わせてご覧ください。

0.3カラットの婚約指輪はなぜ人気?先輩花嫁に調査しました

なぜ人気?0.2カラット〜0.4カラットが選ばれている理由

婚約指輪に0.2カラット〜0.4カラットのダイヤモンドが選ばれている理由には、「大きさのバランス」があげられます。0.2カラットは約3.8mm、0.3カラットは約4.3mm、0.4カラットは約4.8mmとなっており、どれも小さすぎず大きすぎないので指輪とのバランスがよく、手元をより美しく演出するのです。

このほか、「デザイン数が豊富」な点も人気の理由としてあげられます。カラット数が大きすぎるとボリュームが出てしまいデザイン性に偏りが生じてしまいます。その点、0.2カラット〜0.4カラットのダイヤモンドであればどのデザインにもマッチしやすいため、好みに合う婚約指輪を見つけることが可能です。

各カラットの大きさはどのくらい?サイズを押さえておこう

満足してもらえる婚約指輪を購入するためにも、各カラットの大きさについて知っておきましょう。

0.1カラットのダイヤモンドの直径は約3.0mmです。そして前述したように、0.2カラットは約3.8mm、0.3カラットは約4.3mm、0.4カラットは50円玉の穴の大きさとほとんど同じ約4.8mmとされています。

0.5カラットの大きさは約5.2mmで、5円玉の穴の大きさとほとんど同じにです。0.6カラットは約5.5mm、0.7カラットは約5.8mm、0.8カラットは約6.0mm、0.9ctは約6.3mmといわれています。最後に、1.0ctは約6.5mmとなり、0.1カラットの約2倍の大きさになります。

カラット別の印象の違い

ダイヤモンドのカラットによって、どのくらい印象が変わるのでしょうか。

さりげない輝きが好感度の高い「0.3カラット」

前述の調査でも人気の高かった0.3カラットのダイヤモンドは、宝石としての存在感もありながら、控えめで上品な印象も受けます。「せっかくの婚約指輪だからやっぱりダイヤモンドがついているものがよい」という方にとってはほどよい価格のものが多いようです。

0.3カラットの婚約指輪はなぜ人気?調査結果から判明した理由とは

予算と見映えのバランスが良い「0.5カラット」

0.5カラットは、ダイヤモンドの存在感はしっかり欲しいけど、費用はほどほどに抑えたいという方におすすめです。大きすぎず、小さすぎず、指の太さも選ばないので、誰にでも似合いやすいちょうどよいサイズといえます。

圧倒的にゴージャスな存在感の「1カラット」

1カラットになると、その数字を聞くだけで豪華さを感じさせます。大きさで表すと約6.5mmなので、実際に見ても随分ゴージャスな印象となります。

婚約指輪はプロポーズの証でもありますし、また、次世代に受け継ぐ「家の資産」としての側面も持ちます。1カラットのダイヤモンドであれば、その役目も十分に果たせるはずです。

カラット別に見る婚約指輪の平均相場

では、カラット数を基準にした婚約指輪の金額は、それぞれどれほどになるのでしょうか。

多くの方に支持されている0.2カラット〜0.4カラットの場合、平均相場は約34万円です。0.1カラット~0.2カラットであれば約20万円、0.4カラットになると約40万円となります。もちろん、婚約指輪に使用される素材やブランドなどによっても価格は異なるため、必ずしも上述した金額になるとは限りません。あくまでも目安として捉え、予算を立てることをおすすめします。

婚約指輪の相場はどれくらい?併せて覚えておきたいダイヤモンドの平均カラット数

カラット数はそのまま!婚約指輪の費用を下げるコツ

「パートナーに喜んでもらえるサイズの婚約指輪を購入したい」と考えても、予算内に収まらず悩んでいる方は決して少なくないはず。カラット数を変えずに予算内で婚約指輪を購入したい場合は、コツを知っておくことが大切です。

費用を抑えるコツには、たとえば「素材を変える」というものがあります。仮に、プラチナの婚約指輪を選んでいる場合は、それをゴールドやシルバーなどほかの素材に変更することで費用を抑えることができます。というのも、プラチナは希少性が高いため、その分婚約指輪の価格も高くなる傾向にあるのです。そのため、費用を予算内に収めることに重きを置くのであれば、ゴールドやシルバーを選ぶのが堅実といえます。

このほか、「カラット以外のグレードを下げる」というコツもあります。婚約指輪(ダイヤモンド)は、カラットの評価だけで価格が決まっているわけではありません。カラーとクラリティ、カットも価格に大きく関係しているため、これらのグレードを下げることで全体的に価格を抑えることができます。

カラット以外は何がある?ダイヤモンドの評価基準の「4C」とは

前述したように、ダイヤモンドはカラットだけで価値が決まっているわけではなく、「4C」のすべての要素で決まります。4Cにはカラット以外に「カット」「カラー」「クラリティ」があり、それぞれのグレードによってダイヤモンドの価値が確定します。

カット

カットは、ダイヤモンドの形状・プロポーションを指す要素です。そのグレードは全5段階で評価されており、最高位は「Excellent」。次に「Very Good」「Good」「Fair」と続き、最下位が「Poor」となっています。「Excellent」はさらにそこから3つに細分化され、そのうちの1つである「3EX H&C」がカットの中でも最高級のグレードになります。

カラー

カラーはダイヤモンドの色合いを指す要素です。「D〜Z」までの全23段階で評価されており、無色透明なほどグレードが高く、その分価値も高くなります。カラーの最高グレードは「D」で、黄色味を帯びているダイヤモンドは最下グレードの「Z」と評価されます。

クラリティ

クラリティは、ダイヤモンドの透明度を指す要素です。ダイヤモンドにはインクルージョンと呼ばれる内包物や疵が含まれており、それらが少ないほど評価・価値は高くなります。グレードは全6段階で評価され、最高位は「FL」です。次に「IF」「VVS」「VS」「SI」と続き、最下位は「I」になります。

なお、4Cについては以下の記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

ダイヤモンドのランクは「4C」で決まる!概要を押さえて指輪選びに役立てよう

婚約指輪・結婚指輪の費用相場

婚約指輪・結婚指輪を購入している先輩カップルは、それぞれにどの程度の費用をかけたのでしょうか。

婚約指輪

ゼクシィ結婚トレンド調査 2019」を参照したところ、婚約指輪における購入額の平均は「35.5万円」でした。もっとも多かったのは「30万円〜40万円未満」の27.7%、次いで「20万円〜30万円未満」の20.8%、「40万円〜50万円未満」の14.4%となっています(全国(推計値))。

結婚指輪

同調査によると、結婚指輪の平均購入額は「24.2万円」でした。もっとも多かったのは「20万円〜25万円未満」30.9%で、次に多かったのは「25万円〜30万円未満」の15.1%、そして「15万円〜20万円未満」の13.5%と続いています。(全国(推計値))

上述した結果から、「結婚指輪よりも婚約指輪に費用をかけているカップルが多い」ということがわかります。

なお、婚約指輪・結婚指輪の費用相場については以下の記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

婚約指輪・結婚指輪の相場はいくら?年代別の傾向を調査しました
30代のマリッジリングの相場は?予算を抑えるポイントも解説!

婚約指輪を選ぶときのポイントは?

彼女に喜んでもらえる婚約指輪を選ぶためには、どのようなポイントを重視して選べばよいのでしょうか。以下では、婚約指輪選びで参考になる6つのポイントについてご紹介します。

彼女の好み

婚約指輪選びで何よりも大切なのは、彼女の好みに合っているかということ。彼女のファッションやカジュアルジュエリーのテイストを日頃からチェックしておくと、「大きすぎるダイヤモンドは合わないかな」「キラキラした持ち物をよく持っているから、しっかり存在感があるものが好きだろう」などとイメージが膨らみやすくなります。

なお、ブライダルジュエリーショップのスタッフに相談するときに、彼女のファッションや持ち物などを伝えるとプロの目線でアドバイスをしてくれます。

彼女の価値観

たとえば、彼女に大きなダイヤモンドを贈ったとしたら、「素敵!私のことを大事に思ってくれているのね!」と喜んでもらえるでしょうか。それとも、「いくらかかったの?結婚にかかる費用はほかにもあるのに」と金銭感覚の面で将来に不安を感じさせてしまいそうでしょうか。
ダイヤモンドは高価なものなので、彼女の価値観を考慮しつつサイズ・4Cのグレードを選ぶと失敗を防ぎやすくなるかもしれません。

彼女のライフスタイル

彼女の職業などから考えて、婚約指輪を日常使いできるかどうかを想像しましょう。保育士や美容師といった職業の方や、銀行窓口などの堅い職場、衛生面でNGとされる飲食業など、仕事中に着けられない場合は、豪華なダイヤモンドの婚約指輪をもったいないと思わせてしまうかもしれません。

また、女性の多い職場などでは嫉妬の対象になってしまうこともあります。そんな方には、婚約指輪はシンプルなものにしておいて、ダイヤモンドのネックレスなどほかに身に着けやすいものを合わせて贈るのも一案です。

彼女の身体のサイズとのバランス

身長や指のシルエットによってもダイヤモンドの大きさの印象は変わってきます。同じ0.3カラットでも150cmの女性と170cmの女性なら、バランス的に違って見えるでしょう。また、指輪の号数によってもバランスのとれたカラットが変わるという見方もあります。

ダイヤモンドのカラット数と指輪のデザインのバランス

一粒の大きな宝石がついた指輪のデザインを「ソリティアリング」といいます。ダイヤモンドをはじめとする宝石の存在感が印象を左右するので、ある程度大きなカラットのもののほうが特別であることを感じさせてくれそうです。

また、アームに小さなダイヤモンドを敷き詰めたデザインの「パヴェリング」は、センターダイヤモンドが大きすぎると指輪の主張が強くなりすぎる可能性があります。婚約指輪のセンターに埋めるダイヤモンドのサイズと指輪全体のデザインのバランスも、ジュエリーショップで相談してみるのがおすすめです。

彼女に喜ばれる婚約指輪をセレクトしよう!

婚約指輪は女性にとって一生の宝物。夫婦2人で身に着ける結婚指輪とはまた違った「特別なブライダルジュエリー」としての意味を持つものです。そのため、ダイヤモンドの大きさにはとくにこだわって、彼女を笑顔にする婚約指輪を選びましょう。今回ご紹介した内容を参考にしつつ、生涯にわたって彼女を大切にするという決意を込めて婚約指輪を選んでみてください。

なお、婚約指輪については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

婚約指輪の相場・選び方・購入方法がわかる!プロポーズ前に読みたい特別マニュアル

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